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個人的規制カード解除ランク 使わなさそうなやつ編
注意事項
・デュエプレでは紙と比べ純粋なカードパワーで規制されているカードが多く、したがってパワーレベルが追いつけば許されるものが非常に多い。
そのため、あえて細分化してカードを評価した。
・規制されているカードの中には、カードパワーが低くとも規制解除が困難なカードも存在する。
それを正しく評価するために、そのカードの試合に与える直接的影響を評価するカードパワー、相性のいいカードの数や固有の性能を評価する拡張性・唯一性、そのカードのユーザー体験への影響を評価する不健全性を各五段階で表した。
そのカードが危険であればあるほど、数字を5へと近づけてある。
・文章量が長くなるため、今回のnoteでは、規制解除されても使わなさそうなカードに絞って考察していく。
・誤字脱字や異論などはDM(https://x.com/BUcy1h)やマシュマロ(19) へいたんにマシュマロを投げる | マシュマロ (marshmallow-qa.com)に送っていただければ幸いである。
1.《ブレイブ・ルピア》
![](https://assets.st-note.com/img/1719191358466-V6sLJkIiJ3.png?width=800)
カードパワー:2
拡張性・唯一性:1
不健全性:1
12弾当時リースNEXにて、6マナから毎ターン4打点を並べる1枚コンボを可能にしていた往年のパワーカード。ブレイブルピア自体がNEXを引っ張ってこれ(ながら2点を盤面に残せる)為、安定性も非常に高い。
しかしながら、世はもはや12弾が前半に数えられるようになった26弾。
3t目には除去付きの3点が、4tではボアロパゴスが飛び、5t目にはバトライ武神が大量のドラゴンを叩きつけてくる世界では、ボルシャックNEX自体が悠長と評価せざるを得ない。6コストクリーチャー自体のインフレも凄まじく、特にグレンモルトやMAS等を鑑みてみれば、性質上基盤の強化も特に見られないこのカードの規制解除は全く問題ないであろう。
2.《モノノフ・ルピア》
![](https://assets.st-note.com/img/1719191386162-TGbHdAxkol.png?width=800)
カードパワー:2
拡張性・唯一性:3
不健全性:2
リースNEXとも活躍時期の被る赤青剣誠にて、剣誠をサーチすることによる安定性の強化・手札を減らさずサムライを展開できるリソースの担保・盾焼却による打点増強及びワンショット力の強化と、八面六臂に活躍したキーカード。
共存した時期においてはリースNEXの方が評価が高かったが、単純なパワーを押し付けるリースNEXに比べ、
・キーカードのザンゲキマッハアーマーや剣誠をサーチすることができる
・ザンゲキマッハアーマーには疑似除去耐性があり、剣誠は即座に動けるため除去で止まりにくい。
・盾焼却がある
等の固有の主張点がある赤青剣誠はインフレ耐性に優れると考えられる。
しかしながら、世はもはや(ry
当時に比べ、ザンゲキマッハアーマーを置くターンの弱さがより深刻になっていることは間違いなく、固有の性能を以てしても再び環境を席巻するには至らないと思われる。
3.《魔光虫ヴィルジニア卿》
![](https://assets.st-note.com/img/1719191621118-SlipwvnnQ8.png?width=800)
カードパワー:2
拡張性・唯一性:1
不健全性:1
先日、遂にad最終を逃した事で話題になったMRCだが、それを以てもう使わないと言えるほどMRCは弱いカードではない。
一度MRCが着地すれば盤面を相当優位に運ぶのは間違いないし、黒系のカード(小型ハンデス、デスゲート等)はインフレ耐性に優れていて、やろうと思えば最終に残るのも可能だったと考えているし、MRC自体の拡張性も高い。
デスゲートから釣れる点で、クリーチャー型のヴィルジニアの評価も依然高いのも確かである。
しかしながら、所詮5枚目以降のMRCにしかならないヴィルジニアは、熾烈なMRCの枠争いの中では多くても数枚の採用しかできないと思われる。
先述したデスゲートとの組み合わせも、1~2枚あれば十分であるし、そもそも今のMRCにおいて5マナというコストは相応に重い。
仮に4枚採用されたとしてもMRCのトップが少し強くなる程度で、到底問題にはなり得ない。
このカードの危険性は限りなく低いものと考えられる。
4.《超新星アポロヌス・ドラゲリオン》
![](https://assets.st-note.com/img/1719191940693-j8GA3nKo4c.jpg?width=800)
カードパワー:1
拡張性・唯一性:2
不健全性:2
DNA・スパークやクロック、ホーリー等、アポロヌスの攻撃を止めるトリガーは増えたが、それらは大した問題ではない。結局踏まなければ一撃で貫通するのは変わらないし、そもそも残ったアポロヌスを触らずに処理しなければ、着地ターンから考えてもアポロヌス側のトリガーを拒否することは非常に難しい。(レッドゾーンやレッドゾーンZは存在するのだが)
本当の問題は活躍当時からデッキ構造が殆ど進歩していないことである。 アポロヌス自体がドラゴンでないため相性のいいカードは少なく、進化元のドラゴン3体を達成するのに貢献する新たなカードはボルバルザークエクスくらいのものである。結局は現代でもセンチネル・ドラゴンなどの軽量ドラゴンや、それと相性の良いコッコ・ルピアなどを使わざるを得ず、これらを除去されることでアポロヌスの着地は止まってしまう。これらの基盤はアポロヌスを強化する意思がなければ更新されるようなものでもなく、将来性を考えてもDP殿堂を解除して問題はないと考えられる。
5.《烈流神》
![](https://assets.st-note.com/img/1719459604461-F8Gp6ddqTo.png?width=800)
カードパワー:1
拡張性・唯一性:2
不健全性:1
3+4コストで2打点を作るか、7コストでSA2点を選択できるアンブロッカブル。(リンクしたゴッドはルールにより召喚酔いしない)
特にマナが伸び、トリガーが豊富な当時のビートダウンである青ガントラやラッカマルコで採用されていた。
破壊除去が多かった当時では烈流神の攻撃をずっと止め続けるのは難しく、これをSトリガーでバックアップすることで終盤の疑似的な詰め要員として主に活躍していた。
しかし、現代のデュエプレでは、有効な対処が少なかった当時とは違いプリン効果やフリーズ、永遠のリュウセイ・カイザーやドラゴ大王など、様々な汎用的対処手段が増え、他のカードのパワーも上昇していった。
今や、盾を刻むこと自体のリスクも多いうえ、ボアロパゴス+ニルトなど近しい動きをするカードも現れ、7マナのカードとしては性能が見劣りするようになった。ナーフを解除しても環境に与える影響は極僅かである。
6.《ジェネラル・クワガタン》
![](https://assets.st-note.com/img/1719462547917-HUDVqxV9wT.png?width=800)
カードパワー:1
拡張性・唯一性:1
不健全性:2
自身を含めた味方ドリームメイトに破壊除去耐性を付与する6コスト獣。規制前は種族を活かしたトリーヴァカラーのドリームメイトを主に、稀に除去耐性付きアタッカーとしてグッドスタッフ的に運用されることもあった。
前述のように単なる破壊除去耐性を貫通する手段は増えてきたため、現在ナーフが解除されたとすれば、就職先はやはり赤緑ドリームメイトになるだろうか。
メイ様から踏み倒された時の威力はターン開始時にマナを伸ばしながら打点が並ぶなど、今でも凄まじいものがある。
但し、赤緑ドリームメイトの問題点であるメイ様が絡まない展開の脆さを解決するカードではなく、また、地味ではあるが現状の必須パーツであるペンペン中尉と微妙に相性が良くないのも懸念。
![](https://assets.st-note.com/img/1719727306017-nk3uh76SnO.png)
現状の赤緑ドリームメイト自体の立ち位置からしても、環境に与える影響は微々たるものであろう。
7.終わりに
これらのカードは恐らく規制を解除されても全く問題がないと考えられる。
しかしながら思った以上に該当するカードが少なく、今回挙げたカードも使いどころは考えられるため、規制カードの底力を改めて感じた(もし赤青剣誠が現環境で使えたら勝ち越すかは兎も角サソリスにはそこそこ戦えるのではないだろうか)
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