見出し画像

すばらしき世界 HVの毎日

西川美和監督のすばらしき世界を見に行ってきました。ドキュメンタリー映画を見ているようでした。ひとりの人間の凝縮された時間がワッと出て、それを勝手にこちらが考えるわけなんですが、だいたいは自分の毎日が投影されたものを感じるのかもと思います。感想なんですが……、西川監督の映画って感想が言いにくいことないかと思います。言っちゃうと違うんじゃないか …、映画の中に答えはあるって言えばあるんですけど、その先のことは自分で考えてってことな気がします。余韻を響かせるというか、それをネットに書いちゃうのも恥ずかしいですし、でも、あの人はこの映画をどう言うかなって、たとえば、内田樹さんがこの映画をどういう風に評論するか? とか、アカデミックな人がどういう評論をするのかは聞いてみたい気がします。ほぼ日の学校で橋本治をアカデミックな人がほんとにオタク的に評論するってのがまさにプロの技的に面白かったから、ちょっと書いただけですけど、簡単には割り切れないし、この映画で感じることって生きてる意味を考えるみたいな気もして、いろいろな考えが出ると思いますし、結局、自分を抜いて考えたこと(他人の考えたこと)がこの映画を一番わかったってなるかもと。いわゆる自己啓発とかでいうところの、自分の葬式で弔辞でどういう風に言われたいか? を考えるような、そんな不思議な気持ちになる、泣ける映画でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?