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Chromebookのおすすめポイントやメリットをまとめてみた。

Chromebookのメリット

Androidアプリが使用できる

Chromebookでは、Androidスマートフォンのアプリを使うことが出来ます。ノートPCのスペックが足りていればAndroidアプリのゲームで遊ぶことも可能です。

筆者のChromebook HP x360 14cでウマ娘を試してみたところ、Androidスマートフォンと遜色なくプレイすることが出来ました。

Chromebookであれば基本的にタッチパネルに対応していたり、タブレットモードに変形することが可能なので、大画面でAndroidアプリのゲームで遊ぶ様な使い方もで可能と思います。

その他にも、読書アプリのKindleやメモアプリのEvernoteなど便利なアプリが豊富に揃っているので一通りのことはこなせるでしょう。


スペックが低くても動作するので、価格を抑えられる

ChromebookのOSはWindows等と比較して軽量に作られています。シンプルな機能にまとめられていることで、スペックの低いノートPCでも割とサクサク動作します。

スペックの低いWindowsのノートPCだと、アプリケーションの立ち上げがもっさりしますが、Chromebookであれば数万円のものでも比較的サクサクと操作できます。

YouTube視聴やネットサーフィンが主な用途で、コスパの良い製品が欲しいという方には、Chromebookがおすすめです。

セキュリティ面はおまかせ

ChromebookやChromeブラウザは、個々のアプリやウェブページがサンドボックス技術によって隔離された領域で実行されるため、もしもアプリやウェブページに悪質なプログラムがあっても、他のアプリやウェブページに影響が及びません。

万が一ウィルス等が実行された場合は、隔離された領域ごと消し去ってしまうイメージです。

前述した様な機能によって、基本的にChromebookはウィルス対策ソフトが必要ないと考えています。Windowsであれば、別途ウィルスバスターなどのセキュリティソフトを購入していたと思いますが、そのような手間がかかりません。

(最近はWindowsのOS標準セキュリティソフト(Windows Defender)が用意されたことで、別途セキュリティソフトを買う必要はなくなりました。)

ただし、ウィルスなどのセキュリティ面がおまかせになったとは言え、詐欺サイトに自らカード情報を入力してしまうフィッシング詐欺などの詐欺を防ぐことは困難ですので、ネット詐欺に対する意識を持つことは必要です。

Chromebookのデメリット

Windowsソフトが使えない

最も使用者が多いWindowsソフトと言えば、Microsoft Officeだと思いますが、ChromebookにMicrosoft Officeをインストールすることはできません。

ChromebookでMicrosoft Officeを使用するためには、ブラウザ上で動作するOffice.comというWeb版のMicrosoft Officeを利用する必要があります。

このように、ChromebookはWindowsの様にソフトウェアをPC本体にインストールして使うように作られていないため、Web版またはAndroidアプリを活用してゲームをしたりクリエイティブな作業をすることになります。


Windowsなどと操作方法が異なる


当たり前のことではありますが、使い慣れているWindowsやMacのPCとは操作方法が異なるため、基本的な操作を覚えるまでは手間取ることがあるかもしれません。

「シャットダウンの仕方は?」、「ダウンロードしたファイルの保存先は?」、「スクリーンショットの撮り方は?」などといった疑問が出てしまうでしょう。

ただし、シンプルなOSなので直ぐに慣れますし、そんなに苦労はしないと思います。


周辺機器が使えない(特にプリンタ)


ChromebookでUSBメモリやスピーカー、キーボード、マウス等は使うことが出来ますが、専用ドライバが必要となる様なプリンタやスキャナーは、WindowsかMacにしか対応しておらず使えないことがあります。

特にプリンタのドライバがChromebookに対応しているものは殆ど見たことがありません。この代用として、2020年まではGoogleクラウドプリントを利用してオンライン印刷することが出来ましたが、現在はサービス終了・・・

筆者おすすめの代用方法としては、ネットワークプリントというコンビニ印刷です。これなら家にプリンタを設置する煩わしさがなく、必要な時にコンビニで印刷すればOKなので、今の所はこれで事足りています。


基本的にネット接続が必要


オフライン状態でもアプリやローカルディスクのファイルを扱うことが出来ますが、基本的にはChromebookのデータはクラウド上に保存されるので、ネット接続しないとアクセスできないファイルが発生してしまいます。

他にも、上述の様なWeb版のMicrosoft Officeを利用する場合も、ネットに接続している必要があります。

ただ、実際にChromebookを日常で使用している筆者の経験としては、家や職場にはネット環境があるし、外出先でもカフェやマクドナルドには無料Wi-Fiが設置されていたり、自分のスマホでテザリングも出来るので、ネット接続できなくて困ったことはありません。

Chromebookが向いている方

下記の用途に当てはまっている方

ノートPCが下記の用途に当てはまっている方なら、Chromebookがおすすめと言えます。

  • YouTubeなどの動画視聴

  • インスタやTwitterなどのSNS

  • ウェブページの閲覧

  • オンラインミーティング

逆に下記の用途がメインの方はWindowsやMacがおすすめかもしれません。

  • 高度な動画編集・画像編集やFPS等のPCスペックを要求するゲームをしない方

  • ローカルディスク(ノートPC内)に大量のデータを保存する方

コスパの良いサブPCとして使用する方


メインPCはWindowsやMacを所持していて、持ち運び用や部屋のリビング用として、コスパの良いサブPCを探している方にはおすすめできると思います。

Chromebookはコンパクトでタブレットモードに変形出来るものが多いので、サッと使いたい場面で使いやすいためです。

また、メインPCがWindowsやMacであってもGoogle Driveを使えば、データの受け渡しに困ることはないと思います。

パソコンを始める小学生


昨今、GIGAスクール構想が本格的に始動して、教育現場では生徒一人に対しPC端末一台とするICT教育がスタートしました。

その中で小中学校で配布されたノートPCの40%以上のトップシェアとなったのがChromebookなんです。(2位がiPad、3位がWindowsノートPC)

なのでお子さんの初めてのノートPCや自宅用ノートPCとしてもお勧めできると言えます。

ある学校では、Chromebookが配布されてから授業や宿題でも活用されていて、学習番組の動画を観ていたりするようです。その他にも、Google Classroomというアプリを活用して、先生とクラスメイトでオンラインのホームルームを行ったりすることもあるのだそう。

まとめ

Chromebookを使い続けてきた筆者の視点でメリット・デメリットなどを紹介しました。

WindowsやMacのように何でもできる万能タイプというより、必要な機能をコンパクトにまとめた馴染みやすいタイプというイメージです。

動画編集やゲームなどには向いていませんが、Chromeブラウザ上での作業であれば安価なモデルでもサクサク動作します。

コスパが良く、起動もスムーズなので普段使いや初めてのPCにも向いていると思います。

この記事を読んでみて、Chromebookを試しに使ってみたいという方には、手持ちのWindowsやMacをChromebook化するChrome OS Flexという機能があるので、使ってみてはいかがでしょうか。

約7年前に購入したWindowsノートPC(CPU:Celeron)をChomebook化してみましたが、見違えるほど動作が軽くなり今ではサブPCとして活躍中です。


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