読んで良かった本2019

2本目。今年読んでみんなにオススメしたくなった本と自分なりの感想を。

1.ファクトフルネス

ま、これはベストセラーなんでw読んでる人も多いやろとは思うけど、これは読んで良かったなー、と思った一冊。

一度持ってしまった先入観の上書きの難しさだったり、思い込みの怖さだったりと、この本から色々と学べるんですが、まだ読んでない人でこういう人には勧めて欲しいな、と思うのが、

何か不安を抱えてる人

かなと。例えばがん治療最中の人とか、ワクチンに対してとか、原発に対してとか、地球温暖化に対してとか、なんでも良くって。

不安に思うことに対して、必要な対策としてまずは知識を得ることなんですが、不安を抱えてるというバイアスからか、どうも安心する方面の記事よりも、不安を煽る方面の記事の方を信じ込みがちなんですよね。

溺れる者は藁をも掴む、などと言いますが、藁ならマシで、重り渡そうとするヤツが平気でおるんですよ。良かれと思って、という正当化までして。

がんの治療中になんか違う治療法に手を出して早逝した有名人、といえば何人かは頭に思い浮かぶでしょう。金持ちの道楽と言ってしまえばそれまでですが、あまりにもったいない話。

そういう方たちに対して、データの見方だったり、違う視点から見るクセだったりを、この本をキッカケにつけれるんじゃないかな。

思い込みの危険さ、知識をアップデートする重要さ、この2点だけでも学べる価値が十分にある、そんな本でした。

2. イスラム2.0

この本も出会えて本当に良かったと思えた一冊。

著者の飯山陽氏をTwitterでフォローしているんですが、日本のサヨクをボロカスに罵り、そのサヨクからは蛇蝎のように嫌われてはるんですが、その理由もこの本にありますねw

価値観が相容れない人が存在する

一見当たり前に思えることなんですが、サヨクな皆様は共産主義とか通り越して、ユートピア思想というかイマジン(ジョン・レノンね)思想いうか、絶対こっちが正しいんだ、と思い込んでる人たちというか。ダイバーシティとか多様性とか色々言われてますが、それに対する違和感で一番思うとこですよね。思想を押し付けられちゃう。

でもこの本ではそういう考えが一番危ない、と説いてます。違いを認める大切さ。郷に入っては郷に従え、は通用しないよ、と。

この本読んでて、最初に思ったのは「日本国憲法第九条」

解釈で現実と折り合いをつけてきた1.0と、字面以外を排除し、折り合いは相手につけさせようとする2.0。この2.0がいわゆる原理主義者とかイスラム国とかそんな連中なんやけど、それに憧れを持ってしまう心理というか、イスラム教徒の思考法に触れられたのはとても良かったです。


ひとまずこの2冊。是非読んでみて!とオススメできる本の紹介でした。まま、でもこの本が貴方に合うかは貴方次第。

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