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平凡の平凡なる人生


(投資が青春)

始めて投資という世界に踏み込んだのは中学3年生の頃。

元々株をやっていた父の影響で貯めていたお年玉を種銭に、父に頼み込んで始めました。

数字のゲームみたいなものでお金が増えるのが楽しくて部活もせずに没頭してました。

当時はメルマガとかも多くて、情報収集はもっぱらメルマガと四季報と父の助言でしたね。

6年くらいかけて1000万円くらいまで増えたときに大学生になりました。

両親の方針で大学まではそのお金を使うこともなかったのですが、大学生になってから許しが降りて証券口座のお金を初めて使いました。

お金の魔力って怖いもので、ゲーム感覚だったお金がいきなり現実世界でなんでも出来る魔法に変わったような感覚に陥りました。

生活資金はもちろんですが、お金を隠す大事さも知らなかったので悪い先輩に捕まったり、とにかく無駄なお金の使い方をしてました。

そうなるとトレードも上手くいかなくなり、順調に増えてた口座残高も段々と減り始めました。

期待した株はことごとく外れ、上手く回っていたはずのサイクルが一気に崩れました。

(順風満帆のはずが、、、)

2016年8月 株で資金が尽き、最後の資金を仮想通貨で焼かれて無一文に。

ショートタイミングを逃し、最後の勝負にも負け、全てが裏目に出て2017年3月には借金をこさえるまでになりました。

種銭がなければトレードもできずバイトや治験などで食い繋いでいましたが、半年間ほどは食うのもギリギリの生活に。

でも心の中には種銭さえあればもう一度再起できるという思いはどこかにありました。

このままバイトしていても絶対に元の生活に戻れない。

なら、ほんの少しの火でもいいからそれを全力で大きくしよう。

そう考えて生活水準をさらに下げて5万円を捻出し、その5万円で投資を始めました。

ちなみに親や友人にはまだお金を持っている自分で居たいという最悪のプライドを持っていたので頼りませんでした笑

この5万円が無くなったら誰にも迷惑をかけない方法で・・・

と本気で考えていました。

あの時の検索欄は本当にオワッた人間だったように思います。

毎日パソコンに齧り付き、株のスキャではなくハイレバの仮想通貨トレードで攻めにいきました。

強い上昇トレンドが来るという確信はあったので、常に底値を拾ってのスキャルピング。

人間強い覚悟があれば結構なんでも出来るもので、5万円は1週間で500万円に増えました。

食事もほぼ取っていなかったので、かなり病的な生活でした。

2017年の8~12月はみなさんも知っての通り仮想通貨の第一次ブーム。

何度かドローダウンはありましたが、上昇トレンドに乗り続けて資産の倍々ゲームをつくることができました。

総資産の推移は9月に1000万、10月に2000万、11月に6000万、12月には1億円を達成しました。

この頃あたりで大きくTwitterやメディアにも取り上げられた思い出があります。

その12月、ビットコインが200万円を超えたあたりで天井を確信。

そこからはショートに切り替えて大当たり、2018年の2月には総資産1.6億円を達成しました。

ただその時に感じたのは一種の虚無でした。

当時23歳とかですが、一生分のお金を持ってしまったなと思ったんですよね。

2019年ごろまではフラフラと唯一の活動であるTwitterを続けていましたが、いわゆる燃え尽き症候群(バーンアウト)になり、トレードをする気力も無くなりました。

ここだけの話ですが、1年ほど株に詳しい友人に代わりにTwitterの運用もしてもらっていました。

病的に熱中するトレードで稼げたとしてもその先に待っているのはボロボロの身体と心。

お金を持って美味しい食事や旅行などもしましたが、心が健康でないとすぐに飽きてしまう。

結局はお金ではなく心身の健康こそが人生で一番重要なのだと気づきました。

(そこからなぜTwitterを再開したのか)

仮想通貨の第二次ブームを横目に3年ほどは鬱と戦っていました。

貯金を食い潰し、会うのは数ヶ月に一度の親くらい。

ただ、優秀なお医者さんのおかげでなんとかまた何かやろうかなと思い始めたのが2022年の初めごろでした。

ただ孤独にお金を持っても仕方がない。

人間はコミュニティの中で生きる生き物。

他者に貢献し、自分の存在意義を感じられれば生きている意味を感じられるのではないか。

それが、カウンセリングの中で辿り着いた答えでした。

そこから徐々にまたTwitterでの投稿を再開しました。

(平凡なトレードスタイルの確立)

トレードもガラっと思考を変え、心身に害を及ばさず長期に継続可能なトレードとはなにかを考えてトレードをするように。

そして出来上がったのが、今のトレードスタイルです。

倍は目指さず少しの利益を毎日、毎週、毎月と積み重ねていく。

トレードに費やす時間を少なくし、金額に一喜一憂しない金額のみを動かしていく。

名前の通り平凡でつまらない投資手法。

数年かけてこれこそが投資の醍醐味であると確信しました。

(投資は長距離走)

才能のある人なら勝ち抜ける倍々ゲーム。

ただ、犠牲は大きく誰にでもできるものではない。

しかし、毎月の利益目標を下げ、無理のない投資方法を続けるのであれば複利の効果は時間と共に倍々ゲームの資金を超えられます。

大切なのは爆発力ではなく持続力。

短距離走で心身を壊すのでなく、休みつつ楽しみつつ遠い目的地を目指す旅行のようなトレードこそが投資の本質だと今は考えています。

Twitterを本格的に再開して1年が経ちますが、資金を持っている人でも自ら進んで倍々ゲームに参加しようとする方が多くいます。

長い人生そんなに急いでどこにいくのか。短期は損気、急がば回れ。

幸せになるための投資とは何かを犠牲にせずとも実行可能です。

そのことに気づいている投資家やインフルエンサーはとても少ない。

だからこそリスクヘッジをしながら長く長期に続け、最終的に大きく利益を残す投資とはなにかを伝えたいと考えています。

(平凡の決意表明)

最近ではコピートレードで短期で大きく利益を出し、数ヶ月でMAMの参加者ごと退場させてしまう人が多くいます。

自分はまだしも短距離走に人を巻き込んで不幸にするのは許せない。

昔から詐欺の多い業界ではありますが、長く続ければ投資の本質に気づき、短距離走に巻き込まれない人が増えてくると信じています。

そして、私はこれからもそこら辺のトレーダーとは歴も実力も違うことを結果で証明していきます👍

最後までご拝読頂きありがとうございました。

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