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学級通信

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学級通信集です。生き方や考え方など、読書から得た知識を2000文字以内にまとめました。教員や保護者、生徒の他に、社会人の方向けとなっています。
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2020年5月の記事一覧

年度始めは気疲れしやすい時期

学級がよい形でスタートすることができています。 学級や学校のために動ける人が多いな。 受験に向けてよいスタートを切れている人が多いなと感じています。 私の学級は優しい人が多いです。 クラスのために動いてくれる人が多いです。 〇〇さんが休み時間のときに配達物を配ってくれました。 落ち着いて生活ができています。 リーダーに立候補できました。 といった日記を書いてくる人が多いです。 上記の内容が毎日のように書かれています。 さらに、授業に入ってくださっている教科担当の先生が

掃除の価値!

〇〇先生が私に「先生の教室で掃除をしている人がいたよ」と教えてくれました。 きっとしばらく掃除がなかったため、動いてくれたのでしょう。 〇〇先生からその話をいただき、嬉しいな、ありがたいなという気持ちになりました。 掃除は教室をきれいにするという意図がありますが、他にも様々な価値があります。 まず1つ目は、周りにプラスの影響を与えるということです。 教室がきれいになって気持ちがいい。 朝早くから掃除をしてくれてありがたい。 今度は私が掃除をしてみようかな。 など、周り

級訓の価値とは!?

最近日記に、「こんな学級にしたい」という思いを書いてくる人が多いです。 きっとそれだけ学級づくりへの期待ややる気が満ちあふれているのでしょう。 理想に近づけるように、一人一人が動けるといいね。 しかし、言葉の捉え方に一人一人差異があります。 例えば、「笑顔」という単語をとっても、「明るさ」なのか「居心地のよさ」なのか、「お笑い」なのか、「安心」なのか・・・と、「笑顔」という言葉だけでも、一人一人が求めているものは違います。 同じ言葉を使っているつもりでも、考えているこ

中学生の疲れやすい年度初めに伝えたいこと

年度初めは疲れます笑。 日記に、「疲れた」という記述が多かったです笑。 それだけ気を張って頑張ったんだね。 1日1日が勝負です。 1日1日の積み重ねが1年後に出ます。 だからと言って、すべてを出し切ってしまうと1年間もたないから、少しずつ頑張っていこう。 今日は、少しずつ頑張るということをテーマで書いていこうと思います。 さて、問題です。 「1日4時間を1カ月間頑張る」ことと「1日1時間を1年間頑張る」を比べるとどちらの方が成果が出ると思いますか? たいていの人は「1

共感し合える仲間を信じて!

何か企画をしようと思えば、半分の人は反対、半分の人は賛成だと思っています。 全員が一致することは滅多にありません。 一人ひとり価値観も違うし、同じ提案を聞いても人によって感じ方も違います。 心を一つにってすごく難しいんです。 だからこそ、私は、誰かが提案したら「いいね!」と賛同できることをよいクラスの条件の1つとして考えています。 何かを1から企画することは骨が折れることです。 また、学級に声を出して提案することはとても勇気がいることです。 つい周りから反論されるこ

挑戦したけど失敗したあなたへ

「挑戦することはよいことだ」誰だってわかります。 でも、なかなかできないんです。 なぜなら、失敗したら怖いから・・・。 私も同じです。 失敗することは怖いし、嫌だし・・・。 非難されるとへこむし・・・。 きっと、みんな同じなのではないでしょうか。 だから思うんです。 挑戦できる人ってすごいなと思えます。 怖さを知っているからすごいなと思えるんです。 失敗の怖さや挑戦する勇気を知っているから、経験したことがあるからすごいなと感じられるんです。 私の好きな言の葉水

信頼される人間の日常!

以前、ビジネスで大切なことは信用と信頼だという話をしました。 前の通信では、「信用」に重きを置きました。 今回の通信では「信頼」をテーマに書いていこうと思います。 信頼される人ってどんな人を思い浮かべますか? 「頼みやすい人」「仕事ができる人」などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 信頼とは、「信じて」「頼る」と書きます。頼るとは仕事を任せるにつながります。 つまり、信頼できる人とは、仕事を任せられる人のことを言います。 そして、どうして信頼できる人が仕事で

成功するには信頼と信用を積み重ねる!

ビジネスの話をします。 専門外なので詳しく伝えられませんが、中学校を卒業すると社会に出ます。 義務教育の最後の年。 ビジネスという面でも、興味や知識をもっていた方が今後のためになるかと思います。 あなたが卒業してからの進むべき道を知ってもらいたいと思い、最近では努めてビジネス書を読むようにしています。 まず、ビジネスで大切なことは、信用と信頼です。 信用と信頼は同じ意味の言葉だと思われがちですが、信用と信頼は違う意味をもっています。 信用:それまでの行為・業績などか

できる人とは!?聞くことも学習

「見て見て」と、くだらないことでも息子は、見せたがります。 おどけてみたり、踊ってみたり、ささいなことでも見て見て願望がすごいです笑。 そのせいで、やるべきことがあるのに、ついつい息子との時間をつくってしまいます。 でも、かわいいんですね。 親バカですね笑。 しかし、いつの日か、「見て見て」と自分を表現することを恥ずかしいと思うようになります。 心の成長と伴って、恥ずかしいという思いを学ぶからでしょう。 また、相手の時間を奪ってはいけないと考えるからでしょう。 人は、

自分を大切にする!思春期の乗り越え方

思春期。 心が発達する大切な時期です。 自分自身のことで悩んだり、仲間との関係のことで悩んだり・・・。 私自身も経験したことだし、ほとんどの大人が経験してきたことです。 思春期は、「大人になるための階段」と例えられます。 思春期がくる時期は、個人差がありますが多くの人が中学生にきます。 そして、思春期を乗り越えなければなりません。思春期を乗り越えるためには、自我の確立と自分自身を受け入れることから始まります。 あなたは優しいです。 仲間を大切にしています。 そして、

勇気ある行動を促す

成長したい。 変わりたい。 できるようになりたい。 など思っている人は多いと思います。 それは、向上心があるからですね。 少しでもよくなろうと考えていることはとても大切なことだと思います。 その気持ちは大切にしてください。 しかし、何かに挑戦をして失敗を繰り返すと、意欲が失われてしまいます。 「やっても意味がないよ」と心にブレーキをかけてしまいます。 うまくいっているときは、アクセルを踏めるのですが、どうしても壁に何度も当たってしまうと、ブレーキを踏むことに慣れ、なか

伸びる学級の条件!

よい学級をつくるためには何が必要だろうか? 「思いやり」「気配り」「けじめ」など、よい学級に必要なものはたくさんあると思います。 「よい学級の条件を一つあげなさい」と言われれば、 頑張っている仲間が報われる学級 と答えます。 集団をよい方向に向かわせるためには、よいことはよい。 悪いことは悪いといった物差しが必要です。 そして、一人一人がその物差しを理解する必要があります。 善悪の判断が、学級で共通理解でき、頑張っている仲間に感謝できれば、間違いなく学級はよい方向

将来のために知ることより考えること

「勉強って大切なのだろうか?」 一度は考えたことがあるかと思います。 私も中学校の頃は考えていました笑。 こんなことを言ってしまうと教師として失格なのかもしれませんが、学校で勉強したことが生活で役に立つことはあまりありませんからね・・・。 ただ、役に立つか立たないかは別として、勉強することは必要です。 努力して成功した体験。 様々な人が知恵を振り絞り、発見してきた数々の定義定理への感謝など、自分自身の器を大きくします。 そして、勉強があなたと社会をつなげます。 中

挑戦者とは信念を貫く!あなたの味方

物事を変えようとすると目の前に壁が表れます。 なぜなら、必ず今の現状を守ろうとする人が現れるからです。 それは、大切です。 伝統を守ろうとする人がいるから、日本独自の文化が生まれてきたわけですから。 しかし、よりよいものがあったら、変えていくことは必要だと思います。 現状維持は、時代に取り残されていくだけですから。 今を捨てないといけないときは必ずきます。 道を間違えないように慎重に検討をしなければいけませんが、今というチャンスは待ってはくれません。 物事にはタイミング