【和訳】COVID-19の予防薬としてイベルメクチンを常用した場合，用量反応的にCOVID-19の死亡率を最大92％減少させることが示された。88,012例を対象とした厳格に管理された前向き観察研究の結果


元論文

Regular Use of Ivermectin as Prophylaxis for COVID-19 Led Up to a 92% Reduction in COVID-19 Mortality Rate in a Dose-Response Manner: Results of a Prospective Observational Study of a Strictly Controlled Population of 88,012 Subjects

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概要
背景
我々は以前、ブラジル南部（ブラジル、イタジャイー）の厳密に管理された都市全体のプログラムにおいて、定期的であるかどうかにかかわらず、コロナウイルス病2019（COVID-19）の予防薬として使用されるイベルメクチンが、COVID-19感染、入院および死亡率の低下と関連していたことを明らかにした。本研究では，イベルメクチンの定期的な使用がCOVID-19からの防御レベルおよび関連アウトカムに影響を与えるかどうかを確認し，用量反応効果の実証を通じて，イベルメクチンの有効性を強化することを目的とした。

研究方法
この前向き観察研究の探索的分析は、イベルメクチンを0.2 mg/kg/日の用量で、15日ごとに2日間連続して150日間使用するプログラムについて行われたものである。常用者の定義は以下の通り：常用者はプログラム期間中、イベルメクチンを180 mg以上、不定期使用者は合計で60 mgまで使用した。非使用者（イベルメクチンを使用しなかった被験者）間、および正規使用者と非正規使用者間の比較は、多変量解析により調整した後に行った。COVID-19感染とCOVID-19による死亡リスクの計算と比較には，全市のデータベースを使用した。COVID-19データベースを用い，入院率および死亡率については傾向スコアマッチング（PSM）を採用した。

結果
イタジャイー市の被験者223,128人のうち、2020年7月7日まで18歳以上でCOVID-19に感染していなかった159,560人は、このうち45,716人（28.7%）がイベルメクチンを使用せず、113,844人（71.3%）が使用した。イベルメクチン使用者のうち、不定期使用（60mgまで）33,971人（29.8％）、定期使用（180mg以上）8,325人（7.3％）であった。残りの71,548人は解析の対象外であった．COVID-19感染率は，非使用者（6.64％）よりも常用者（3.40％）の方が49％低かった（リスク率（RR）: 0.51，95％CI：0.45-0.58，p＜0.0001），非正規使用者（4.54％）より25％低かった（RR：0.75，95％CI：0.66-0.85，p＜0.0001）．また，感染率は非正規ユーザーで非ユーザーより32％低かった（RR: 0.68; 95% CI: 0.64-0.73; p < 0.0001）。COVID-19参加者において，正規使用者は非正規使用者，非使用者に比べて高齢で，2型糖尿病および高血圧の有病率が高かった。PSM後のマッチング解析では、非使用者と正規使用者、正規使用者と非正規使用者の各グループに283人、非使用者と非正規使用者の間に1,542人の被験者が含まれていた。入院率は，正規使用者では非正規使用者および非使用者に比べて100％減少し（p < 0.0001），非正規使用者では非使用者に比べて29％減少した（RR: 0.781; 95％ CI: 0.49-1.05; p = 0.099）。死亡率は、正規使用者が非使用者に比べて92％低く（RR: 0.08; 95% CI: 0.02-0.35; p = 0.0008）、非正規使用者が84％低く（RR: 0.16; 95% CI: 0.04-0.71; p = 0.016）、不規則使用者は非使用者に比べて死亡率の低下が37％低く（RR： 0.67; 95% CI: 0.40-0.99; p = 0.049 ）、死亡率は低下していました。COVID-19による死亡リスクは、正規使用者では非使用者に比べて86％低く（RR: 0.14; 95% CI: 0.03-0.57; p = 0.006） 、非正規使用者では72％低く（RR: 0.28; 95% CI: 0.07-1.18; p = 0.083 ）、非正規使用者は非使用者よりも51％低かった（RR： 0.49; 95% CI: 0.32-0.76; p = 0.001 ）。

イベルメクチンの非使用は、イベルメクチンの正規使用と比較して、死亡率が12.5倍、COVID-19による死亡リスクが7倍増加した。この用量反応的な有効性は，イベルメクチンのCOVID-19に対する予防的効果を補強するものである．

結論
イベルメクチン非使用は，イベルメクチン常用に比べ，死亡率が12.5倍，COVID-19による死亡リスクが7倍上昇した．この用量反応的な有効性は、イベルメクチンのCOVID-19に対する予防効果を補強するものである。

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