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カチュアナーフお気持ちnote

注意:キモいオタクの思いが詰まっています。叩くなら僕だけにしてね

2024/5/21、カチュアはナーフされた。
恐らくは、環境で見ることは…少なくとも以前よりはないだろう。

《幻想妖精カチュア》はイカれたカードだった。
登場当初はカードプールの不足により大活躍とはいかなかったものの、《神滅竜騎ガルザーク》や《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》など、大型ドラゴンの追加とともに強化され、環境でも大きく存在感を放った。

恐らくナーフの原因となった《キリモミ・ヤマアラシ》の追加により成立した【モルト王型カチュア】も確かに強力だった。
ヴィルヘルムでアドバンテージを取り、モルト王でフィニッシュする動きは再現性の割には強力だったし、特性上、盤面を中途半端に展開する相手には特に効果覿面だった。

一例

だが、対抗できないデッキでもなかった。
カチュアからヴィルヘルムを出す動きは確かに強力だが、盤面を展開する【サソリス】のような相手には既に手遅れなことも多く、盤面を展開しない相手にはハンドを2枚使った紙版の《焦土と開拓の転変》でしかない。
ヴィルヘルムでマナを縛り続けても結局勝負を決めるのはモルト王であり、盤面が残っていないためトリガーケアもできないことが多い。
それを嫌ってサファイアを採用しても、結局「そのターン中に勝てない」ことは変わらないため、トップでの逆転を許す。
そもそも、キリモミ+カチュアは毎試合揃うコンボでもない上、デッキ全体がシュライバーなどの呪文メタを苦手としている。

25弾環境でのカチュアは、「強いデッキの1つ」だったと考えている。

もちろん、それがナーフしなくていい証左にはならない。
キリモミ+カチュアが決まった時の不健全さを問題視する声は見られたし、早期コンボの存在自体がAD環境に悪影響とされた可能性もある。また、26弾には《悪魔龍 ダークマスターズ》の実装が確定している。
ダークマスターズは、盤面を展開せず、カチュアの除去札を抱えることで被害を最小限に抑えるプレイのカウンターとなった可能性が高い上、この先もカチュアから出して強いドラゴンが増え続けることの証拠でもある。
そもそもこれまでの考察が間違っている可能性もある以上、「《幻想妖精カチュア》をナーフするべきではなかった」と断言することは、少なくとも自分にはできない。

じゃあナーフの理由書いてくれよ

AD環境は残念ながらフォーマットの性質上、情報拡散速度が遅い。

ユーザーの大半はカチュアを使用したデッキの本当の強さを知らないのが実情だろう。 少なくとも自分は完全に把握できているとはいえない。(例えば、キクチ師範代でカチュアが止まることすら知らない/体験したことがない人も多いのではないだろうか)
X上を騒然とさせたカチュアの実態を、どれほどの人が分かっているのだろうか。
そんな中、歴史と栄光あるカチュアは、ただの一言もなくナーフされてしまった。
恐らくもう理由が語られることはないのだろう。

少なくとも25弾では、カチュアはいいカードだと思っている。
あのMRCですら通用しなくなりつつある世界で、5コスト+1Tのタイムラグ、あるいはコンボパーツもう1枚と引き換えのアドバンテージとしては現状では妥当である。
ヴィルヘルムが不快ではあれど、良くも悪くもわかりやすい勝ち方をするわかりやすい弱点のあるデッキであり、個人としては特段不満でもなかった。
(むしろ、分かっている人が極端に少ないはずのAD環境のカードに調整を求める声が多く集まっていることが不可思議だった。)

それだけに、説明のないナーフは残念であり、少し堪えた。
せめて、黎明期のデュエプレを支えたカードの1枚であるカチュアを純粋な気持ちで見送りたかった。
せめて、次のナーフでは、理由を知りたいと切に思う。

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