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バウヒュッテは一つの理念である。

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BAUHUTTE バウヒュッテ
バウヒュッテは一つの理念である。


バウヒュッテは、自由に見学できる“小さな家”を置いている。そこでは、無色・無名・無能の人々の小さな創造性がカタチとなって生まれてくる。

バウヒュッテは、環境団体、NGOや、政党以外にも、公民館、学校、カフェ、雑貨インテリアショップ、ギャラリー、工房、レンタルスペースなど様々な顔がインタラクティブに統合された、たった10坪の小さな家である。


❶バウヒュッテは都市立体の自己学習のための学校

「環境と芸術とテクノロジーの統一」


バウヒュッテのWABI-SABI2.0は、インダストリー2.5時代の「環境と芸術とテクノロジーの統合」を目指している。

WABI-SABI2.0のアッサンブラージュは、文化の制度的な思考の枠組みやグローバルな資本主義や情報網による物神崇拝に抵抗して、「いまここ」の実質的な条件や要求に応えながら、独自の知覚や創造の場を見いだし、確保しようとするその姿勢は、個人の自発的な決定能力の、つつましいが力強い主張を示す。

アッサンブラージュとは、制度的な倫理や主要なイデオロギーに頼らず、様々なところから集めた断片を統合して、独自の生き方の道筋や美学を作り出す姿勢を意味している。


1919 年、バウハウス創設時にグロピウスが発表した「バウハウス宣言」によると、グロピウスが目指したものは、「アカデミー教育の否定」、そして「機械と芸術の統一」の二つであるといえる。

その100年後、日本でのバウヒュッテ創設は、日本のエレクトロニクス産業を再興させるだけではなく、「環境とアートとテクノロジー」の統合は世界が抱える環境問題や高齢化社会問題に一石を投じる芸術運動なのである。


バウヒュッテのオルタナティブな
アーツアンドクラフツと工芸教育


モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動を通じて、生まれた芸術を再定義したのはバウヒュッテだった。バウヒュッテとは日本で設立された統合小工芸学校、そしてその流れを汲む芸術運動のことである。

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