見出し画像

デモンスミスGSについて

初めまして、シンカイと申します。今回、友人に唆され、noteを書いている次第です。(note売ったお金で焼肉奢れと言われたため、どうしてこうなった)
初めてゆえの拙さはあるかと思いますが、役に立つのであれば幸いです。


デモンスミスGSとはなんなのか


デモンスミスGSとは、デモンスミスのギミックとサイバース族の展開を中心としたギミックを掛け合わせたコントロールタイプのデッキとなります。

デモンスミスGSの強み


現在使用しているデモンスミスGSの構築


このデッキの強みは、デッキの組みやすさと、手札誘発を採用できる多さにあります。
デモンスミスを出張としたデッキは、2024年6月時点では環境にひしめいており、一大ブームとなっております。その中でも、デモンスミススネークアイ、デモンスミスユベル、デモンスミスレスキューが環境上位として特に目立っている印象です。
これら3つのデッキと比較し、デモンスミスGSがどのようなデッキであるのかを考察していきたいと思います。
まずは簡単なところから、考察します。デモンスミスGSはこの3種のデッキに比べ、手札誘発を多く採用できるところです。現在の構築では、メインデッキでは、手札誘発枠を17枚採用しております。そのため初手に2枚以上の手札誘発引き込める確率がおおよそ7割ぐらいと高いです。環境で見られるデッキの手札誘発採用枚数は、6枚から12枚ほど、手札誘発を2枚以上引く確率はおよそ2割弱から5割弱となっており、この点は、デモンスミスGSの魅力なのではないでしょうか。
もう一つの強みはデッキの組みやすさです。デモンスミスを採用するにあたって、問題になってくるのが、エクストラデッキの圧迫です。採用したいエクストラモンスターの固定枚数は最低4枠、利便性や妨害の強さ、誘発貫通力を高めると7枠にまでにもなるため、今までエクストラモンスターを多用しているデッキはデモンスミスを出張する強さと引き換えに、いくつかのプランを諦めざるを得なくなりました。
それに比べデモンスミスGSは、テーマカードは、デモンスミス以外存在せず、展開に使用するサイバース族と汎用のエクストラモンスターしか採用していないため、テーマカードの採用枚数に悩んだり、展開の最大値がほぼ決まっているため、採用するエクストモンスターに悩んだりすることがないため、とりあえずデモンスミスを使ってみたいという人にとっては、デッキ構築がしやすいということはメリットであると考えます。

現状のデモンスミスギミックの考察

現状デモンスミスギミックのは、エクストラデッキを圧迫するがメインデッキは5枚から7枚のコンパクトさで出張することができ、先行盤面の強さ、誘発貫通力を底上げすることのできるテーマだと考えます。以下の環境デッキの構築等からデモンスミスギミックについてさらに考察します。

デモンスミススネークアイの構築例
デモンスミスユベルの構築例


デモンスミスレスキューの構築例

・デッキパワーの底上げ
 デモンスミスギミックは、召喚権を使わずに、リンク値4枚分のアドバンテージを生み出し、リンク2とランク6の組み合わせを生み出すことができるようになっています。ランク6でよく使われるのは、ベアトリーチェとシーザー、変わったところではピルグリムリーパーを採用できます。特にベアトリーチェを出せることが強力で、炎属性テーマであれば咎姫で悪魔族であればデスキャスターで任意の悪魔族にアクセスすることが可能です。デモンスミス1枚あれば、初動に繋がるのでメインギミックに誘発をもらっても、貫通することができるため非常に有用なテーマギミックと言えます。
・エクストラデッキの圧迫
 エクストラ圧迫はかなり深刻で、ユベルデモンスミスやデモンスミススネークアイはプランを一部放棄して、デモンスミスを採用しています。特に苦しいと感じたのが、スネークアイデモンスミスデッキです。純スネークアイのデモンスミスが来る前のエクストラは、咎姫→レイジング→ジーランティスとアクセス+蛇眼の炎龍の2種類のキルプランを取ることが出来ていました。このキルプランの過程であるダルクorヒーター→セレーネやリトルナイト以外で妨害を踏むためのトロイメア・フェニックスを採用していました。キルする為の誘発貫通能力、後攻から相手の墓地を利用したリンク値伸ばし等の、柔軟な対応ができるエクストラデッキが魅力となっていました。しかし、デモンスミスを採用することによって、採用したいエクストラモンスターの枚数が増え、いくつかのプランを諦めなければならなくなりました。そのためスネークアイでは先行盤面の硬さや誘発貫通力ではデモンスミスを出張させることは強みになりますが、後攻や持久力、誘発を受けた時の盤面の捲られ辛さでは炎王スネークアイの方が優っているのではないかと感じました。

・メインギミックとの噛み合い
 メインギミックとデモンスミスギミックが噛み合っているのは、デモンスミスユベル、デモンスミスレスキューであると考えます。
 まず、デモンスミスユベルはエクストラデッキの圧迫こそあるものの、相性が一番良いと考えます。ユベルが以前採用していたエクストラモンスターは、アポロウーサ、アルバ、3枚目のファントムオブユベル、ユベル融合体、アクセスコードトーカーなどです。デモンスミスによって、採用されなくなりましたが、同じようにライフを取れたり、除去を行うことができるため、デモンスミス採用前後で出来ないことが増えた訳ではありません。ベアトリーチェやサモンソーサレスを採用することによって誘発貫通能力、無理矢理初動にアクセスする能力を得たため、以前よりデッキパワーが底上げされています。またデモンスミスギミックが苦手な増殖するGやドロールを先出しのファントムオブユベルでケアできるのも相性が良い点です。
 デモンスミスレスキューはR-ACEギミックがエクストラデッキを使用しないこととの初動の傘増しになっているので、非常に噛み合っていると考えられます。特に初動に関しては、エアホイスターの初動、篝火ポプルスやディアベルスターの原罪宝の初動とは違い、ベアトリーチェを採用したことによる新たな初動のため、単純に傘増しされたため安定感が向上しました。R-ACEが持つ誘発貫通能力の高さ相まって非常に強力となっています。しかし、R-ACEギミック、デモンスミスギミックは、固定枠が多いため、マッチ戦でのサイドチェンジの枠を確保が難しい、40枚に抑えることができない、手札誘発を多く採用できないなどの別の問題を抱えています。
 スネークアイデモンスミスはスネークアイがエクストラデッキを元々多く使用していること、デッキパワーの底上げという意味では伸び幅が小さいため相性が良いと言えるのかは人によって評価が分かれると考えます。スネークアイデモンスミスというデッキは、スネークアイギミックのカードパワーとデモンスミスギミックのカードパワーが高いために無理矢理成立している印象です。デモンスミスを採用することによってエクセルに手札誘発を受けた場合にベアトリーチェからの咎姫を使用することによって貫通することができること、炎王スネークアイに比べ単体で引いて弱いカードが少ないことが強みですが、エクストラの幅が狭まることによって、盤面に残った咎姫を上手く活用することができなかったり、ドロールや増殖するGの受けが悪くなったり、キルを取りに行く時にニビルをケアをするのが難しかったりなど、細かい所で相性が悪いので、使用する際は構築やプレイの練度が要求されるのは、このデッキを手放しに強いという評価を与えられない要因です。

デモンスミスGSの展開


デモンスミスGSの盤面はそこまで派手ではありません。基本的に4〜5妨害を目指して、相手の行動に合わせ、妨害を当てていくこととなります。また相手の手札によっては制圧しきれない場合があるので、手札誘発や相手のデッキ理解度等で弱い部分を補う必要があります。

・フォーマットスキッパーの展開
このデッキタイプが生まれるきっかけとなった初動です。パラレルエクシードを使用し、展開を伸ばし、トップハットヘア、アズルーン、マスカレーナ、シーザーの盤面を目指します。マスカレーナを出す先として、リトルナイト、ユニコーンを選び妨害していきます。

フォーマットスキッパー初動の最終盤面

以下展開
フォーマットスキッパーで魔弾の射手マックスをみせ、名前と属性、種族をコピー。→ フォマットスキッパーを素材に魔弾の射手マックスをリンク召喚。→ フォーマットスキッパーの効果でパラレルエクシードをサーチ。→ 魔弾の射手マックスを素材に刻まれし魔の鎮魂棺をリンク召喚。→ 刻まれし魔の鎮魂棺のリンク召喚成功時に手札のパラレルエクシードの効果を使用し特殊召喚(パラレルエクシードの効果でレベル4となる)。→ 特殊召喚したパラレルエクシードの効果でデッキからパラレルエクシードを特殊召喚(パラレルエクシードの効果でレベル4となる)。→ 刻まれし魔の鎮魂棺の効果でデッキから魔を刻むデモンスミスを特殊召喚。→ パラレルエクシードを素材にリンクディサイプル→ パラレルエクシードを素材にリンクディヴォーティー(ここでリンク3以上のモンスターをリンク召喚できない制約がつく)→ リンクディサイプルの手札交換効果を使用しリンクディヴォーティーをリリース。→ リンクディヴォーティーの効果でトークンを2体生成。→ トークン2体を素材にI:Pマスカレーナをリンク召喚。→ リンクディサイプルと魔を刻むデモンスミスを素材に刻まれし魔大聖棺をリンク召喚。→ 刻まれし魔大聖棺の効果で刻まれし魔の鎮魂棺と魔弾の射手マックスを素材に刻まれし魔ラクリモーサを融合召喚。→刻まれし魔ラクリモーサの効果で魔を刻むデモンスミスを手札に回収。→ 魔を刻むデモンスミスの効果で刻まれし魔の詠聖をサーチ。→ 刻まれし魔の詠聖の効果で魔轟神ルリーをサーチしてそのまま捨てる。→ 墓地から魔轟神ルリーの効果で特殊召喚。→ 刻まれし魔大聖棺と魔轟神ルリーを素材に影法師トップハットヘアをリンク召喚。→ 影法師トップハットヘアの効果で碑像の天使-アズルーンをセット。→ 墓地の魔を刻むデモンスミスの効果で光属性悪魔族を戻し特殊召喚。→ 魔を刻むデモンスミスと刻まれし魔ラクリモーサを素材にDDD怒涛大王エグゼクティブシーザーをX召喚。

・サイバースガジェットの展開
この初動は、最低保証値となる展開です。デモンスミスにアクセスし、トップハットヘア、アズルーン、シーザーかリンクリボー、ディエスイレかリンクディサイプル、マスカレーナの妨害のどれかを選びます。基本的には後のターンにつながるため、デモンスミスにアクセスした方が良いです。

サイバースガジェット初動の最終盤面1


サイバースガジェット初動の最終盤面2

以下展開
サイバースガジェットを素材にリンクディサイプルをリンク召喚→ サイバースガジェットの効果でトークンを生成。→ トークンを素材にリンクディヴォーティーをリンク召喚。→ リンクディサイプルの手札交換効果を使用しリンクディヴォーティーをリリース。→ リンクディヴォーティーの効果でトークンを2体生成。→トークンを素材にリンクリボーをリンク召喚。→ リンクディサイプルとリンクリボーを素材に閉ザサレシ天ノ月をリンク召喚。→ 閉ザサレシ天ノ月を素材に刻まれし魔の鎮魂棺をリンク召喚。→ 刻まれし魔の鎮魂棺の効果でデッキから魔を刻むデモンスミスを特殊召喚。→ 魔を刻むデモンスミスとトークンを素材に刻まれし魔大聖棺をリンク召喚。→ 刻まれし魔大聖棺の効果で刻まれし魔の鎮魂棺と閉ザサレシ天ノ月を素材に刻まれし魔ラクリモーサを融合召喚。→ 刻まれし魔ラクリモーサの効果で魔を刻むデモンスミスを手札に回収。→ 魔を刻むデモンスミスの効果で刻まれし魔の詠聖をサーチ。→ 刻まれし魔の詠聖の効果で魔轟神ルリーをサーチしてそのまま捨てる。→ 墓地から魔轟神ルリーの効果で特殊召喚。
ここで分岐します。

トップハットヘア、アズルーン、シーザーであれば
→ 刻まれし魔大聖棺と魔轟神ルリーを素材に影法師トップハットヘアをリンク召喚。→ 影法師トップハットヘアの効果で碑像の天使-アズルーンをセット。→ 墓地の魔を刻むデモンスミスの効果で光属性悪魔族を戻し特殊召喚。→ 魔を刻むデモンスミスと刻まれし魔ラクリモーサを素材にDDD怒涛大王エグゼクティブシーザーをX召喚。

リンクリボー、ディエスイレであれば
→ 墓地のリンクリボー効果で魔轟神ルリーをリリースし特殊召喚。→ 墓地の魔を刻むデモンスミスの効果で魔轟神ルリーを戻し特殊召喚。→ 墓地の刻まれし魔の詠聖の効果で刻まれし魔大聖棺、刻まれし魔ラクリモーサ、魔を刻むデモンスミスを素材に刻まれし魔ディエスイレを融合召喚。

・デモンスミス+サイバースガジェットの展開
このデッキの最も硬い盤面を作ることができる初動となります。デモンスミスからスタートし、ニビルケアをしながら、盤面がトップハット、アズルーン、シーザー、ディエスイレの盤面を目指します。冥王結界派や拮抗勝負などにも強いのがこの盤面の特徴です。

デモンスミス+サイバースガジェット初動の最終盤面

以下展開
魔を刻むデモンスミスの効果で刻まれし魔の詠聖をサーチ。→ 刻まれし魔の詠聖の効果で魔轟神ルリーをサーチしてそのまま捨てる。→ 墓地から魔轟神ルリーの効果で特殊召喚。→ 魔轟神ルリーを素材に刻まれし魔の鎮魂棺をリンク召喚。→ 刻まれし魔の鎮魂棺の効果でデッキから魔を刻むデモンスミスを特殊召喚。→ 墓地の魔を刻むデモンスミスの効果で刻まれし魔の鎮魂棺を戻し特殊召喚。→ 墓地の刻まれし魔の詠聖の効果で魔を刻むデモンスミス2体を素材に刻まれし魔ラクリモーサを融合召喚。→ 刻まれし魔ラクリモーサの効果で魔を刻むデモンスミスを特殊召喚。→ 魔を刻むデモンスミスと刻まれし魔ラクリモーサを素材にDDD怒涛大王エグゼクティブシーザーをX召喚。
サイバースガジェットを召喚し、墓地から魔轟神ルリーを蘇生。→ サイバースガジェットを素材にリンクディサイプルをリンク召喚→ サイバースガジェットの効果でトークンを生成。→ トークンを素材にリンクディヴォーティーをリンク召喚。→ リンクディサイプルの手札交換効果を使用しリンクディヴォーティーをリリース。→ リンクディヴォーティーの効果でトークンを2体生成。→トークンを素材にリンクリボーをリンク召喚。→ リンクディサイプルとリンクリボーを素材に閉ザサレシ天ノ月をリンク召喚。→ 閉ザサレシ天ノ月と魔轟神ルリーを素材に刻まれし魔大聖棺をリンク召喚。→ 刻まれし魔大聖棺の効果で魔を刻むデモンスミス、閉ザサレシ天ノ月、魔轟神ルリーを素材に刻まれし魔ディエスイレを融合召喚。→ 墓地のリンクリボー効果でトークンをリリースし特殊召喚。→ 刻まれし魔大聖棺とリンクリボーを素材に影法師トップハットヘアをリンク召喚。→ 影法師トップハットヘアの効果で碑像の天使-アズルーンをセット。

カード採用理由

採用理由を説明したいカードだけ書きます。
構築を再掲

現在使用しているデモンスミスGSの構築

・デモンスミスギミック
今期の人権に近しいテーマカード。展開、妨害、除去、リソース回復といった遊戯王において、強い要素しかないカード群。

・フォーマットスキッパー
このデッキの初動。若干ヴェーラーに対しても若干の耐性があるのもグッド。

・サイバースガジェット
このデッキの準初動かつ、上振れを生み出すカード。墓地の手札誘発やフォーマットスキッパーを吊り上げ、リンク値を増やすことのできる優れた奴。このカード普通に強い。

・パラレルエクシード
このデッキがスネークアイエクセルに追いつくためのカード。デモンスミスがきたことによって、フォーマットスキッパーとデモンスミスを繋ぐ強力なパワーカード。

・ガッチリ@イグニスター
フォーマットスキッパーにヴェーラーをもらった時や既にパラレルエクシードを持っている場合にサーチするカード。特殊召喚条件にフィールドにサイバース族が必要だが、耐性付与効果は、種族を問わないため、シーザーに付与すると無類の強さを誇る。

・EM:Pグレニャード
自由枠に入れたカード。深い採用理由はないが、特殊召喚しやすい条件を持ち、追加で妨害にもなる良カードのため採用。相手のスキルドレインを剥がすといった活躍を見せたため、イレギュラーなメタカードに対し使えるのは評価ポイント。

・PSYフレーム・γ
最強の手札誘発。盤面が空の状態で手札誘発をもらう場面が多いので採用。ドロール打ってくる相手をわからせましょう。

・トロイメアユニコーン
EXの自由枠に入れたカード。召喚条件が緩く除去がデッキバウンスであることが強いと考えたため採用。リトルナイト使用せず、ライフを取りにいくときに使用する。トップハットが盤面に残りやすいことで、より出しやすくなっているのも追い風。

・アクセスコードトーカ
EXの自由枠に入れたカード。ライフキルと盤面荒らし用に採用したカード。このカードを出すときは、デモンスミスラクリモーサによって相手のライフが6800になるので、リンク素材にリンク3を使用するときは1500、リンク2を使用するときは2500の打点を生み出せるように意識してプレイをしましょう。

不採用カード

ここでは採用に至らなかったカードを紹介します。環境の変化や使用感によって採用が考えられるカードです。

・サイバネットマイニング
安定した盤面を作ることのできるフォーマットスキッパーを主にサーチするためのカード。現在流行しているドロール&ロックバードに弱く、手札コストとして強いカードがないため不採用にしました。篝火から生み出されるアドバンテージに勝てなさすぎる。使うなら素直にサイバースデッキを使用しましょう。

・閉ザサレシ世界ノ冥神
強固な耐性を持つモンスターを除去できるモンスター。閉ザサレシ天ノ月の効果を使用できることやマスカレーナから出す先としても優秀。要求されるリンク値の多さや相手の盤面を崩した後の展開に寄与しづらいため不採用としました。

・召命の神弓ーアポロウーサ
モンスター効果の発動を止めることのできる優秀なモンスター。マスカレーナから出す先としても優秀。自分のターンで出す時に要求されるリンク値の多いこと、ニビルケアとしてはシーザーと役割が被っていること、無限抱影に弱いこと、効果を使い終わった後、活用する手段に乏しいことなどから不採用としました。

・影帽子
トップハットヘアと組み合わせることによって魔法・罠1枚の除去、2枚までの表側表紙のカード無効を行うことができるカード。戦闘破壊耐性があるため、場持ちがいいのも利点。カード無効にタイムラグがあるため不採用としました。

デモンスミスGSの弱み

このデッキの弱みは、デッキ内のテーマカードが少ないこと、後攻の強さが手札誘発に頼りがちなこと、出来上がる盤面が強固ではなく、また妨害の独自性がないことです。
デッキ内のテーマカードはデモンスミスのギミックだけとなっており、新弾が出たばかりなのもあって環境レベルで使用できるカードの枚数が少なく、デモンスミスにアクセスできた時と、そうでない時の強さのムラが出てしまうのは明確な弱点と言えます。また、炎属性テーマデッキであれば採用できる強力なカードである賜炎の咎姫、悪魔族テーマデッキであれば採用できる優秀な効果を持つ魔界特派員デスキャスター(全部ベアトリーチェが悪い)や盃満ちる燦幻荘や炎王の孤島、粛声なる結界のような継続リソースとなるカードがないこともテーマデッキと比べて劣っています。
出来上がる盤面の強さはあるのですが、強固と言えるほどではありません。最近の環境デッキパワーのインフレで、環境デッキの要求値が上がっているのも大きな要因です。炎王やユベル、R-ACE、といった環境デッキは、1枚から多くの妨害を構えつつ、サイドデッキに入るサンダーボルト、ハーピィの羽箒、冥王結界波、拮抗勝負、三戦の才、禁じられた一滴といったカードに何かしらの耐性があり、また展開しているだけでそれらの後手まくりカードのケアを自然と達成できてしまっています。そのほかの環境で見られるメメントはアポロウーサ+メメントラルテクトリカ+メメントクレニアムバースト+冥骸王-メメントランテクトリカ+メメントメイス+ガーディアンキマイラといった強固かつ強力な妨害盤面を作ることができます。そのため現在活躍している環境デッキに対し、1枚のカードだけでは逆転できない場合があります。一方、デモンスミスGSは一応展開の中でそれらの後手まくりカードをケアできるものの、意識しなければならなかったり、盤面の強固さでは劣るため後手まくりの魔法・罠カード1枚で盤面が崩壊する恐れがあることは評価できないポイントです。

デモンスミスGSって実際どうなの?

結局皆さんが気になるのは、デモンスミスGSは強いのかどうなのかといったところでしょうか。結論から言いますと、実際強いです。ただ、あまりにも競合他社が強すぎて率先して使用する理由がないだけです。エクストラデッキの構築にあまり悩みたくない、手札誘発を使って戦うのが好き、派手な展開はあまり好きではないといった方にはオススメはできます。

あとがき


今回初めてnoteを書いたのですが考えることが多くそこそこ面白かったです。自身の考えをまとめるきっかけになったのは良い経験になりました。また気が向いたらnoteを書きますので、そのときはまたよろしくお願いします。最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。ではまた会いましょう。(^ ^)ノシ

ここから先は

0字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?