RTA in Japan Summer 2023にてアーマード・コア ネクサスを走るまでと走った後の所感


初めに

初めまして、RTA in Japan Summer 2023にてぽっけさんと「アーマード・コア ネクサス」のレースに出走したHeideと申します。これまでのRTA in Japan参加者の方々を参考に私も所感を書いていきたいと思います。

2022年12月9日、その日は待望の新作、「ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON」が発表された日でした。新作を渇望していた身には表現し難い喜び、嬉し涙と乾いた笑いに覆われ、その日は仕事を早めに切り上げるほどでした(許可も出ました)。以後、どのようにアーマード・コアの新作を祝うか思い悩んでおりました。

そんな中、1月上旬にある方々によりアーマード・コア ナインブレイカー全金RTAの並走が行われている様子を視聴していました。視聴と並行してナインブレイカーを攻略する中、手段として悪くないと思いRTAで祝福しようと思い至ったのが始まりです。

作品選び

RTAを行う上でどのアーマード・コアをやるか決める必要がありました。自分が走れる条件はPS2作品のうち、アナログスティックを使った操作(A操作)に対応した作品に限られます。
(過去作の多くはLRボタンを用いたカメラ操作(B操作)が主であり、スティック対応は比較的後に実装されています。)

この時点でネクサス、ナインブレイカー、ラストレイヴンに絞られます。
まずナインブレイカーはRTAでも長時間で実力、集中力、忍耐力等ハードルが高いと思われるため見送りました。
ラストレイヴンは比較的短いですが、ゲーム自体の難易度が高く、自信がなかったためこちらも保留。
そして残ったのがネクサス、昨年再訪したばかりの作品ということもあり操作感に少し慣れた状態だったため好都合でした。

RTA開始と競争

それからは先駆者方の動画を閲覧しつつチャートを書き出して各走者のルートやアセン(機体構成)を試し、完走を目標に練習しました。
開始から2週間程で出した最初の記録は1h08m42s (現SRCの自己ベスト ---  1:02:04)だったと思います。
そこから大体10日後にも自己べストを縮めた際に、知見を深めるためにアーマード・コア RTAのDiscordサーバーにて助言を仰いだところ、PS2作品のRTAに精通しているべ~たさんよりアドバイスを頂き、結果的に当時の記録を更新できたことで一旦満足しました。

WRから3か月後、5月のゴールデンウィーク頃にべ~たさんがアセン変更等を含むチャート改善によりWRが更新されたと聞き、その日の予定を中止し速やかに帰宅して変更箇所の確認と記録再更新に挑戦し無事達成しました。

RTA in Japan 応募

新作前にアーマード・コア披露出来たら熱いだろうと思いつつ応募を検討していた中、私と同様今年ネクサスを始められた、NB全金RTAやいくつかの縛りプレイを経験されているぽっけさんもネクサスで応募する旨をツイッター(現X)にて見かけ、並走を打診したら快諾していただけました。当時引っ越しに伴いプライベートが非常に忙しかったのですが、応募文作成に際してぽっけさん、べ~たさんとniedleさんより多くの助言やお手伝いを頂いたおかげで無事応募することができました。

・ぽっけさん: この度並走した方
RiJ Winter 2021のAC3SLの解説
普段はゲーム配信をされている

・べ~たさん: 今回解説していただいた方の1人
RiJ W 2021のAC3SL、RiJ Online 2020のAC3の走者
PS2ACとそのRTAに精通している

・niedleさん: 今回解説していただいた方の1人
RiJ 2(2017)のブラスとドーザー、Rij Online 2(2018)のACNX、RiJ Online 2019のメタルマックス2の走者、RiJ Online 2020のAC3の解説
PS~PS3のAC数作や他作品のRTAをされている

当選以降

偶々、駅前に国境なき医師団様がいらしたので少しお話した後の夜、ネクサスの並走が採用されました。初めてRTA in Japanに応募したため驚きました。シリーズ最新作直前にあのRTA in Japanでアーマード・コアができると熱かったです。

(当落から数日後に自転車から落車し手を怪我しましたが、幸いプレイに影響がない位置だったため連取に影響がなく助かりました。)

解説につきましては並走であることを踏まえ、これまでネクサスのRTAを経験されているべ~たさんとniedleさんのお二方に解説を依頼させていただき、ご承諾いただけました。両人とも過去にRTA in Japanにてアーマード・コアを披露されていることもありm非常に心強かったです。
私が解説用資料の一稿目を共有するのに遅れたことで確認、修正、抜本的な再構成等が本番直前にまで及んでしまい、ご協力いただいた3名に大いに負担を掛けてしまったことが申し訳なく思います。
また、niedleさんには当作品の紹介画像を作成していただいたことをこちらにて再び感謝申し上げます。

当選してからは完走率を上げるために難易度の高いミッションの区間練習や、自身が採用しているインサイドロケットというパーツの命中率を上げるための練習などを主にやっていました。少しづつ日時が迫る中、並走者のぽっけさんによりミラージュ輸送部隊迎撃というミッションにおいて大きな短縮となる技が発見されたことにより、記録が更新されました。

これにより再びWRに挑戦する熱が入り、該当ミッションのチャートとこれまで練習したロケット芸を反映したおかげで早期に奪還しました。その後も本番直前でさらに短縮することができ、当日は上手くいくと安心していました。

当日

出走時間が15時頃だったため多分11時頃に会場入りし、最後の通し練習を1度行いました。その時は自己ベストとは僅差で非常に良い結果が出ましたが本番には本番の魔物が潜んでいました。

人前でプレイすることも話すことも初めてであり、走っている時は心臓と胃に想定以上の負担が掛かっていました。これにより前半は多くのミスをしましたが、後半は調子を取り戻すことに成功し最終的には無事完走できました。

また、RTA中に聞こえていたniedleさんとべ~たさんの解説が面白く集中しないといけない場面なのにやりながら楽しませていただきました。

本走のプレイについて反省点はあるかもしれませんが、当作品のカテゴリ上、ミッションの失敗はRTAの失敗となるためお互い無事生き残っただけでも大いに満足です。

Twitter、Twitch、Youtubeなどを確認した限り無事楽しんでいただけたようですごく安心しました。アーマード・コアシリーズは視聴するより実際にプレイしたほうが面白さが伝わるゲームであり、プレイを披露するだけでは上手く楽しさが伝わるか不安でしたが、問題なかったように思われます。
少しでもご視聴頂いた皆様にアーマード・コアを認知していただけたのであればこの上ない喜びです。

最後に

新作を祝うために突如ネクサスRTAを始めた時はこうになるとは思っていませんでしたが、間違いなく今一番アツいアーマード・コアのRTAになったと思います。

並走をご快諾頂いたぽっけさん、解説をご承諾いただいたべ~たさんとniedleさんの3名により応募と披露が成り立っています。この度はご協力いただき本当にありがとうございました。

これで安心してARMORED CORE Ⅵ FIRES of RUBICONをプレイできます。

ネクサスの舞台のナービス領を十分駆け回ったので、ルビコンに向かいます。通常プレイが落ち着いたら新作のRTA、あるいはナインブレイカーかラストレイヴンに挑戦するかもしれませんが、それまではRTAから一旦遠ざかることになります。

特にこれといった配信や動画投稿等の活動はしていないため一夏の思い出として心に留めたいと思います。

最後にお読みいただいてる方々へ、もしよろしければ新作を機にアーマード・コアシリーズに触れていただければ幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?