株式会社NISHINO活動報告会〜『みにくいトーマス』の朗読を終えて〜
さて、
ここ数日はコロナの影響もあり、昼間から大好きなワイン🍷を飲みながら(じゃないとこもり過ぎて鬱になりそうだった!!)一人カラオケで朗読をしたり、少し疲れたら、歌いながら踊って(踊ることは世界一ニガテです)「カラオケルーム閉じこもり生活」をしていました、工藤梨央です。🐰
一昨日の、株式会社NISHINO活動報告会。
新作絵本の朗読を担当させていただきました。
セトちゅんからはじめに声をかけていただいた時は正直、「絶対に私がやる」とは言えませんでした。
「読むことは大好きだし、勿論、やりたい!!やらせていただけたら、どんなに幸せなことだろう。だけれど、新作を読むということは、既にある作品を読むとはまた訳が違う。
多くの人にとって、初めて触れる新作の印象が決まるということ。西野さんやその他多くの方が、どれだけの熱量を込めてこの一つの作品をつくってきただろう…」
そんなことが頭をよぎったからです。
ラフ画から伝わる熱量
その後、
とりあえずラフ画をいただき、ラフ画に書き込まれている西野さんの一つ一つの指示を見た時、その熱量がひしひしと伝わり、胸を打たれました。
予想以上に、本当に本当に小さなところまで拘って作り込まれているのがよくわかったからです。
「もちろん、私はやりたい。だけど(元々西野さんの朗読が大好きな身としても)今回も西野さんがやることを期待している人が多くいるだろう」
それでも最終的に覚悟を決められたのは「適当な気持ちで仕事を投げるような人ではない。だったら、覚悟を決めてやれるだけのことをやろう」という、頼んでくれたセトちゅんに対する一緒に頑張りたいという気持ちと強い信頼からでした。
……絵本を作った西野さんの気持ちは完全にはわからないかもしれないけれど、何度でも何度でも、読み込もう。
女性で、色々な声を演じることが好きな私だからこそ生かせる価値を、磨いていこう。
セトちゅんは、
「改善しながら、本番に一番いいものを見せよう!!」と言い続けてくれました。🍌🍌
心で読めるようになりたい
元々私は、ラジオ番組のパーソナリティや、Voicyでのニュース読みばかりをしてきました。その為に、朗読をしてみてもどうしてもニュース原稿のような、いわゆる「アナウンサーっぽい」読み方になってしまっていたのです。
本番後に「上手だね」と褒められたとしても、(私の発表会ではないので)誰も涙を流さないような朗読だったとしたら、それは「伝わらなかった」ということ。誰も得しません。(私の承認欲求が満たされるかもしれないけど、私の承認欲求はそこにない!!)
語尾や助詞の下げ方や、鼻濁音の使い方、感情移入の仕方等、同じ「声を使う」仕事でも、音の使い方は全然違います。
完全に習慣づいてしまっている音の使い方を変えるのには苦労しましたが、それでも、伝えるという意味では同じで、
文字を読める人は沢山いる
上手に読める人も沢山いる
でも、「伝えられる」のは、一つ一つの言葉の意味を理解し、心で伝えている人だけだ
と感じてきたからこそ、「うまく読もう」という気持ちは一切取り払い、ひとつひとつの言葉に込められた意味をそのまま伝えたいと思っていました。
初ピアノ合わせ
アノアさんとの初ピアノ合わせは、正直、ピアノの音と、私の感情が上手く噛み合っていませんでした。
「合わせよう、合わせよう」そんな気持ちが強くなる程に、作品に気持ちが乗らなくなっていたのです。
しかし、何度も合わせるうちに、少しずつ
お互いが、お互いの音があることで
感情を高ぶらせ合うことができているのを感じることができるようになっていたように思います。
本番。
練習段階で聴いて感想を貰っていたのは、ほぼセトちゅんだけで、朗読のプロとして仕事を任せていただいたのは今回が初めてだったのでどんな反応がいただけるのか、本番まで、全くわかりませんでした。
反応をいただき、
サロンの方々の心の優しさに改めて感激しながら、多くの方が「それぞれの人生の瞬間を重ね合わせながら聴いて下さっていたのかな」と感じました。
恐らく、多くの方が西野さんの意図を受け取っていたからでもあり、そんな方々に聴いていただけたことが、すごく、すごく幸せでした。
「全てが重なった日。」
今回のことは私にとって、今まで向き合ってきた多くのことが、ここで重なったように思います。
私は幼い頃から、絵本が大好きでした。
我が家には毎月絵本が2冊届き、(そういう会員になっていたらしく)毎晩、母の読み聞かせの声を聞きながら寝るのが日課でした。
サンタさんも、プレゼントと一緒に必ず絵本を届けてくれました。
そして今でも母は、仙台の実家から食べ物等の荷物を送ってくれる時、必ず一冊の絵本を段ボールに入れて送ってくれるのです。
(まるで私の今の状態をわかっているかのように、その時の私に必要なメッセージ性のある絵本を送ってくれるから、不思議です!)
(母からのLINE。)
絵本は大人になってから触れてみても、強いメッセージ性を感じられ、心を温めてくれるものばかり。そして自分の経験が増すごとに改めて読んでみると、気がつけなかったことに沢山気がつけたり、そんな発見ができるところが、大好きです。
そんな大好きな絵本という媒体を、そして、大好きな方と沢山の方々がつくった作品を、素敵な人たちに届けることに携わらせていただけたということは、私にとって本当に嬉しいことでした。
それから、文字通り「有り難い」ことでした。
大学一年生。夜通し台本を叩き込みながら、お芝居のレッスンを受けてきたこと。
オーディションに何十回も落ち続けて、
「声も表現力も(容姿も)40点」と言わたことが悔しくて、変わりたくて、今日まで毎朝欠かさずに発声練習を続けてきたこと。
ようやく役をもらい、認められたと思えた声優の仕事で、ギャラが1円だったり、危ない目に遭いながら、その世界への厳しさに触れさせていただいたこと。
極度のあがり症で、本番では頭が真っ白になり、失敗をしてばかりだったこと。いじられて笑いながらも悔しくて、あがり症の克服本を読み漁っては実践しながら、人前で話す場に立とうとし続けて、克服してきたこと。
大学2年生からアナウンススクールに通い、アナウンサーになる為に活動し、伝えることに拘ってきたけれど、アナウンサーを目指すことを辞めたこと
ふとした気持ちで西野サロンにはいり、何の存在も無く、ただ西野さんの内面に憧れていた女子大生でしかなかった私が(今キャンピングカーでアメリカを横断している)大学生に惹かれて、気づけば沢山のサロン内の方々とと顔を合わせるようになり、受け入れていただいたいていただいていたこと。
(2020.1.8 「スナックCandy」代理ママ)
そのような経験を通して、ほんの少しですが、ララやトーマスの気持ちに自分を重ね合わせる為の材料が(まだまだ経験不足なので、もっと知れるようになります!!)少しずつ蓄積されていたこと。
そんな今までの出来事ひとつひとつが、今回の朗読をするにあたっての力になったように思います。
必ずしも想定していた未来ではなくても、目の前のことに対して、今の目標に向かって一生懸命に取り組んでいたら
後で役に立つ時が来たりするものだんだな、と思いました。
これからも今、やりたいことに夢中になり、一生懸命やります😊😊
また、そんな中で、期待をしていただいて表現をする立場に立たせていただくということが、どれだけ「有難い」ことなのかを何年もかけて知ってきたように思います。
みんなで作った、奇跡の重なり合いの時間
目立つ立場にいさせていただいていた私の裏では、ひとつひとつの奇跡が重なっていました。
ピアノのアノアさんは、元々、曲が全くない状態という、ほぼゼロこ状態から曲を選び、作曲したり、アレンジをされていました。(素晴らしいセンスすぎますよね😂)
そして、声をかけてくれ、きっと1分1秒が惜しかった時期であるにも関わらず、座っているのに汗をかきながら練習に足を運び、付き添ってくれていたセトちゅん。
直前に頼まれたにも関わらず、前日の夜中まで練習をして、作品のページを良いタイミングでめくってくれていたともちゃんや、(めくるタイミングは相当大事だと思うので、信頼している仲間にやって貰えた安心感は凄かった!)
近くでカメラを回しながら爽やかな笑顔とお声がけをして下さった上田さん。
細かな装飾まで拘って空間を作り込む姿勢で、改めて気を引き締めさせてくれた有田くん。
赤裸々な葛藤をさらけ出し、勇気づけてくれた周ちゃん。ブレスレットをプレゼントして緊張を解してくれた「走るコーヒー」べぇくん。🏃♂️☕️
年齢不詳の凄腕カメラマンマタ兄、素晴らしいタイミングで声にエコーまでかけてくださっていた石田さん。
そして、西野さん。
(まだまだいらっしゃるのですが、書ききれず、すみません…!!)
耳を傾けて聴いて下さり、涙を流したり、流さなくとも、何かを少しでも感じて下さった、全ての方々。。
奇跡の重なり合いで、画面の奥の人達も、画面越しにそれぞれの場で見てくださっていた方々も、皆んなが幸せな瞬間が作り上げられていたんだと思います。
本当に、本当に有り難うございました!!
「私の幸せは、私が決める」
大学4年生。今、私は人生の大きな選択をする真っ只中の時期にいます。
「私は、どうしたい?」と自分に正直に問いかけ続けながら、今この瞬間に会いたいと思った人に会いに行き、やりたいと思うことを、全力で覚悟を決めてやることに時間を割いていきます!!
自分の選択には、全て自分で責任を持てる人でありたい。その為に、強い意志のある選択をする為の圧倒的な行動量をこなし、覚悟を決めて正解にする為の努力をする。自分の幸せでありながら、他人に与える余裕を持ち続ける為に、自分の外の世界に言い訳をする人には、絶対になりたくないです。
何も咲かない日には地道に根を伸ばしながら、私が咲ける場所を、咲く場所を間違えないように見つけていきます。
本当に楽しくて、嬉しくて仕方が無かった活動報告会後の純粋な気持ちの高ぶりは、確実に私の中にある欲望に気づかせてくれました。
もっと声を使った表現を届け、誰かの気持ちを動かしていきたいです。
※呼んでいただけたら、全国どこでも真心込めて朗読しに、飛んでいきます!!!
沢山の幸せな気持ちを、有り難うございました!!
これからも宜しくお願い致します!😊
読んでいただき、本当に有り難うございました🙏✨
サポート、とても嬉しいです〜!!🌸 今後も学びをたくさん言語化してシェアしていきます♪