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【告知】4/5孤丘座解散野外劇「奉納 人生は長いのだろう」

どうも平原演劇祭&孤丘座です。

4/5の解散公演野外劇。いよいよ直前となりました。たくさんのご来場をお待ちしております。

と言いつつ、昨今の事情から手放しで「どんどん来てください」とはなかなか言いにくいのがつらいところではあります。でもやります。なぜなら!

演劇は、元来が「世界を見、世界から見られる」気分の芸能化です。見る方も見られる方も人間であるとは限らない。というより人間でないものたちが交歓していたやりとりに人間が参加したくなって始めたのが演劇でしょう。鳥の声を真似たり、木漏れ日の下で歌ってみたり。

ですので、うららかな4月の昼間、多摩川の河原で多摩川の河原に見てもらうことができれば僕らのやる演劇の機能の半分は実行できたということでしょう。そこには分倍河原の戦いも、岸辺のアルバムの氾濫も、高松次郎がナンバリングした小石のすり切れも、古相模川の後退から東京台地の生成も、去年の台風で流れ寄ったがれきも、何重にも半透明に重なって見えている。僕らもその半透明の紗幕の一枚となって、景観の鮮やかさに参加したいと考えます。楊は芽吹いて河原を彩っています。鉄橋を電気機関車ブルーサンダーがごとごと長い車列を曳いて渡ります。世界は春、爛漫の時。

孤丘座旗揚げは同じ町で去年の3/31でした。一年間の冒険を終えて、まさに集大成の舞台をお贈りします。孤丘座のふたり武田と空風、のあんじー、ひなた&もえ、青木と夏水。今日この場所このメンバーでしかできない、決して再演とか不可能なたったワンステの芝居です。稽古も佳境ですがめっちゃくちゃおもしろいです。演劇であることを軽やかに飛び越えてなお演劇の本質にがっちり根を据えている感じ。がちがちに作り込んでるのかふにゃふにゃに脱力してるのか作ってる側にもよく分からない極楽みたいな感じ。世界の本質を鋭く求めながら雑然とした水没やジョジョ立ちも普通にある感じw 見届けていただきたいと切に願います。ご来場いただけましたら万々歳。それが無理でもなんとか臨場感のある記録をお届けしたいと思っています。

開演は11:00です。電車の空いている時間帯に設定してみました。是政の駅から河原に出て橋の下を眺めたらなんかやっております。

11:00 「詩とは何か」「ねむりながらゆすれ」(もえ、ひなた)
12:00 「ブルーサンダー」(夏水、詩:暁方ミセイ)
13:00 休憩
13:30 「河原のかはたれ」(全員
15:30 解散

野外劇ですのでいつ来ていつ帰っても大丈夫です(いや最初から最後まで面白いのでなかなか目は離せないとは思いますが!)。投げ銭はケチャップのカンカンが回りますので適宜投入ください。あ、あと今回めずらしく物販(孤丘座全戯曲集!)やります、収益はすべて役者のギャラになりますのでよろしかったらご購入ください。

それと。これはやはり書いておきますが、

武田さやと空風ナギは当分見納めです。見逃すなかれ!

人生は長いのだろう
あなたのことも 思い出すのだろう


平原演劇祭presents一年劇団・孤丘座 解散公演
「人生は長いのだろう #橋の下演劇
4/5(日)11:00-16:00
多摩川左岸 是政橋下
1000円+投げ銭
出演:
武田さや、空風ナギ、アンジー、栗栖のあ、ひなた、もえ、夏水、青木祥子

※河原は足元が悪いのでヒールなどは避けることをお勧めします。
※オールスタンディングにつき腰掛け類はございません。レジャーシートなどお持ちになると便利かもです。
※雨天決行です。雨具は傘よりカッパ推奨です。荒天については当日判断します。
※電車は西武多摩川線武蔵境駅10:30発、または白糸台駅10:37発是政駅行きがちょうどいいです。
※駐車場は是政駅前にコインパーキングがございます。

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