見出し画像

スウェーデンでの生活|移動手段編

見知らぬ土地で移動手段の仕組みが分からないと、不安ですよね。
私は、カールスタードに来た初日からバスの乗り方がわからずパニックになりました(笑)

そこで今回は、スウェーデン、特にカールスタード市内の公共交通機関やその他の移動手段について、私の経験でわかる限りシェアしていきます。

電車

SJという電車がスウェーデンを通っていますが、基本的に電車は高いです。また、よく突然キャンセルされることがあります。私は、バスが予約できないというトラブルに見舞われたため、仕方なく電車を使いました。

チケット

日程や時間にもよりますが、ストックホルムからカールスタードまでで、およそ300~500クローナ(約4000~6500円)ほどかかるようです。

SJに乗る場合、チケットはSJの専用アプリで購入できます。ストックホルム中央駅では設置してあるチケットマシーンからも購入できますが、通常アプリで買う方が安いことの方が多いので、アプリで事前に購入することをお勧めします。

アプリでチケットを購入すると、登録したメールアドレスにチケットのPDFが届きます。QRコードが載っていて、乗車後に回ってくる車掌さんに見せると、スキャンしてくれます。

荷物

電車の中には、ドアの横あたりに荷物を置ける場所が用意されています。細かく確認はされませんが、荷物の大きさや重さについての規定があるので、確認してから乗車するようにしてください。

私は、規定内ギリギリのスーツケースを2つ持って行ったのですが、荷物を抱えての乗り降りに苦労しました…。

車内

座席は指定しなかった場合、自動的に振り分けられ、PDFチケットに記載されます。

座席には1クラスと2クラスがあり、2クラスはエコノミー、1クラスはファーストクラスです。
2クラスでも十分快適でしたが、お金を払ってでも足元に余裕がほしい、心地よい座席に座りたいという方は、1クラスにすると良いと思います。

また、どちらのクラスでもWi-Fiが無料で使えます。

車内は、近代的な見た目できれいでした。

こんな感じ

バス(長距離移動)

長距離移動には、電車だけでなくバスも使えます。
VyBusという会社が出しているBus4YouやFlixBusなどなど、様々な種類があります。
こちらの方が大抵安いです。
私はBus4Youを多く利用したので、Bus4Youについてご紹介します。

チケット

チケットを購入する際は、VyBus のアプリで購入します。が、多くの日本人留学生がVy Busのアプリで日本のクレジットカードが使えないというトラブルに遭っていて、私も使えませんでした。

そこで私がとったのは、Omioというサービスを通してチケットを購入するという方法です。Omioでは、Bus4Youを含めた複数の種類のバスだけでなく、電車なども一度に検索して料金や時間の比較ができます。
このサービスでは日本のクレジットカードも使えました。

購入後は、電車と同じように登録したメールアドレスにQRコードが載ったチケットが送られてきます。そのQRコードを運転手に乗前に提示して、乗車です。

荷物

バスの下には荷物を置ける部屋があり、乗車前に自分で荷物を入れられます。荷物を置くスペースは大きく特に確認もされないので、大きさや重さを気にする必要はないと思います。
しかし、念のために利用のバス会社の規定は確認するようにしてください。

車内

Bus4Youでは比較的快適に過ごせました。
シートは柔らかく、身体が痛くなることはなかったです。無料Wi-Fiも安定していて、問題はありませんでした。
脚のスペースは電車の方が広いですが、長時間同じ席に座っているのが気にならない方は、バスでも十分かと思います。
蛇行することがあるため、乗り物酔いをされる方は注意が必要かもしれません。

カールスタードバス

カールスタード市内の移動には、カールスタードバス(KarlstadsBuss)を使います。
カールスタードから出て隣町に行く際は、Värmland(カールスタードが位置する州)全体を巡るVärmlandTrafik という別の種類のバスを使う必要があるため、注意が必要です。

カールスタードバス

チケット

まずチケットは主に、以下の5種類です。
ここでは、学生料金を紹介します。
他の料金が知りたい方は、こちらをご覧ください。

  • シングルチケット(1時間乗り放題) 21 kr

  • 24時間チケット 59 kr

  • 72時間チケット 115 kr

  • Flexチケット 255 kr

  • マンスリーチケット 519 kr

上の3つの時間制チケットは、カールスタードバスのアプリを使って購入することができます。
アプリ上でActivateした瞬間からそれぞれ、1時間、24時間、72時間乗り放題です。
乗車後に運転手さんから購入することも可能ですが、オンラインチケットよりとても高いそうなので、私は乗車後には買いませんでした。

Flexチケットは回数券です。24時間チケットが10回分入っており、購入から60日間の間で使うことができます。
そして、マンスリーチケットを購入すると、30日間乗り放題です。
これら2種類のチケットは、大学前にあるPressbyrånで購入できます。カードを初回に購入し、毎回チャージするシステムです。

バスカード

私は大学から少し距離のある寮に住んでいたため、マンスリーチケットを買っていました。
夏は、20分ほどで学校まで歩けます。しかし冬になると、雪が溶けて道が凍っていたり、歩くのが危険なことも多いので、バスで学校に行く人が多かったです。
大学の近くの寮に住んでいる友人は、Flexチケットを買うか、毎回シングルチケットを買っていました。

私は、買い物や中心街へ行くのにもバスを使うことが多かったため、自分がどれだけ乗ったか、時間が余っているのかを気にしなくて良いマンスリーチケットにしてよかったと思います。

学校やスーパーは徒歩圏内にあるので、歩くのが苦ではない方は、Flexチケットかシングルチケットでも良いと思います。

乗車方法

時間制チケットは、アクティベートした画面を運転手に見せるだけでOK!アクティベート後の画面には、チケットの残り時間が表示されます。

カードを購入するFlexチケット・マンスリーチケットは、運転手の隣にあるチケットを読み取る機械にカードをかざします。読み取り機は車内に何台か設置されているので、後ろの方の扉から乗車しても大丈夫です。

行き先

バスの先方と後方には、そのバスの終点とルートを示す番号が書いてあります。
私が最もよく使った線は、バス1です。黄色の丸に1と書いてあるのが目印!
バス1は、学生寮周辺のCampusというバス停から、学校、中心街、IKEAまで、学生に便利な場所を結んでいるラインです。
さらに、買い物へは学校前のバス停(Universitetet)から黄緑のバス2で、Välsviken hendelsområdeまで。そうすれば、最寄りのショッピングエリア “Välsviken”に行くことができます。

時刻表や自分が乗るべきバスは、Karlstadsbussのアプリで確認できます。
ただ、遅れたり勝手に時間が変わることもあるので、時間が知りたい場合はLive!と書いてあるところから次のバスを確認することをおすすめします。

当たり前ですが、バスの番号が合っていても、方向が違えば行きたい場所へ辿り着けないので、番号の隣に書いてある終点をよく確認しましょう。
もし不安なら、運転手に聞いてみると安心ですよ。

荷物

荷物の規定はありません。私はスーツケースを2つ持って乗車しましたが、何も問題ありませんでした。

車内

車内は4人席と2人席で構成されています。
揺れがかなり激しいので、乗り物酔いする方は、進行方向に向かった座席に座ることをお勧めします。
乗り降りがないバス停には止まらないため、降りたいバス停の前に必ずSTOPボタンを押しましょう。

まとめ

今回は、スウェーデンおよびカールスタード市内の公共交通機関について紹介しました。この情報が役立てばうれしいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?