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「煉獄」から「光る土/空の影」へ

告知です。9/16(月祝)正午から、埼玉県宮代町郷土資料館内にある古民家でイエーツ特集をします。

イエーツ晩年の傑作で「煉獄」というのがあります。ある研究によれば観阿弥の能「求塚」を下敷きにしたとされ、死後も生前の罪を無限に繰り返す魂が描かれています。平原演劇祭ではイエーツの会名義で「影なす海」「窓ガラスの文字」「鷹の井戸」とともに繰り返し採りあげてきました。今回はいくつかの演目で重層的に本作に触れてみようと思います。

また、アベイ劇場に参画していたレディ・グレゴリーとジョン・ミリントン・シングの作品、イエーツの一方のライフワークであった収集民話からもピックアップするつもりです。

構成と具体的な演目は本番ギリギリまで検討を重ねていきます。とりあえず決まっているオリジナル作品は「光る土/空の影」という旧作の再演で、かつてどくんごテントをお借りして上演しました。今回、孤丘座の空風ナギと常連の夏水、そして初出演チカナガチサトさんのトリオにてお送りいたします。(※孤丘座武田さやは1回休みで11月公演から復帰します)

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交通です。最寄り駅は東武動物公園。北千住から1本です。西口から郷土資料館までは2.2キロと田園を30分ほど歩きます。タクシーご利用の方は東口からが便利です。市内循環バスは駅西口10:42発・終点西原自然の森着11:10着(100円)です。マイカーご利用の方は駐車場はたくさんあります。お早めに着かれて郷土資料館の展示をご覧になるのもおすすめです。

室内公演ですので雨天決行ですが、台風など荒天時には古い家屋のため使用できない可能性がございます。前日午後までには判断して、代替地にての上演(近所です)になるやも知れません。

今回、観客参加のリーディング演目もございます。我こそはとお思いの方はぜひ当日ご参加ください。

2019年上半期を野外劇ラッシュでやり抜いてきました平原演劇祭&孤丘座企画。今回はしっとりと落ち着いた空間でお待ちしております!


平原演劇祭2019第7部「宮代町からイエーツへ」
9月16日(月祝)12:00-16:00
宮代町郷土資料館内旧加藤家住宅
観劇無料

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