【物語】スミレ校長と彩子とフランシスのストーリー、おたまじゃくしのお店での出会い
「あれはスミレ校長だ!」
一瞬でそう確信した。
スミレ校長とは、スピリチュアルな心得を教える魔法の学校の校長。
その高いスピリチュアルな能力で、魔法の学校の参加者たちを、導いている。
・キラキラ輝くオーラ
・立派な和服姿
・きびきび動き回る積極性
そしてなにより、、
ほがらかな笑顔
私(フランシス)はこれまでスミレ校長を見たことがなかったが、一瞬で分かった。
ハワイ在住だと聞いていたが、いつのまにか日本に戻ってこられていたみたいだ。
自然豊かな山あいの奥深くで開催されていた、魔法の学校によるイベント「おたまじゃくしのお店」で、私は衝撃的な出会いを経験した。
私は、そばにいた彩子に聞いた。
フラン「あの方はスミレ校長だよね?」
彩子「フランシス、そうだよ。よく分かったね!」
フラン「だって、そんなオーラが出ているから、、」
彩子「そうなんです。フランシスも見る目があるのね(笑)」
フラン「彩子、俺のことを甘く見てない?」
彩子「見てないよー」
フラン「本当かなぁ」
そんな会話をしながら、私と彩子は歩きながら、スミレ校長に近づいていった。
彩子は魔法の学校で、ヒーリングを学んでいた。
魔法の学校主催の野外マルシェのようなイベントに、彩子が参加すると聞いて、
ちょうど私が様子を見に来たときのことだった。
彩子と話しながら歩いているうちに、
だんだんスミレ校長の近くまでやってきた。
これは・・・
私は話しかけるチャンスだと思った。
今だ!
フラン「スミレ校長、こんにちは! フランシスといいます。彩子さんからお話は聞いています!」
彩子「あっ!? フランシス!!」
彩子は、私の会話をさえぎるように、とっさに声をあげた。
スミレ校長「アメジスト、今の怪しい動きは何?(笑)」
アメジストとは彩子のニックネーム。
彩子は普段、アメジストと呼ばれることも多かった。
それは、彩子がサロン・アメジストのオーナーだからだった。
彩子「いえ、何でもないんです〜」
まるで親に注意された子どものように、彩子はしゅんとしてしまった。
フラン「彩子さん、私はスミレ校長にご挨拶をしたいだけです。心配しなくても大丈夫ですよ」
私は子どもをあやすように、意味ありげな笑顔を浮かべながら彩子に言った。
フラン「私は心理学を中心に一般の方に伝えているのですが、スピリチュアルにも興味があって、今日は彩子さんの応援もかねて来させていただきました」
スミレ「そうなのね! それは、うれしいわ。ようこそ、おたまじゃくしのお店へ!」
生き生きとした表情で、スミレ校長はそう言った。
スミレ校長はスピリチュアルな感性が高いと彩子から聞いていただけに、内心私は緊張していた。
するとそのとき、、スミレ校長は予期せぬ言葉を発した。
スミレ「あなた達2人、似ているわね」
フラン「えっ?! そうなんですね?」
驚いた。
私と彩子が似ているなんて!
彩子「そうでしょうか… 」
私にはズバズバと言う彩子だが、スミレ校長の前では、借りてきた猫のようにおとなしかった。
スミレ「雰囲気がそっくりよ」
フラン「彩子さんと似ているなんて、考えたこともなかったので驚きました」
スミレ「2人で何か一緒にやったら? コンビを組んだらどう?」
予期しなかった言葉に驚きつつも、
フラン「そうですね。ありがとうございます」
と、お礼をいった。
さすが、スミレ校長。
直球勝負のような言葉だった。
というか、、
このときのスミレ校長の言葉は、後に現実となるのだった。
数ヶ月後、、
私はサロン・アメジストを拠点に、彩子のサポートのもと心理学のセミナー活動を展開することになる。
ただ、このときは、そんなことになるなんて夢にも思っていなかった。
スミレ校長は、そのことをスピリチュアルな直感で気づいたのだろうか。
とにかく、、
スミレ校長との不思議な出会いであった。
そして、、
この出会いが、すべての始まりだった。
そう、フランシス、彩子、スミレ校長の3人のストーリーの始まりだった。
つづく・・・
■ 執筆者 : フランシス
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