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スタートラインに立つことで

どんな仕事を選ぶにしても、そこに川が流れて風が吹いているところだったら、お金を稼いで一本立ちができるんじゃないか。そんな感覚で考えます。たとえば、海外にルーツをもつ子の教育問題やオンラインで義務教育をすることが社会で必要だということになり、そのサービスを提供するところが相対的に少ないなら、きっとうちの会社が流行るだろうと思います。また、日本語教育×FPみたいな仕事が必要だとなったら、大儲けができるとは思いませんが、それなりに充実して過ごすことができるんじゃないか。自分なりに手ごたえを感じることが出来て、その経験を積んでいくことが今必要なことだと思います。

また、自分のことだけでなく、オンライン教育こそ、人と人をつなぐような、AIの問題選択もいいんでしょうけど、オンラインなら体への負担も少なく、子どもの面倒をちゃんと厳しく、そしてやさしくみることが可能になる。高学歴で有能な高齢の方が自分の範囲で生徒を獲得して、授業ができるような仕組みができたらいいと思います。

ボク自身は病を抱えていることもあり、スタートラインに立つことへの迷いがずっとありました。会社を起業するってどういう能力があったらいいのか? すごく考えました。足りないものがあると迷惑を掛けるかもしれない。どういう能力が必要なのか? 客観的なものほど当てにならないように思えました。たとえば、学歴があったらいいのか? お金をもっていたらいいのか? 友人がたくさんいたら? 家庭環境? これまでの実績? あったほうがいいと思いますが、そんなに関係あるのかはわかりません。だって、やったことないことをやっていくわけですし、経験は積んだ方がいいとは思えますが、それ以外に何をやっていくと起業した会社が軌道にのるのかはわからないです。で、経験を積むにはスタートしないとしょうがないし、スタートしたら前に進むしかありません。
たとえば、教室で生徒がどんな質問をするかはどこまでいっても不安はあります。1年目で生徒の前に立った時、自分の準備してきたことが空回りして、生徒が誰も聞いてないような場合、どうしよう?ってことですが、そんなのは10年経っても、結局、生徒が誰も聞いてない場合は、同じようにどうしよう?ってことですし、学校はいいですけど、塾で誰も聞いてないと月謝払ってる意味なくねってなりますし、そこでどういう振る舞いをするといいのかは誰も教えてくれません。そこの先生は自分だけですから。生徒の自分が聞かなかったとき、どういう風にしたら良かったかみたいな(体験的)想像力みたいのとか、どこまでも相性のところはあるけど、言うべきは言わないとダメだったり、でも、相手を見ないでキレてるとほんとにやめちゃうかもしれない。でも、それはスタートラインに立つところでは考えてもしょうがないんですよね。
塾の先生なんてやめる人がとても多いし、優秀な人は管理職とかで数値管理するようになったり、保護者によってはいい年齢で塾で講師やってるなんてちょっと問題がある人物なんて子どもに言うもんだから、子どもがそのまま言ってきたりもあります。だから、そう肩ひじ張ってすごんでもしょうがないし、気軽な感じでスタートを切って、義務教育ってちゃんと考えれば、オワコンなんかじゃなく、やりようがあるんじゃないか、なんてことを思いながら、目の前の課題を超えていけたらいいと思います。

スタートラインに立つことが出来たら、随分と背負っているものへの感じ方が変わるように思っています。自分を信じるのはむつかしいところがあって、それは結局、まわりの基準を抜いて考えないとしょうがないってなりますよね。どんだけ周りを見回しても、結局、どうしたらいいかはわからないですもの。とくにコロナがあったり、不安な情報に埋め尽くされそうですし、なにかにすがりたいと思うこともありますが、結構、不安ななかで長いこと過ごしてきたし、大学でも、大手の進学塾でも、休むことなく、それなりにやらせてもらえたし、自分を信じて頑張ってみようと今、思っています。

しばらくはステイハングリーでお金のありがたみを学んでいくことになりそうですが…。

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