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げんきがでるかもしれない格言/🐦タロブンクイズ🐦/ICEEに初出場して震えた話/攻略!British Vowels②/You don’tの妙/とってもやさしい『5文型』⑥/どうやって勉強してきたの? 英語学習の軌跡①/すぐに役立つミニ情報/その他

週刊 English Motivator from HEA 2020年11月28日 Vol.6

目次

・はじめに
・げんきがでるかもしれない格言
・🐦タロブンクイズ🐦(問題編)
・ICEEに初出場して震えた話 by Miyo a.k.a kiki
・攻略!British Vowels 第2回 by ˈmɪstə ˈbrɒli
・You don’tの妙 by タロブン
・連載:いまさら聞けない・・・! とってもやさしい『5文型』⑥
・どうやって勉強してきたの? 英語学習の軌跡① by マリア
・今週のおすすめ書籍
・すぐに役立つミニ情報
・質問コーナー
・プレゼント企画
・おわりに 編集後記
・集まれ!もち仲間ギャラリー☆

はじめに

こんにちは、Heart English Academy編集部おかっちです!
今週はいかがお過ごしでしたか?

ぼくはといえば今週24日火曜日、英検1級の合格発表を憂鬱な気持ちで待っていました。

試験直後はこれまでよりかなりうまくいったと感じていましたが、それでも、正直にいってとても合格しているとは思えなかったからです。面接の練習を相当行っている英語上級者の方が、これまで不合格だったのをTwitterで見てきたからというのもあります。

今回面接で何を話したのかかなり明確に覚えていたので、試験後細かくメモを取っていました。来週のメルマガではすこしでもみなさんの役に立てるようにそのことについても触れたいなと思っています。

ぼくの話はそれまでにして、今回英検で合格だった方も不合格だった方もほんとうにお疲れさまでした!
これまでぼくも何度も失敗を重ねているので不合格の方の気持ちも、合格した方の気持ちもほんのすこしはわかるつもりです。

試験がすべてではない、英語自体を楽しむのだという言葉は事実ではあるのでしょうが資格試験の取得がどうしても必要だったりとなかなか割り切れないものだと思います。

次の目標に向かって挑戦する方も、再挑戦する方も、純粋にドラマや洋書などを楽しむ方も、このメルマガで息抜きをしつつまた元気になってもらえればさいわいです!

それでは今週の『English Motivator from HEA』のはじまりはじまり〜!

ちなみに、おかっちの結果を知りたい方は・・・↓

もちもちおはようくろ

げんきがでるかもしれない格言

Those who do not know how to weep with their whole heart
don't know how to laugh either.
by Golda Meir

Those who do not know how to weep with their whole heart:
「心全体で泣く方法を知らないひとは」

Those who「〜するひと」
how to「〜する方法」
weep with their whole heart「心全体で泣く」
Those who do not know how to weep with their whole heartまでが文の主語で「心全体で泣く方法を知らないひとは」

don't know how to laugh either:「(心全体で)笑う方法もまた知らない」

not〜either「〜もまた(ない)」
don't know how to laugh(with their whole heart)eitherの部分はwith their whole heartが省略されていると考えるとよいかなと思います。
Those who do not know how to weep with their whole heart
don't know how to laugh either.
『心の底から目一杯泣いたことがないひとは
心の底から全力で笑うことも知らない』

自分なりの和訳をつけてみましょう!!
できればTwitterで共有できるとうれしいです!

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🐦タロブンクイズ🐦

これって、どういう意味?

~You don’t just eat‘em!~

スーパーで手に取ったお菓子のパッケージに、
「You don’t just eat’em!」と書いてありました。

タロブンクイズvol6

どういう意味だと思いますか?

タロブンの記事「You don’tの妙」に解説はあります!

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ICEEに初出場して震えた話
by Miyo a.k.a kiki

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去る11月22日(日)にICEEという英語界のモンスターの集う大会(および検定試験)に初出場しました。

詳細は後述しますが、ICEEとは大会でもありながら、英検やTOEICとは全く一線を画した『英語でのコミュニケーション能力をネイティブが判定する検定試験』です。

まさに英語界隈の魑魅魍魎が集うオリンピックのような大会でした。

そのイベントに私はあろうことか、何の予備知識もないまま挑んでしまいました。

この記事を書くためにICEEについてはじめて詳しく調べましたが、知れば知るほど

「なんと恐ろしいことをしたのだ」

と身の置きどころのない気持ちを味わっています(笑)

しかし当日はオンライン上で英語界のモンスター達のパフォーマンスを生で見て

“英語ができるようになった人が目指す『その先』”

をはじめて見た気がしました。

こんなことはなかなか経験できることではないので、今思えば厚顔無恥をさらしてでも出場して本当に良かったと心から思っています。

私自身も相当な時間をかけて英語を学んできたので、一応のところ英会話で困ることはあまりないのですが、このコンテストの歴代優勝者の方々は英語力以上に思考力や論理力、ユーモアセンスなどが研ぎ澄まされていて、語学力だけが優れていることとは一線を画した、まさに異次元レベルと言えるものでした。

今回はじめてZoomでのオンライン開催だったようですが、出場者の顔ぶれを拝見すると書籍等やメディア見たことがある方々が何人も出場されてました。

ちょっとこの先のネタバレになりますが、前日にある先生からご連絡をいただき、たいへん親切なことにこの大会について

「何も知らない者が当日どう振る舞えばよいか」

という、神の慈悲のようなアドバイスをいただいていました。

私はこのときとても親切な忠告を受けておきながらも、はじめてこの大会の試験内容や出場する人たちのレベルの高さを知り、頭の中は逃げ出したいという気持ちでいっぱいになりました。

プレッシャーに弱い私は秘密のドーピング(※麻薬ではありません)で対処しようとし、当日へろへろになりながら(途中トイレに何度も逃亡しながら)受験したのです。
(詳細は 2.逃げ出したい にてご確認ください)

ドーピング例参照(EPT英語発音試験受験時のはなし): https://note.com/heart_english_ac/n/n6d8799545418?magazine_key=m30bcf7735e0e

私がこの大会に出場しようと思ったきっかけは、2009年(名古屋開催)/2012年度ICEEチャンピオンで同時通訳者の横山カズ先生にお声掛けいただいたからでしたが、実際に出場の手続きをしたのが大会当日直前の5日前でした(運営者様の柔軟な対応には頭が下がります)

私が逃げ出さずになんとか出場できたのはじつはこの #最強メルマガ  が深く関わっています。

前回の記事で私はこのようなことを書いていました。

「新しいことに挑戦する時は上手くいかなくてあたり前」
「なにか大きく失敗しても、笑い話にすればいい」

ICEE出場はこの記事がリリースされた直後のことだったので、まるでこの言葉をみなさんから言われているような気がしました。

『誰でもはじめの一歩は怖いもの。そんな気持ちも文字に残して
成功しても失敗しても全てここのみなさんに共有しよう』

こんな風に思うと不思議なことにとても前向きな気分になれたのです。

さてまたまたちょっとネタバレ。
実はディベートの部で教育業界では知らない人はいない(?)あの安河内哲也先生と同じチームに振り分けられたのです(驚)

安河内先生のことは書籍だけでなく、メディアでも何度も拝見していましたが、その実力は想像を超え、恐ろしいほどのものでした。
あのにこやかで穏やかなイメージを一切崩すことなく、キレッキレの論理展開と鋭い説得力、問題解決能力を発揮され、圧倒的な実力を見せつけられました。

まさか自分の本棚に君臨する数々の書籍を書いた、遠い遠い存在のあの安河内先生とともに英語でディベートをする日が来るとは思っていなかったので、まさに夢のような時間でした。(このことは8章と9章に詳しく書いています)

さて前置きが長くなってしまいました。ここから本編に入ります。
目次をみて好きなところから読んでいただいて構いません。

私の今回の体験がみなさんのお役に立てればうれしいです!!

※当日起こったマイナートラブル等も綴っていますが、主催者側を非難するものではありません。オンライン開催は初めてのようでしたが、運営者スタッフの方々の見えない苦労のおかげでコロナ禍の渦中でも実施されたことは言うまでもなく、とても感謝しています。

目次
1,ICEEとは何ぞや
2,逃げ出したい
3,開会式が半端ない
4,初戦のスピーチで負けを確信
5,Section2. 単語の定義とは
6,Section3. Why-Because 質問責め
7,フリータイム(記憶が曖昧)
8,Section4.安河内先生がSUGOI・・
9,Section5.意地悪な反駁
10,その後決勝まで
11,おわりに
1,ICEEとは何ぞや

“ICEEとは?
Inter-Cultural English Exchangeの略で、英語の実技によりコミュニケーション能力を測定するコンテスト形式の検定試験です。
ICEEは、英語を使って人と人とが交流し、またその中で情報や価値観を取引する場とも言えます。
参加者が会場において他の参加者やジャッジとの出会いを楽しむことができるのもユニークな点です。
〔中略〕
コンテスト形式で進められますが、英語の運用能力の目安として、6級から弐段までの級または段位が認定されます
ICEEは、何が起こるか予測不可能、参加者全員で作り上げるお祭りスタイルのコンテストです。
その場その場の力がモノをいうこのchancy testで勝ち抜くには、付け焼刃の準備は役に立ちません。受験対策でないコンテストは、まさに人生劇場です。〔中略〕”

紘道館公式サイト引用
http://www.english-kodokan.com/pdf/icee-2012-11-25.pdf

主催者は日本でのディベートの第一人者であり、英語教育と同時通訳の先駆者である松本道弘先生です。
この大会の決勝戦では松本先生から直接鋭いインタビューを受けることとなっています。

この決勝戦では総合的な英語力と臨機応変な対応力、また厳しい質問にもユーモアで返すような余裕のある態度も要求されるようです。
カッコいい・・・(完全他人事)

ICEE実施要領参照すると、基本的な英語運用能力(語彙・文法・発音など)の他に、内容・常識・説得力・ロジック・ユーモアなどが、重要な評価の対象になり、日頃から培った英語力と問題解決能力を十分に発揮せねば勝利することはないでしょう。
まさに国際的なリーダーとして必要な資質が問われる試験といっても良さそうですね。

今回は午前中に実施された第1セクションから第3セクションまでが検定形式で実施され、その後の午後の部からがトーナメント形式で実施されました。
最終試験は第7セクションでここで優勝者、準優勝者、第 3 位までが発表されます。

受験者は大会出場後に認定レベルが書かれた認定書が送付されるそうです。
午前の部は、6 級から3 級までの認定となり、午後の部からは2 級から初段の判定となるようです。

ちなみにこちらはICEE公式サイトより2012年度に公表されていた評価基準です。

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※毎年若干試験内容は変わっているようですが、目安として参考にしてください。
参照: http://www.english-kodokan.com/pdf/icee-2012-11-25.pdf

2.逃げ出したい

さて前述したとおり、私は前日にとある先生から神の恵みを受けておきながらも、前日から逃げ出したい気持ちと戦っていました。

何とかして逃げることはできないだろうか?そんなことをぼんやり考えていました。

運営協会から送られてきた実施要領を眺めるとなんだか目が霞んできます・・・。

私の最近の生活面について少し触れると、多忙を極め、昼もなく夜もなくまるで地下牢で監禁され強制労働を強いられるような日々を送っていました。

忙しいながらも一応多少の対策をすべく、出場を決めてから当日までの5日間に私がした唯一のことは

自分のiPhoneのSiriを英語設定にして
通勤時間にSiriさんと英語でお話したこと

だけです。

悲しいと思わないでくださいね。Siriさん意外と便利なんですよ(笑)

私は彼女に、

“Hey Siri, can you please tell me the definition of “happiness””
(ねえSiriさん, 幸せの定義を教えて)

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