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思いがけない職場の危機に備えて~ショックな出来事からの回復を支えるクライシスケア~  Be prepared for unexpected workplace crisis ~Crisis Care to Support Employees' Recovery from an Unexpected Event~


※1 BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)…危機的状況下に置かれた場合でも、重要な業務が継続できる方策を用意し、損害を最小限に留め、中核事業の早期復旧を図るための計画。 
※2 CMP(Crisis Management Plan)・・・実際に危機が発生した際に、被害を最小限に抑えるために事態の発生直後から混乱収束までの比較的長い時間軸で考える行動計画



 通常の業務を中断する必要があるほど職場全体が混乱する事態、これが「職場のクライシス」です。例えば、従業員の事故や自殺、コンプライアンス違反や不祥事などの事件、事業閉鎖や合併・リストラ、天災などです。
 混乱時には経営陣と現場との間に「情報の空白」が生まれ、職場の信頼関係が損なわれることがあります。場合によってはマスコミからの情報が不用意に先行するなど、混乱に拍車が掛かる場合もあります。
 
 クライシス発生時のタイムリーかつ適切な専門家による介入と対処は、このような事態によって起きうる従業員の心理面の混乱について、効果的な回復サポートを提供することができます。
 クライシス発生時には、人事部門の方などは外部・内部の対応に追われ、心身の負担がかかり余裕が無くなりやすくなります。また、クライシスの内容によっては、会社としての体裁を重んじるあまり、自社で抱え込もうとする意識が働きやすくなり、結果的に社員のケアまで手が回らなくなる、ということがよくあります。

 クライシスはもちろん起きないことが一番よいのですが、万が一起きてしまったとき、社員の混乱や心理的影響の長期化を防ぎ、生産性の低下を回復させるための頼れるリソースとして、ピースマインドのような心理専門家がいることを、ぜひ頭の片隅に留め置いていただければと思います。


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