見出し画像

THE SURFERS JOURNAL JAPAN 10.1 入荷 / 「LOGGING BLUES ~ロングボーダーの憂鬱~」について、後記。

みなさま、こんにちは、
THE SURFERS JOURNAL JAPAN 10.1が入荷しました。
いつも、販売用としてのサーファーズジャーナル日本版は仕入れないのですが、今回はオリジナルコンテンツで、自分が原稿書きましたので、ぜひみなさまに直接お届けできればと思い、仕入れました。


画像2

<フィーチャーストーリー>
■今号の日本版オリジナルコンテンツは、日本を代表するワールドクラスのログ・ライダー、瀬筒雄太による書きおろし原稿。昨今、にぎわいを見せている現代のロングボードシーンを、ロングボードが歩んだ歴史、そして自身が辿った道をふりかえりながら表現した。

画像1

LOGGING BLUES
「ロングボーダーの憂鬱」
文:瀬筒雄太

あなたは、ボンガ・パーキンスを知っているだろうか。地球上で、もっとも美しいラインを描くロングボーダーのひとりだ。ハワイアンらしく大きな体を持ちながらも、きわめてスムースな滑りを見せ、パイプラインのセカンドリーフでノーズライドしたかと思えば、インサイドボウルで巨大なバレルに包まれていく。神々しささえ感じるそのライディングは、何度見ても飽きることがなかった。そんな彼のロングボーディングを思い浮かべては、現代のロングボードシーンについて、悶々とした気持ちを抱いてしまう。

ということで、ここから先はぜひ購入してお読みください。

今回の原稿、いろんな意味で
ロングボードに対して、率直に向き合いました。
けっして、ポジティブでハッピーな原稿ではありません。
憎しみに似た愛情、ってあると思います。それに近いです。
自分にとってのロングボードって、そんなもんです。
好きか嫌いかって言ったら、嫌いかもしれません。

かれこれ8年ほど、ON THE BOARD / NALU / BLUE / SURFIN LIFE / SURF MAGAZINE などなど、さまざまなサーフィン雑誌やウェブ媒体で書く仕事をさせていただきました。けっして「書くプロ」ではないのにも関わらず、お仕事をいただけたことは、本当に感謝しています。

書くことで、それらの憎しみを吐き出していた節もあります。
ただ、「そういう」のは、今後はほどほどにしていきたいです。笑

実際には、この原稿も、とても苦労しました。
しぼりにしぼった、苦悩の原稿です。笑
おかげさまで、いまはもう、書きたいことはほとんどありません。笑

これまでの表現は、ポジティブでハッピーなものでなければいけないと思っていましたが、そうでなくてもいいんですね。なかなかそう思えませんが、最近はようやく、そう思えるようになってきました。

この原稿は、それを確かめるための機会だったように思います。
ストーリーはもとより、悶々とした読み応えも、楽しんでいただければ幸いです。

ぜひ、以下のリンクよりお買い求めください。

YRオンラインストアからご購入いただいた際には、メッセージを添えてお送りさせていただきます!!

YUTA


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?