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Wish You Were Here

ピンク・フロイド
私の布団で眠る男を無視して、ユニットバスへと向かいます

サラサラの床に冷えた足が全て、べたりとつき切る時、また私は死のうと思った


狭いこの部屋に Brain damage は大きく響き渡って鼓膜を通り、脊髄までへと音を鳴らしました


浴槽の淵に座り、私はのけぞる


なぜ今がこんなにも孤独で、悲惨なのかを、落とすことなく振り返って、ここ一週間の沢山の悲劇をもう一度ずつ思い起こしました


いっその事なら、私が あのジャケットのように火で燃えてしまえばいいのに


違いとすれば彼はここにいてくれという曲を仲間からだしてもらえるだけ



だらりと後ろへ揺れる髪は、さっきのシャワーの残骸によって少しだけ濡れた


あんなりにも嫌だったこのユニットパスが、私を救う場所になるだなんて


本当に私の考えすぎなのか、周りが楽観的なのか、まだ20も迎えていない私はよくわからないけれど


どうしていけばいいのかはまだ、今ここで、浴槽の淵でこのどうしようもない厨二病チックな文章を書くことしか思いつきません。


それでもまた、時間は流れて仕事に行くことになる。
私には全てを切り捨てられる覚悟がない。


赤く濁った便器の中に、右足を突っ込んでかき混ぜました。


だれか、そこから手を出して私を引き摺り込み、連れ去って欲しいものですね。



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