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高ストレス職場を見つけるだけじゃない!ストレスチェック集団分析の活用法It is not just to find a high-stress workplace! - How to Use Stress Check Organizational Analysis



ストレスチェックの集団分析を効果的に活用するには、事前の設計が鍵になります。

その中で大事な1つのポイントが、ストレスチェックで何を確かめたいのかの視点を定めることです。「ストレス状態が悪い・高ストレス者が多い組織を発見したい」というのが最も一般的な目的かと思いますが、それ以外にも様々な目的でストレスチェックの集団分析結果を活用することができます。

その際の大事な視点が「人事課題・組織課題と結び付けて考える」ということです。鶴川さんのケースではオンボーディング期の不調、1on1の効果検証などの例を挙げましたが、他にも、人事課題と結び付けてストレスチェックの分析を行っている例をいくつかご紹介します。

若手の離職
・5年目までの年次については、1年刻みで属性情報を取得し年次ごとに分析 ・ワークエンゲージメントと関連が高い尺度(※)を分析し、その尺度を中心に年次・職種ごとに状況を把握
※統計的な処理によって分析を行います。企業や属性ごとに違いはありますが、ワークエンゲージメントと相関関係が強い傾向のある代表的な尺度には「仕事の意義・働きがい」などがあります。

■リモートワーク頻度によるストレス状況の違い
・出社頻度についての属性項目を追加、出社頻度ごとの傾向を分析
・ストレスの状況に加え、コミュニケーションの取りづらさや周囲のサポートが不足しがちであると仮説を置き、「部署レベルの資源」及び「職場の一体感」を中心に着目

上記の例のように、ストレスチェックの集団分析結果は、職場改善の材料として現場管理職などにフィードバックする以外にも、様々な問題の把握や検証に活用することができます
人事・産業保健スタッフの立場での代表的な活用目的のパターンをご紹介しますので、「こういう視点でも集団分析結果を見るとよいかもしれない」を考える際の視点としてご活用ください。

上記の画像はクリックすると拡大できます。
また、↓からダウンロードすることもできます。



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