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LOVE SONG

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愛のうたっぽいうたをまとめていきます。
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2021年2月の記事一覧

別れる準備 しておくのいつでも 暮れゆく空の色 忘れてしまう前に ときどき夜が怖くなるの 突然 そんな不安ばかりで 幸せね たぶん 窓の外で 光る波形も 嘘みたい それが 恋のように 幻のように 見えたのね ときどきなぜか口ずさむ歌でも 短い夏のテーマソングみたい ぜんぶ壊れて 直せない日々たち 正体不明の虚しさ 行方知れず 窓の向こうに 暴れる雨 ああ そんな歌は要らないわ 永遠に あなた いつもそうね いつもそうよね あなたって いつもそうね いつもそうよね あな

恋だの愛だの

プクプクと浮かれてた ヘリウムガス吸ったみたく 側からみりゃ滑稽さ ステップなんか踏んじゃって 尻餅ついても戯けてた ヘリャヘリャ笑って 罵詈雑言も屁のカッパ またまたーとか言って 踊るために生まれた民族さ 立ち止まってちゃ意味ないぜ 愛とは与えるものだと 悟った 違った その頃の僕を写真で見ると まるで別人のようで怖かった 歳の近い兄や弟のような 近親憎悪に近い感覚 もうやめようよこの話は 傷口に塩を揉むようで 嫌だ

ニャンゴロ

好きってなる時 放つ熱 シャツの裾から つなぐ皮膚 構えてみても 先読みしても あり得ないことばかり起きる 口走ってまた ドジを踏む つぶさに光り 知る秘密 忘れてみても 忘れてないよ 知り得ないその場所はイビツ 惑星ばかりの分厚い本を ついに捨て去る時が来た 搾取されたあと血迷いながら 鏡の国に行っちゃやよ ニャンゴロ ねえ 冷めたおでんを チンして食べて 笑い合おう 叫びそうな 不吉な予感も くだらんバカで 蹴散らそう あと何分あと何分いれる あと何分あと何分いける