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モバエム担当上位イベント「粛正のJAILER」を走り終えたPの振り返り

お疲れさまです。アイドルマスターSideMで、鷹城恭二と眉見鋭心を担当している地獄のデストロイ子と申します。ゲーム内では「アッフンP」を名乗っています。

先日、モバゲー版アイドルマスターSideMで担当のイベント「粛正のJAILER ~美味しい料理と共に~」があり、そして終わりました。
普段こうして文章を残すことをしないPですが、どうしても書きたいなと思ったことがあり長文をしたためています。
次のお月見イベも終わろうとしているこのタイミングですが…。

なおこの記事は、走行の記録でも備忘録でも、すごい成績を残した話でもなく。ただ担当のために走った「最後のイベント」の日記というか振り返り?でもモバエムで関わってくれた同僚や仲間へ贈るつもりで書きました。
個人的な話がほとんどです。


イベントの概要
粛正のJAILER ~美味しい料理と共に~
上位報酬SR:鷹城恭二
期間:2022年9月14日~9月23日(10日間)
イベント形式:ビンゴ
個人的な目標:100位圏内(2枚取り)で上に行けるところまで



恭二Pは二度死ぬ

8月28日、山村が9月の予定表をに持ってTwitterやってきた。

被弾。完全に語彙をなくす。内容から衣装絶対に性癖のデパートじゃんと悟る。は?いや~~~~もうシルエットの時点でやばない?帽子?その手に持ってんの何??オタク大好きなやつじゃん。

鞭ではなかったが。

この前日の配信で、12月の7th横浜公演で恭二役の梅原氏が数年ぶりにSideMのステージに立つことが発表されていました。Beitにローソンコラボのお仕事ももらえたしね!鷹城恭二担当のHPはもうゼロよ!急な恭二で短期間に何度も刺しに来るのはやめてほしい。嘘。もっとください。嬉しいです。

その日は突然やってきた

そんな高いテンションで次のイベントを楽しみにしていた9月1日

高いテンションに一気に水を差された。そうじゃなくてもきっと差されていたとは思うけど。ゲーム触っている人しか目にすることがない場所で「更新の縮小」という信じたくないお知らせが出ていて、Twitterのタイムラインは一気に不安で包まれた。そりゃそうだ。
(このときはSideM公式やアイマス公式からもっと詳細なアナウンスが出るものだろうと信じて疑っていませんでした)

ちなみにこの時、私は数日間続いていた胃痛に耐えられなくなり不眠状態になっていたので検査のため病院に向かおうとしていたところでした。こんなお知らせ見たら胃痛加速しちゃうよ。
テンションが下がり切った状態で家を出るやいなやゲリラ豪雨がくる。滝のような雨と雷が鳴り響く中病院へ。
車の窓にたたきつける大粒の雨が、まるで私の涙のかわりに窓を伝って流れていくように見えました。

更新縮小のお知らせをうけて、タイムラインには走馬灯のごとくモバエムの話があふれ始めていました。私も銀トロや金トロを初めて取った思い出のタグに便乗して当時を思い返すなど。

9月いっぱいをもって、イベントの供給が止まる。いつか自分からイベント走るのをやめる日が来るのだろうか、と漠然と思うことはあったけども。ラストランは、望まぬ形で向こうからやってきてしまった。ハワイイベでの悔しさを知って以来、自分なりに強い心を持って…と思って走ってきた恭二上位のイベントたち。こんな形で引き際が用意されるとは思わなかったな……。せめてもう一回今のチームでチムイベを走るチャンスくらいはほしかった。

始まってしまった最後のイベント

イベント予告の日。

絵やばくない?狂うわこんなの。言われずともやる気だったがやるしかないね。

担当じゃないPも、手持ちのアイテム全部突っ込む勢いでイベント走るのでは?という話もちらほらと流れてきて、このとき時間とアイテムは本当に不安でしょうがなかった。先月からつい最近まで、P的な意味の副業は今年一番のピークぶりを更新していました(胃痛の原因じゃないかなーと思いつつ……)
きっとイベント形式はビンゴだろうとも思っていました。ビンゴは時間もかけないとポイント積めないので…。あと期間長め。積み重ねが大事。
厳しい長期戦を覚悟しつつ、悔いがないようやり切るつもりで誕生日特効などの準備を進めていました。

9月14日がやってきてしまった。

この日も夕方は検査で病院にいて、イベントのスタートが切れたのは夜になってから。それでもガシャだけは開始直後に引いてるの本当にうける。
ちなみに英雄さんは初回の18連からきてくれました…やさしい……。
恭二のボーナスやばすぎて死んじゃうかと思った。医者を呼べ(ついさっきまで病院にいたのに)
パーチケは40枚くらい突っ込みましたが、まあ出ませんでした。恭二の時はいつもそう。なんとしても報酬で俺を掴み取れという担当からのメッセージ。燃えてきますね。

心のクラウドファンディング

そんな矢先、同僚Pたちからいつもの差し入れとは桁が違う数のアイテムが続々と届くようになっていました。同僚外のフォロワーPさんも、仲介を探してまでアイテムを送り届けてくれる。受け取っても届く通知。ありがたくも申し訳ない。
みんな口をそろえてこう言ってくれる。

「最後まで悔いがないように走ってほしい」
「私はもう走る機会がないから今走ってる人へ」


ギフトはイベント開始2日目くらいまでがピークだったものの期間中割とずっと送られてきていて。最初は不安を覚えていたアイテムの数も、イベント4日目くらいからはまったく心配がなくなっていました。むしろ使う時間が足りないくらいに…

さらに走っている最中、アイテムを送ってくださったフォロワーさんのツイートを見つけて私は大泣きすることになります。そこには、私にアイテムを託したのは「テニミュの『夢をつなげ』の感情だ」(要約)と書かれていました。

俺の夢は お前の夢さ
同じ夢を見てきた

俺の明日は お前の未来
共に生きる仲間さ

すがろう 強さに
ゆだねよう 優しさに

信じよう お前の勝利を
それは俺の喜び

俺の夢は お前の夢さ
同じ夢をつなごう

だからまた 競い合える
そしてまた 競い合おう

https://www.joysound.com/web/search/song/81119

ねえーー泣かずにいられますかこんなの……テニミュに詳しくないことを後悔する日が来るなんて。
詳しそうなフォロワーにどういう歌なのかも聞きました。また泣きました。いつか、この歌が歌われている舞台の映像は見てみようと思います。

多くのPさんたちから送ってくれたアイテムが、本当は次の担当のイベントやカードのトレードに備えて蓄えられていたものだと知っています。時に、アイテムの価値以上の何かを連れてくることも知っています。
でもモバエム規模縮小で先行きが見えない中、それを使う未来が望めなくなった今、「今」走る私に託してくれたものだ。

「そうか、これは心のクラウドファンディングなのかもしれない」

アイテムを受け取るたび、「私の分まで走ってくれ」と手を重ねられているような思いでした。

数の大小にかかわらず物資送ってくださった皆様には本当に何度お礼を言っても足らないです。いつか何か別の形でご恩を返せたらと思いますし、返させてほしいです。忘れたくない。ずっと覚えています。

走りながら考えていたこと

イベント開始早々、道流さんと涼ちんの誕生日特効2daysがあったこと、1000位以内を走っている人が多く感じられ、またペースが今まで以上に早いこと…要因はいくつもあると思いますが、順位キープは終盤まで気が抜けなかった。普段の2~3倍は頑張るつもりで走らないと順位にしがみつくことすら厳しくなる。2枚取り圏内はずっとそんな感じだったんじゃないかと思います。

会社にいる間や仕事してる間はイベントほとんど触れない状態になってたのもありますが、基本的に順位変動が少ない夜中に駆け上がる形で走ってました。でも仕事終わって順位を見ると、想像の倍以上の幅下がっている。
そんな中、削って差しだせる時間は睡眠時間の分しかないので、朝明るくなっても仕事開始の直前まで走った日もありました。走りたくても時間が足りない。時間が欲しい。しょうがない。
金トロ狙いだったけど、思ったように上がらなかった前半がとにかくしんどかった。焦るばかりで。
後半、まわりが昼間に稼いでるポイントの幅を見ながら「自分が走っている時間は上がるだけだから、この数字ならいける」とうまく思考を切り替えできたのは精神的にかなりよかったです。今回後半は、だいたい30~50位を振り落とされないであろうポイントに合わせつつウロウロしていたように思います。

順位をメッセージに変えたい

走りながら「ラストランだからこそ、せめて自分なりに意味のある順位で終わりたい」と思いました。調整は最後の2日間でうまく合わせられたので、最終日の半日は夜中から昼終わるまで順位をキープするために起きていて、前後の順位の人に動きがあったら電卓を叩いて維持できるよう計算しながら走っていました。私の前後を走っていた人はさぞ気持ち悪かったんじゃないかと思います……

おわりに

最終順位:39位

決してめちゃくちゃ高い数字ではないけれど。誕生日特攻で大事な担当のカードを派遣してくれたPたちに、アイテムだけでなく想いを託してくれた仲間に、モバエムに、そして大好きな担当に。この順位は自己満足でしかないけれど。少しでも想いを返せていたらよいなと思います。ベタな語呂合わせだけどね!サンキュー!

担当のイベント、走ってる間は毎回余裕がなくてしんどいんだけど、終わってみると「楽しい」しか出てこないんだよなあ…。
今回も本当に楽しかった!悔いはないです!
ありがとうございました!!




あの縮小の告知以来、モバエム運営からもアイマス公式からも詳しい説明はなく。イベント更新が終わろうとしている今も、私たちはモバエムが今後どうなるのか知ることができていない。まだ先の見えない靄の中にいる状況のまま、7thライブやサイスタの1周年などを迎え入れるというのはまあまあしんどい部分もある。私だって心の底から楽しみ、祝いたい。
モバエムの世界線が今後どうなるかはわからないけれど。監獄イベント、今までの積み重ねがあってこその輝きを含むシナリオだったので…これで更新終わるのを本当に信じたくないし見れないのが純粋に悔しい。
都合よく本音を言ってしまえば、当たり前だがモバエムの世界線がずっと続いてほしいし、続くことが叶わないならせめて今までのモバエムの世界線での積み重ねをなかったことにはされたくない。

そんな中、最後のイベント中にこれをフルでぶつけられて聴かされる身にもなってほしい。恭二Pは三度死ぬ。

「P」としてのプロデュースの形にいろんな考え方はあると思うけども。私にとってモバエムの担当のイベントを走るということは「プロデュースする」上で大きな比重を占めるようになっていました。自力で担当のカードを取りにいくのももちろん、単純に頑張った分がわかりやすく数字や記録として返ってくるから。それがなくなってしまう今、心にはその分穴が空いてしまった。でも最後までやり切ることができたので、モバエムでの自分の「プロデュース」に対する悔いはないです。

315プロのことは、たとえ世界線が変わろうが好きだと思う。新しい担当も増えたし、事務所がどこかの世界線に存在する限り「プロデューサー」でいたいなと思っています。いつかこの心の穴が、うまく埋まってくれるといいなと思いながら。


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