見出し画像

#レベルアップしたいこと


#レベルアップしたいこと

 「レベルアップしたいこと」はフルマラソンに初参加のうえ初完走することです。「なぜチャレンジしたいのか?」と言われれば、昨年に市民県民優先枠と一般枠のいずれも落選したことと、年男となり還暦を迎える今秋に節目としてフルマラソン完走元年にしたいからです。
 
 ハーフマラソンは5年前から完走できるまでになりましたが、フルマラソンはエントリーしたことがなく、練習でも38キロまでしか走った経験がないのです。「残り4キロじゃないか!」とよく言われますし、確かに入門書には「練習で42キロ走る必要はありません」とあり、25~30キロまで走れるようになれればよいとあります。それなら私は十分に完走条件をクリアできているじゃないかと勘違いしてしまいそうですが、その距離を走破する心肺はともかく、両脚の持久力がゴールラインまで保てるかどうかが不安なのです。
 
 不安払拭のため完走計画を立てました。さすがに二度の落選直後はモチベーションが下がり30キロ走には挑めなくなりましたが、それ以降も毎朝6キロ走を真夏の酷暑も真冬のしもやけにも負けずに毎朝欠かすことなく続け、加えてハーフマラソンも3回完走しました。更には、ベテランマラソンランナーからは「今ごろ?」って笑われそうですが、私にとっては最新兵器となるスマートウォッチを購入したのです。ウオッチフェイスが4分割されることに目を見張るばかりか、「距離・ラップタイム・タイム・ペース」がリアルタイムで表示される舶来品を目の当たりにして黒船来航かと只々驚くばかりです。これをリストにマイペースを確保し、毎朝の6キロ走に加えて30キロ走を再開のうえフルマラソンに挑む計画です。
 
 そもそも私が走り始めたきっかけは25年前、地元の出身小学校のミニマラソンへ飛び入り参加させられたことに遡ります。距離こそたったの4キロでしたが、多数のランナーに追い越され、足をもつらせながらの完走でした。ゴール後のくやしさがスタートになりました。そこから少しずつ距離を延ばしながら練習を積み重ね、ハーフマラソンにエントリーできるまでに至ったのです。
 
 一昨年前、左膝関節を痛めて満足に走れなくなりました。毎日走ることが当たり前だと感じていた自分にとってはショックでした。そのとき、走れることは感謝すべきことなのだと初めて気付かされました。その後、ゆっくりと押え気味に祈りながら走っていたのですが、不思議なことにある日突然、痛みが消え去ったのです。単なる疲労だったのかとも思われましたが何よりも今日まで走れていることが最大の感謝です。
 
 この感謝を胸に一か八かの一発勝負のぶっつけ本番となりますが、シニアランナーの節目の年とすべく、「レベルアップしたいこと」ことから「レベルアップしたこと」と胸を張って言えるように、スタートダッシュを押えて沿道のあたたかい声援を力に最後の4キロまで楽しみながらゴールラインを切りたいと思います。
 
 その前に現在申込み中のフルマラソン枠に当選しなければなりませんが・・・。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?