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ウェルシュ菌

人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、ボツリヌスと同じ酸素を嫌う嫌気性菌です!
健康な人の便からも検出され、その保菌率は食生活や生活環境によって異なり、また年齢による差も認められ、青壮年よりも高齢者のほうが高い傾向があるそうです!

症状!
潜伏時間は約6~18時間です
腹痛、下痢が主で、特に下腹部がはることが多く症状としては軽いほう!
また、腹痛や下痢等の症状を起こし発熱や嘔吐はほとんどない
多くの場合、発症後 1~2 日で回復するが、基礎疾患のある方や子供、高齢者の方は重症化することがある …………

予防!
前日調理は避け加熱調理したものはなるべく早く食べること!

一度に大量の食品を加熱調理したときは
本菌の発育しやすい温度を長く保たないように注意すること!

やむをえず保管するときは小分けしてから急激に冷却すること!

食中毒の原因となるウエルシュ菌は
100℃で1~6時間の加熱にも耐える熱に強い芽胞を作り……
大鍋・大釜での加熱調理の際でもなかなか死滅しません!
またウエルシュ菌は偏性嫌気性菌(酸素がない、もしくはとても少ない状況で増殖する菌)で
加熱調理により他の細菌が死滅し且つ
空気(酸素)が抜けた状態の大鍋・大釜の中は
増殖に適した環境となります!
そして作り置き等で増殖に適した温度帯(12~50℃、至適温度:43~45℃)に長く置かれると食品中で発芽(芽胞から再び増殖できる栄養型となること)し急速に増殖します ………
過去5年間の統計データでみると5月に最も多く発生していますが他の細菌性食中毒と比較すると
夏場に特に集中するのではなく年間通じて発生していることが特徴です!!!

カレー等  作り置きは 気を付けないと
以外と危険なのですよ!

この記事は5月17日 作成です。

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