えせ労災隠し問題は存在するか

とある電力の高圧幹線の建設工事において、下請け労働者が鉄塔基礎工事中に斜面を滑落した(労災事故)、もしくは、飛び降りた(自傷行為)。

もちろん、ヘルメットは着用させられており、命綱も使用するように言われているし、鉄塔本体の組立工事中であれば、監視役がいたりもするのだが、

斜面での基礎工事の仮設資材の組立ということになると、監視役までは配置されているのだろうか?

また、最初から労災となれば仕事を休んで治療に専念しながら、給与を貰えるという国家のセーフティネットとして存在する事を悪用するモラルハザード(労災リピーター)も一部の会社総務関係者にも知られているだろう。厚生労働省は認めていないだろうが。。。

ただ、その先の労災隠しを労働者側が持ち掛けて、下請事業者及び元請事業者の職長や現場代理人が、発注者である電力会社及び労働基準監督署に知られることを恐れて、その提案(悪魔の囁き)に乗っかってしまうことがあるだろうか。

労働者は打撲や骨折程度であっても病院に行く必要はないですと一旦は説明するが、自らが後から病院に駆け込み労災を隠すように脅迫を受けている。という被害者面をする企画だ。

もちろん、この段階で労働基準監督署に労災隠しを告発すれば、関与した職長や現場代理人は処分を受ける事になるのは明らかだろう。

労働者本人ではなく、労働者側の黒幕が元請工事会社および下請け工事会社を強請る事を目的で自傷行為をするように労働者に提案もしくは脅迫しているという、えせ労災隠し問題は存在する可能性はあると思いますか?

黒幕は、うちの労働者が作業中に事故を起こしたのは、元請が不安全な状態で作業するように強いた事が原因だったので、大けがをした。働けなくて困っているので補償をして欲しい。

このように言われて、正直に労基署に言えない下請けや元請の弱みにつけこむアンダーグラウンドな輩は存在するのでしょうか?

厚生労働省では、一昔前に、労災隠しは犯罪です。というポスターを作成したが、えせ労災隠し問題は認識するでしょうか?

このコラムは池田信夫ブログの差別を食い物にする「えせ同和」を恐れるなに触発されて、ビビりながら書きました。

また、大半の電力工事関係者は、献身的で、目の眩むような高所でも作業する勇気ある労働者が多くいることを肝に銘じながら。。。

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