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例えばそこから幸せを差し引いても きっとふたりは生きていけるのだ 風に吹かれて 蹴散らされても 平然と しかし 強い意志で きっと笑っていられるのだ
誰かの遺体 君と居たい 誰かの遺体 君と居たい 誰かの遺体 君と居たい 頭の先から 爪先まで 誰かの遺体 君と居たい 朝が来るから もう行くね
超魔球 投げるみたいなポーズじゃ 届かない距離の 先にある年月 ぬいぐるみ パンダ 宙を舞う うんと伸びる笹の葉 ユーカリ？ 迷い込んだ 謎虫 逃して 隣の晩ご飯 うちと同じだ 呆気なく終わる日だって あなたはいた ほくそ笑む 4度目の笑い話 落語みたいには なれない年月 エサ切れた猫たち ご飯まだ？ 晴れ渡る夜に 誰も気づかない スーパーマーケットの小さいver. の店舗が消えて ぽっかり箱庭 小さな傘で しゃがむ草叢に あなたはいた 顔も名前も 知らないお葬式 お札を
きみのおいしくないが聞きたくて まずいコーヒーを淹れている きみはおいしいと笑うけど そうではない答えがいつか出る日を ぼくらは少しずつ歩いている
アイスクリームが溶けてた頃は 来年も同じだと思ってたんだよ 覚めない夢を見てたんだきっと あの頃は寝不足だったしね、うん ヨーグルト買った４分の１が 無くなるのに４日かかるだなんて！ 面倒臭い郷愁ってヤツが 腹の中でイガイガ暴れ狂う サウナで汗を流しても エローい動画観てみても 周り巡ってもつれた足が 世界をすべてひっくり返してしまう 忘れたフリをしたんだ１ヶ月 そうすればそうなると思っていたから でもね アイスクリームが溶けてた頃は 来年も同じだと思ってたんだよ 覚
ときどき あなたのこと 不安に思う それでも 人肌よりも 温かく感じる 五月蝿い そんなの 当たり前よ 心と体は 別の生き物 いい意味で 別れましょう いい意味だけで できてた暮らし いい意味で 別れましょう わるい意味は 考えません 心から飛び込めば 体に入れた 体から飛び込むと 心は涸れてた 同じ場所なら どちらでも結構 水を張るなら ぬるめの温度で いい意味で別れましょう いい意味だけで できてた幻 いい意味で 別れましょう わるい意味は 考えません いい意味で
嘘って本当とは違う概念なのかな って思う時がたまにあるの ねえもうこんなこと辞めようよ って思うんだけど、永続き
やぶれた雲から 零れたの はぐれた雲間から 覗いたの 無くせないものから 忘れたの なす術ないまま 腑抜けたの ファスビンダー観て 別れたの
なぜ夏が短いのか なぜ夢はウツツなのか なぜ君が 新しい言葉を覚えるたびに 僕に伝えたがるのか 身体の隙間を 身体で埋める あらゆる憐れを 洗い流して 違いすぎる 睫毛の長さも 走り出すときの 利き足も 境目がなくなるまで 境目がなくなるまで なぜ夏が短いのか なぜ夢はウツツなのか なぜ君が 新しい言葉を覚えるたびに 僕に伝えたがるのか
汲めない水を見ているような 掃いた先のホコリのような 慌ただしい嘘 隠れたドリップソング 時の糖度を確かめて コーヒーぶっかけりゃ解るわ 浅薄なウソも抱きしめて 背骨へし折れば ほぼ五分ね 病名はあなた 殺してと願う日を恐れてウジウジ 水色じゃないといけないだろうか？ 失礼だけど
