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【日々所感】”あなたが作り出す価値”は?

※TOP写真はこちらより:https://newspicks.com/news/5444075/body/
※課金記事です。読める部分と課金部分の文字量はほぼ同じくらいです。課金部分に新型コロナウイルス感染症の情報の掲載されているサイト紹介を含みます。


新型コロナ感染症のワクチン接種を不安に思っている人は、一定数いるようです。私のところにまで、メッセンジャー等で、ポツポツ、「ご相談」があります^^;; 


それは嫌でも迷惑でもありませんが、役不足な感が否めませんので、害にならないように、客観的な事実をお伝えし、その人のお考えを引き出して、ご自身で決定していただくお手伝いをする、ということになります。

「役不足」と書いたのは、私は”感染症予防対策”の”健康学習支援”が専門であり、特に”性感染症感染予防”のための健康学習企画がテーマ、専門です。感染症治療やワクチンが専門ではないのですわね・・・。もちろん、基本的な事項はそこそこ理解しているとは思っていますが、さらに・・・は、やはり「専門家」に聞けるといいとは思うのです。

私は、保健師・看護師の資格を持ち、公衆衛生の健康教育・健康学習支援をテーマにしてきた者です。大学病院で、いわゆる「看護師さん」もして経験がありますが、専門キャリアとしては、看護というより、公衆衛生&社会学寄りです。保健医療の企画、保健医療に関わる一般向け学習企画・プロモーション、健康学習支援の方法、を主に扱ってきました。大学でも、これらを学生に伝える時間が多かったと思います。企業勤務の際には、生活習慣病の企画営業や健康学習プログラムの運営管理をしていたので、一般のかたが持つであろう看護師・保健師のイメージとは少々異なっていると思われます。

20代後半からHIV感染症をテーマにしており、このご縁で”結核予防会結核研究所”に出入りするようになり、ある東京都によるアジア各国との結核予防対策プロジェクトにも関わり、信州移転後は感染症予防の基礎知識を学生に講義することになったので、感染症を専門外、とも言えませんが、感染症をドーンと専門分野にしている方に比して、「感染症が専門です」と言うと座りが悪く、お尻がモゾモゾする、のです。

ですので、「”専門家”に聞けるといいですね」になるわけですが・・・・、

とはいえ、感染症の真の「専門家」は少なく、さらにワクチンのプロは少なく、海外にいる方も増え、一般の方が気軽に聞き難い状況でしょう。そもそも、どこにどんな感染症専門家が居るのか、を一般の方が見つけるのは、多少の手間がかかると思われます。(できないわけではありませんが)
結果、「医師」「医療機関」「保健所/センター」に聞きましょう、なのですが、保健医療職は居ても、ワクチンの「専門家」ではない・・・という状況です。

日本の行政の仕組みは、優れている面は多く、いわゆる通達で地方自治体にも、中央省庁が、対応の目途となる基本的な内容を書面で送っているのが通例かと思います。

ですから、一般の方々からの問い合わせに答えるには、不満や遅延はあろうとも、なんとか軌道に乗せ、障害や問題にまでは発展しないように運営しているのですね。
さらに、今回の感染症のような特定の事象については、バックで一部の”専門家”が重複して、役割を担っているわけです。

新型コロナ感染症は変化が早く、追い付いていない面もあり、地方自治体の首長の舵取りの是非が露呈している面があるのではないでしょうか。保健医療面でのブレーンと言える人材を、いかに確保できているか、ということも透けて見えるような気もします。

さて、前置きが長くなりましたm(_ _)m

TOPの写真は、話題の新型コロナ感染症のmRNAワクチンで有名なカタリン・カリコ博士です。
次の記事に、彼女へのインタビューが掲載されています。仏「ル・ポワン」紙によるインタビューです。経歴やお考えが書かれています。

CourrierJapon、MUST_READ Long Read2021.3.9
「夏までには新型コロナウイルスに勝利しているでしょう」
mRNAワクチンを生んだ研究者、カタリン・カリコの成功の裏にあるもの
※有料記事

この記事の中で、彼女が「──若い研究者たちにアドバイスはありますか?」と問われて、お答えになった言葉に感銘を受けました。

ビジネスや起業について、多くの方が、「これが大事だ!」とおっしゃる内容にも重なることだと感じました。

私自身、なんだかんだと20代から大学や研究機関に出入りし、2010年からこれまで大学の教育研究に携わったので、このことは基本と思いつつ、遂行するのは存外に強いこころや思いが要るとも思うからです。
今流行の言葉でいうと、マウンティングする、人が多いのも大学というところであるとも思いますし・・ね^^;;

博士の答えた言葉は、こういうことでした。

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