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料理のオリジンをどこまで気にしますか?

 韓国から来た若き友人と、高田馬場の「西安ビャンビャン麺」に行きました。キムチの辛さと四川の麻辣や西安の辛さは違うので、なかなか刺激的だったようです。

新宿区高田馬場4-18-9

 本日の目玉は「烤魚」(カオユイ)。
 西安ビャンビャン麺では、味付けは、①激辛 ②麻辣 ③ニンニク味 の3つから選べます。②を選びました(事前予約)。麻辣は少々抑え目に感じましたが、お客さんの手前よかったのかもしれません。それでも、たまらずにご飯を注文。争うように食べました。魚はすずきを使っているそうです。この辺は日本式なのでしょうか。四川では川魚。

¥3,880

 ところで、「烤魚」といえば四川です。四川省と西安のある陝西省はお隣なので、料理の性格が類似するところはあるのでしょう。「西安料理店」とうたった店で「烤魚」が出たり、「冒菜」が出たり、逆に「四川料理店」で「刀削麺」(山西省発祥)が出たり。「麻婆豆腐」のように四川の知名度がかなり高い料理には「四川麻婆豆腐」と断ったり、様々な気がします。

 本来的には、料理は「原産」にもプライドを持ちたいものでしょうから、例えばフランスのシャンパーニュとか、呼称にも厳格なルールを適応させるのも一つの道のように思いますが、料理一つ一つに対応するのも現実ではないでしょうね。
 例えばマレーシアとシンガポール、マレーシアとインドネシアであっても、「原産」でお互い争ったりすることもよく聞きます。

 そんなところで思うのは、我々一般顧客も、料理のオリジンにも少しだけ関心を持ち、聞いてみたいことは店と会話し、歴史なり店の思いを知ってみれば、おいしさも(気持ち?)増すと思うんですよ。そこで会話ができる店を、私は応援したいとも思います!

 ともあれ西安ビャンビャン麺さん、ごちそうさまでした。



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