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私のシャドーイング愛/アメリカ英語発音記号を体系的に学習するコーナー⑤/げんきがでるかもしれない格言/レッスン募集のお知らせ/単熟語問題再掲/その他

週刊 English Motivator from HEA 2021年6月5日 Vol.33

目次

・はじめに
・私のシャドーイング愛 by ˈmɪstə ˈbrɒli
・アメリカ英語発音記号を体系的に学習するコーナー⑤ by Miyo a.k.a kiki
・げんきがでるかもしれない格言
・質問コーナー
・レッスン募集のお知らせ
・おわりに 編集後記
・集まれ!もち仲間ギャラリー☆
・〜おまけ〜 単熟語問題再掲 問題編・解答編

はじめに

こんにちは、Heart English Academy編集部おかっちです!
みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?
今週は気づけばメルマガの締め切りが目の前で、なんだか毎日がとてもはやいです。とっても困っています。

先週は英検でしたね!受験された方々は感触はどうだったでしょうか?
あんまりできなかった・・・という方も、英作文で大逆転!なんてことがありますので希望を捨てないでくださいね!
後日、ぼくも問題を解いてみたいと思っています。

毎週、MiyoさんやBrollyさんの記事を読んではどうやったら広まるのかな、多くの人に読んでほしいな、勉強や練習の効率あがるのになと考えていますがどうやったら広まるのでしょう??最近そんなことを考えています。
ともかく、編集するだけでなく、もっともっとぼくも考えていかないといけませんね!

それでは今週の「週刊 English Motivator from HEA」の記事をかんたんに紹介していきます!

「私のシャドーイング愛 by ˈmɪstə ˈbrɒli」ではBrollyさんのシャドーイングの歴史を読むことができます!いまのBrollyさんはいったいどれほどのトレーニングで作られたのか?!シャドーイングを練習した、と一言で言ってもそれがどれくらいのやりこみなのか、なかなか想像もできないし、また語ってくれる人もそんなにいませんよね。これを読んでみんなでシャドーイングマスターになり、Brollyさんになりましょう(?)

「アメリカ英語発音記号を体系的に学習するコーナー⑤ by Miyo a.k.a kiki」では前回の同じコーナーで扱ったAngela Duckworth博士の“The power of passion and perseverance(成功の鍵は「やり抜く力」)を使って発音記号を学んでいきます!!今回は /ɛ/ の音:“open e”です!!

また「週刊 English Motivator from HEA」のマスコットキャラクターもちもちこと「もちころ」のLINEスタンプも発売中ですのでよろしければご購入くださいね!

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私のシャドーイング愛 by ˈmɪstə ˈbrɒli

こんにちは!イギリス英語発音プロコーチの ˈbrɒli です。
本格的に暑くなってきましたね。エアコンのフィルター掃除も済ませ、フルに日中稼働しております。

毎年のことですが真夏になったらどうなってしまうんでしょうか。
自分の部屋はこの家の中でも何故か蒸し暑くなります。エアコンをフルに使っても不快指数が高いんですよね。
他の部屋に入るとカラッと感じます。
簡単な除湿器でも設置しようかな。

今回はシャドーイングについて書いてみようと思います。
とは言え、ここはこうしろなどの教授ではなく、
自分のこれまでのシャドーイング歴について触れてみようと思います。

シャドーイング、という言葉は高校の時でもおそらく英語の先生からなんとなく聞いたことはあったかもしれません。
とはいえちゃんとやったことはなく、
へえー、真似してやるといいんだね、くらいにしか思っていませんでした。

出会いは大学1年の時、夏頃だったと思います。
大学の書店で英語本を何気なく見ていたときにシャドーイングと書かれた本が目に入りました。

その頃の英語レベルはTOEICで約500点。
読み書きはまあまあなんとか出来ても、話す聞くはからっきしでした。
どう学んだらいいのかも分からない。

またそのうちTOEIC受けなきゃいけないし何か英語本でもやろうかなと思い、英語コーナーを眺めていました。

この頃、英語学習の柱と言えるものが自分にはありませんでした。
たまたまシャドーイングの入門書を手に取り、2ヶ月ほど書かれているままに取り組みました。

おそらく1日あたりの時間は1時間弱くらいだと思います。
とにかく楽しい。それまでちゃんと英語を声に出す練習なんてしてこなかったからなのか、声に出すのが楽しい。

聞こえてくるままに真似をする。繰り返すうちにだんだんとできるようになってくる。舌も回るようになってくる。
この変化も実感できてモチベーションになる。
これだけでTOEICは劇的に点数が上がりました。

この本をとにかく終えたら今度はCNNニュースの素材です。
この頃にはシャドーイングをやる習慣がついていました。
眠くてウトウトしながらの時もありましたがとにかく続けます。

素材は1本あたり30秒ほどでしょうか?
そのシャドーイングを最低でも1時間は1日やります。
1つの素材でその作業をおそらく3日ほどやりました。
延々とほぼノンストップです。

マラソンみたいにランナーズハイのような状態に毎回なるんですよね。
これをそうですね、半年ほど続けたかもしれません。
そろそろ次の素材、もう少しナチュラルに話しているものに取り組みたいと思い、今度は俳優のインタビュー音声にチャレンジします。

ニュースの話し方って独特ですよね。
とは言え最初は全く聞き取れません。
1つのインタビューも結構長くどう取り組もうかと悩みましたが、これまでと同じくらいの素材の時間にしたいと思い分割することにしました。

1つあたりこれも30秒ほどです。欲張らず、とにかく一部分あたりの濃度を濃くしようという考えです。
この頃は1回のトレーニングあたりの時間は2時間くらいはしていたと思います。
只管朗読も取り入れ、何回か書いてはテキストから目を離し声に出してみます。

ただ書いたり読んだりするよりもこれをすることでかなり記憶への定着度具合が変わってきました。
シャドーイングの仕上げに音声なしの音読も取り入れます。
2時間のトレーニングなんてあっという間です。
何日か1パートに取り組んだら今度はその30秒ほどのパートをさらに超細かく分割します。

例えば、

You scrub up really well.

という文であれば

You /scrub up/ really /well.

くらいの細かさです。
ここをABリピートを使って音程まで完璧にできるまで何十回、何百回とリピーティングします。

このトレーニングは英語らしい響きを手に入れるのに大いに役立ったなと今振り返ると思います。
これだけ細かく練習するのに30秒ほどのパートを終えるだけでも相当な時間がかかりました。
疲れている時もありましたが、根性で1パート終えるまではやり続けました。
時間は測っていたわけではないのでわかりませんが数時間は絶対にかかります。

インタビュー素材期の次はドラマです。
イギリスからドラマのボックスセットを買って試しに見てみますが驚くほど聞き取れません。
心が折れました。

でもしばらくしてから再びチャレンジすることにします。
今度もまた細かく区切ります。1シーンごとです。

スクリプトも手に入れ、これまで書いてきた作業をすべて組合せ、楽しくトレーニングです。
コメディードラマなのでとにかく楽しい。

でもかなり細かいトレーニング方法ゆえ、なかなか進めません。それでも我慢です。
1日何時間でもその細かい区切りを延々と続けているとセリフが勝手に覚わります。

最終的にはキャラがセリフを言うのを待ちきれずに自分が先にセリフを言ってしまうくらいのレベルになります。
キャラに自分のシャドーイングをさせてしまいます。
そうしたら次のパートへ進めます。
とにかく体力が尽きるまでシャドー、音読、リードアンドルックアップをやってみましょう。

この作業を行うにあたり、大事な前段階があります。
それは、自分の大好きな作品を見つけることです。

尋常じゃないくらいの回数を見ることになるわけですから楽しく感じられる作品でなければやってられません。

1シーズンまずは字幕付きでみても良いので、とにかくハマれる作品を見つけましょう。
まずはそこからです。
シャドーイングなどのトレーニングしている時間以外もその作品を流しましょう。
見ていなくても聞きましょう。
さらに音が頭に身体に染み込んでいきます。

この方法は効果がない、非効率だなどと言う方もいますが、
そう決めつける前にこれくらいはやってみてください。
もちろん、合う合わないは当然ありますが、ほとんどの人は効果を感じられるはずです。

最後に、ここまで書いてきたことに組み合わせて、母音子音などの発音の基礎を学ぶと相乗効果があります。
僕の以前の連載でもなんでもよいのでなるべく早く基礎の基礎はさっさと終えてしまいましょう。

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以下のようなQ&Aにこのあとは答えています。

・最初に手に取ったシャドーイング入門書のタイトルを教えてください。
・最初からイギリス英語でしたか?
・インタビュー音声はどこから拾ってきましたか?
・好きなスピーカー(真似したいスピーカー)がいたら教えてください
・自分の音声が真似できているかどうかはどのように確認しましたか?(録音はしていましたか?)
・練習に取り入れていたコメディードラマ教えてください!
・発音のプロとして、当時の自分に何かアドバイスしたいことはありますか?
・シャドーイングはどのレベルの人にもおすすめできますか?
・効果の目安はだいたいどれくらいですか?
・シャドーイングに特に向いている人、発音矯正していて特にうまくなるなと思うのはどんなタイプの方が多いですか?
・シャドーイングは好きな部分を30秒(または1シーンごとに)集中的に取り組んで、残りはある程度捨ててしまうという感じなのでしょうか??30秒を1話全体でやり切ってしまうのですか?
・実際の英会話で役に立ってる感『あ、いまドラマのフレーズ使ってるな…』みたいなの感じますか?シャドーイングで練習していると、頭で考えずにぱっと出てくるようになる感じでしょうか??
・音を聞いてそれを何回も真似してると日本語を介さなくてもよくなった感じはありますか?

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Q&A

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