“糖尿病塾”食事の詳細

Q:糖尿病をよくするため(発症を防ぐため)にはどんなことをすればいいのですか?

A:まず、一番強く血糖値に影響を与えるのが「食事」です。
どんなに運動をしていても、食事がおろそかだと効果が出にくいのです。

食事がおおまかに60~80点くらいで取り組めれば、「運動」の効果がとてもあらわれやすくなります。

さらに無視できないのが、「ストレス」です。ストレスで血糖値が上がるからです。
ストレスは大きな問題としてあらわれると分かりやすいですが、日頃はささいな物事の捉え方の傾向(性格)として、生活全般に影響を与え続けます。自分にとっては当たり前だと思ってきた感覚を、さらにゆるめて広げて自然に拡大する方向へ向けていくと、ストレスは減り血糖値は上がりにくくなります。
この取り組みは糖尿病の改善のみならず、人間関係や社会生活上も大きなメリットとなります。
「マインドを変える」ことは、糖尿病塾で最も力を入れているポイントです。


①食事療法のポイント

「糖質制限」がお勧めです。

※注意:食事で現在タンパク制限を指示されている方はできません。
腎機能が悪く尿にタンパクが出ている方は、糖質制限は慎重に行う必要があるので主治医に相談してください。
糖尿病のコントロールが悪くHbA1cが8%以上の方は、一時的に尿にタンパクが出ていても、糖質制限をしてHbA1cの数値が改善することによって尿にタンパクが出なくなることもあります。

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