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求められる条件

注意:作者が逆噴射大賞に取り組もうとする思考を垂れ流しているだけの文章です。エンターテインメント作品ではないです。面白さを求めてのクリック非推奨。

 目次 

★★★

昨年度の最終結果をざらりと読んだか?

なら逆噴射聡一郎先生のコメントが「求められる条件」について多く触れていることもわかっただろう。ざっと見るだけでも、

・抜群にテンポがよく
・軽妙で
・文体は乾いており
・そもそもの語り口が面白い
・2人のキャラの掛け合い
・セリフもとおりいっぺんではなく
・ひねりとユーモアが効いている
・見所がおおい
・文面は過剰に作り込まれすぎておらず
・自然体やZENを感じさせる
・読んでいて引き込まれる
・題材の取り方それじたいによって冒頭400字という短い文章の外
 側に巨大な世界を繋げることで、情報量を高め
・作品に奥行き
・まるで映画をみているよう

以上14点くらいは軽く見つかる。

よし、とりあえずこの14点全てを満たすものをひとつ、書いてみるがいい…………冗談だ。
白目を剥くな気持ち悪い。
一気にすべてを満たすような作品を思いつくにはお前のワーキングスペース(脳味噌の中のテーブルのようなもの)は狭すぎる。

一個一個調整してくきゃあねえが、それらよりも前に一つ大前提となる条件を上記にあえて入れてねえ。当たり前すぎて、普通条件とも思わないかも知れないが……なんだかわかるか?

そう、そもそも作品が魅力的かどうかだ。

お前は『バトル』する作品を書くのだから、
バトルの魅力を伝える作品を書かなくてはならないのだ。

それを抜きにしては14点を満たそうが41点を満たそうがお前の作品は一生つまらないだろう。

では考えよう。魅力とはなにか?

結論から言えば、魅力とはギャップだ。

純白の黒。
漆黒の白。
パンダ(違う)。

暗い道は明かりがあればこそより映える(>ヘッダー画像)。

ある要素から連想されるものと反対・異質なものをあえて組み合わせることによって生じる刺激や錯覚する矛盾が魅力になるのだ。

死人を殺す。

謎を解くな。

人間は食べるもの。

怪物は助けるもの。

死人に口在り。

感情に起伏無し。

魅力とは、ギャップのことだ。
それだけが真実とは言えない。しかし分かりやすい事実の一つに違いない。

物語は魅力=ギャップに溢れていなければならない……が、まあ、お前には複数の要素のバランスを取る器量もない。そもそも、2つ以上の時点でさえかなりの高難易度。だから、

一つでいい。
一つがいい。

参考元から見てギャップがあると好ましい分類は『シチュエーション』。

シチュエーションで、たった一つ、ギャップを考えろ。

『夜の職場で商売敵同士がシリアスにバトルする』

この中にある要素から相反する、あるいは遠い要素を考え、組み合わせるんだ。
ぱっと思いつくのは「同僚なのに戦う」「職場なのに戦う」キャラクターの職種をあえて平凡にすれば「サラリーマンが死闘」「OLが抜刀」とかもいけそうか。シリアス要素が薄まる? バカ、こういうのはなんでもとりあえず書きだしてみるもんだ。

『関係性』から考えれば二人は夫婦の関係や、親子、親友の関係でも悪くない。『バトル』というテーマ自体からのギャップだ。

『キャラクター』でいうとただ気性が荒い人物が戦うよりは荒い気性の裏に慈愛があったり、弱気な物言いをしつつも態度が傲慢な人物が戦う方が良い。

兄妹の殺し屋が依頼を受けて入った屋敷で仕事をした後に事前情報になかった標的の子供に対する処遇を巡って意見が対立した末の殺し合いをするのなんてどうだ? 

重要書類を盗み出そうとマフィアに潜入した末にボスの娘と恋愛した潜入捜査官が3年越しの盗みを決行する際に立ちふさがったのが自分のフィアンセだったというシチュエーションは燃えそうじゃないか?

漠然と指針が見えてきただろう。
え、全然?
ならもう一度より具体的に要素を分解し、一つ一つの要素と反対・異質の要素を考えて組み合わせてみろ。
ああ、行ったり来たりで億劫に感じるっつー愚痴はわかるぜ? だから他に道があるんなら是非教えてくれ。

ないならバカみたいに頷いてさっさと……うぉ、もうこんな時間か。

明日のこともある。お疲れさん。寝ろ。



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