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平凡式トレード手法①〜トレンドフォロー型MTF分析〜

 皆さん、休日をいかがお過ごしですか?休日にも関わらず相場の勉強に意欲のある皆さんに向けて私の手法の一部を公開します。因みに手法いう言葉はあまり好きではありませんが、他に表す言葉見つからないので今回は嫌々使うことにします。5分程度で読み終えられる内容になっているので最後まで目を通してくれたら嬉しいです。

 あ、それともう一つ前述しておきます。「読み終えてこのくらい分かるよ!」という方がいらっしゃるかも知れません。分かっていても勝てていないのであればそれは分からないと同じだと思ってください。私がそうだったからです。頭で理解しているのと実際にトレードに落とし込んで実行できるかは全く別物。このノートを通して「自分を知る」きっかけになれば嬉しいです。それではいきます。

 普段ツイートを参考にしている人なら分かる通り、私のトレード手法はトレンドフォローが基軸。トレンドフォロー型の根幹となるのがこのMTF分析です。

 念の為、分からない方のためにMFTとは何か説明します。MTF(マルチタイムフレーム)分析は、トレーダーや投資家が複数の時間枠(タイムフレーム)で価格チャートを分析する手法です。これにより、より包括的な市場の見方が可能となります。この方法は、トレンドの特定、エントリーとイグジットのタイミングの改善、リスク管理の強化などに役立ちます。それでは、平凡なりにマルチタイムフレーム分析の活用方法について分かりやすく説明します。


1. マルチタイムフレームの選択

 まず、異なる時間枠を選択する必要があります。例えば、1分足、5分足、15分足、1時間足、日足など、短期から長期までのタイムフレームを組み合わせることが一般的です。短期足は細かな値動きを見ることができ、長期足は大局的な傾向を把握するのに適しています。私の場合は月足→週足→日足→4時間足→1時間足→30分足→15分足の順でトレンドを見極めていきます。

2. トレンドの確認と騙しの回避

 まず、長期のチャート(例:日足)で大まかなトレンドを特定します。その後、中期のチャート(例:4時間足)と短期のチャート(例:1時間足)を使って、より詳細なトレンドを確認します。全ての時間枠で同じ方向にトレンドが示される場合、トレンドの確証が高まります。MTF分析を採用することで”騙し”に遭う確率がグンっと下げることが出来ます。 (チャート画像参照)

USDJPY ドル円 1時間足チャート

 上記のチャートは安値を切り上げて上向きの三角形(=アセンディングトライアングル)を形成しているため、セオリーは直近高値をブレイク後ロングエントリーです。

 しかし、直近高値をブレイク後の急落が確認出来ますね。もしここでロングを入ってしまったら大怪我をしていたかもしれません。想像するだけでヒヤッとしますね。この騙しを回避するには日足チャートのチェックが必要です。

USDJPY ドル円 日足チャート

 相場は基本的に長期足のトレンド方向に向かって動いていく、という鉄則があります。先ほどの1時間足での上昇は、日足で見た下降トレンドラインに向かっていく一時的な「戻し」だったということが分かります。このように長期足から短期足にかけて相場を分析することで負けの確率を下げることができます。

3. エントリーとイグジットのタイミングの決定

 マルチタイムフレーム分析では、長期足でトレンドの方向性を確認して、短期足でエントリーポイントを見つけます。

 例えば、日足で下降トレンドが確認された場合、1時間足で調整局面や反転ポイントを見つけて、下降トレンドの方向に沿って取引を行うことができます。

①エントリーポイントの決定

USDJPY ドル円 日足チャート

 日足チャートのような形は最高のトレードポイントです。ここを取りこぼしてはいけません。この形はいわゆるサポレジ転換です。サポート・レジスタンスラインとはその名の通り、ある価格を境に反発したり、サポートされたりする水平線のことを指します。

 具体的には上記の画像のようなイメージです。上位足の安値や高値を結んで引くことのできるラインは強く意識されるポイント。※上位足になればなるほど強く機能します。

USDJPY ドル円 1時間足チャート

 上位足でトレンドとサポレジの確認が終わったら、下位足に落とし込んでエントリーしましょう。上記のチャート画像のようなイメージです。

②イグジットタイミングの決定

 大半の投資家は”エントリーポイントの決定”は上手なんです。差が出るのは”イグジットポイントの決定”。私の場合、イグジットのタイミングはMA群、水平線、トレンドラインで決定します。シンプルなんですが、利確タイミングに自信がない方が多いようなのでこちもチャート画像を使って説明します。

USDJPY ドル円 日足チャート

 上位足の安値や高値を結んで水平線とトレンドラインと引きます。上記のチャートではエントリーポイントとは別に一本の水平線を引いています。※上位足で多くの反発を確認できていることが重要。

USDJPY ドル円 1時間足チャート

🟥エントリー赤
TP①直近安値
TP②上位足で引いた水平線
このように二つに利確目標を設定することが出来ます。

〈超重要ポイント〉
 私の場合、TP①を抜いた時点で残りのポジションのSLをTP①付近に設定しノーリスクのトレードをします。一回一回のトレードに忠実(まめ)になれるかが本当に重要なんです。

🟧エントリー橙
TP①200SMA
TP②直近安値
TP③上位足で引いた水平線
MA群も反発が予想される材料になります。
〈注意点〉
 判断する材料を増やしすぎても良くありません。判断を鈍らせる一番の要因になってしまうからです。では最低限の判断材料は何に絞るべきなのか。続く↓

4.最低限必要の判断材料

①経済指標の確認

 経済指標は、市場の方向性を予測するための手がかりを我々に提供してくれます。例えば、GDPの成長率が高い場合、経済が好調で企業の収益も向上する可能性が高まります。これにより、株式市場の上昇や通貨の強化などが期待できるわけです。

 逆に、失業率が上昇するなど経済指標が悪化する場合は、市場の下落やリスク回避志向が強まる可能性があります。私はこれらの情報をもとに、市場の動向を把握し、適切なタイミングでトレードする意識でいます。

②移動平均線の理解

 移動平均線は為替トレードにおいて多岐にわたる使い方があります。トレンドの方向や転換点の判断ゴールデンクロスやデッドクロスによるエントリーサインイグジットポイントの特定サポート・レジスタンスの役割ボラティリティの把握など、多くの情報を提供します。投資家はこれらの指標を緻密に分析し、複数の指標と組み合わせることで、より精度の高いトレード判断を行うことが重要です。

 ただし、単体での信頼性に限界があるため、他のテクニカル分析(水平線、トレンドライン)やファンダメンタル分析と合わせて総合的な判断を行うことが望ましいでしょう。また、グランビルの法則の理解は投資家たるもの必須科目です。

③水平線とトレンドラインの理解

 水平線はサポートとレジスタンスを特定し、トレンドラインはトレンドの方向やトレンドの転換を把握するのに役立ちます。エントリーとイグジットのタイミングを判断すのはほぼこれと言って良いでしょう。

 また、ファンダメンタル分析との組み合わせにより、より正確なトレード判断を行うことが重要です。上記のチャートパターンがパッと出てこない方はスマホの待ち受けにしてください笑

5.総括とお知らせ

 MTF分析の流れをまとめます。

①上位足からトレンドを見極める
②水平線とトレンドラインを確認する
③下位足チャートで押し目と戻り目を待つ

とにかくこの三つを意識してトレードしてみてください。

 以上、平凡式トレンドフォロー型MTF分析についてでしたがどうでしたか?
次回も楽しみにしてます!という方は、いいね👍をください。

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