チャクラの話

こんにちは。医療職ヒーラーの渡邊です。

今回は、『チャクラ』についての記事になります。

ヨガやエネルギーワーク、スピリチュアルの世界では、割とメジャーな言葉でありますが、最近では、アニメやゲームにおいても、チャクラというワードが聞かれるようになりました。

そんなチャクラについて、今回は端的に述べていきたいと思います。

チャクラとは

チャクラとは、その語源であるサンスクリット語において、『輪』を意味し、我々の肉体とエネルギー体の架け橋となる、『エネルギーセンター』のようなものです。

諸説ありますが、主に７つあるとされ、頭頂部から股間までの正中線に沿って存在しているとされます。

ヨガやアーユルヴェーダの世界では、このチャクラの働きが乱れると、肉体・感情・精神レベルで問題が起こり、病気に発展すると考えられてきました。

チャクラはどんな形？

クレアボヤンス（透視）能力のある人が見ると、その名の通り、『回転するエネルギーの輪』のように見えることがあるそうです。

私はクレアボヤンス能力を有していませんが、ヒーリングの際にチャクラにアクセスすると、三次元的に回転しているチャクラを感じることがあります。

おそらく、感覚の鋭敏なヒーラーさんや整体師さんも、同じような体験をされている筈です。

チャクラの役割

チャクラは、その存在する場所によって、解剖学的・生理学的・スピリチュアル的に担っている役割が異なります。

また、チャクラのある場所は、人体にとって重要な分泌腺や神経叢が存在する場所でもあります。

この場所で問題が起こると、何かしら人間にとって不都合なことが起こることは、容易に想像がつきます。

チャクラはバランスが重要

チャクラは、エネルギーセンターであると同時に、エネルギーの通り道でもあります。

例えば、第一チャクラが整っていても、第二チャクラが整っていなければ、そこでエネルギーの流れがストップしてしまい、第二チャクラから上位で問題が生じる恐れがあります。

また、スピリチュアルや精神世界に傾倒しすぎて、現実世界から目を背けている人。

こういう人は、頭部の第６、第７チャクラが異常に活性化している場合があります。

端的に言えば、『フワフワして地に足がついていない人』。

『高次の存在と繋がった‼』と喜んでいたが、実は低級霊だったなんてことは、よくある事です。

チャクラは、バランスが重要です。

第１：基底チャクラ（ムーラダーラチャクラ）

第１チャクラは体幹の基底部、会陰部(生殖器と肛門の中間)にあります。

色は、赤色。出生後から５歳くらいまで発達していきます。

現実的・物質的な性質を有するチャクラです。

この第１チャクラの重要な役割は、『グラウンディング』です。

『グラウンディング』とは、地に足のついた状態の事であり、肉体的・エネルギー的に現実世界とのつながりを持つことです。

我々は現実的に、物質的な世界に生きています。

物質的な世界において、我々が生きていくためには、他人との関わり、お金や信用が重要になります。

グラウンディングが出来ていない状態とは、まさに、これら物質的な世界から隔離されて、自分の殻に閉じこもり、感情的にもフワフワと不安定になり、実生活が困難になっていきます。

一方、第１チャクラが極度に活性されると、物質至上主義になったり、性に奔放になったり、想像力や創造性が欠如するということも見られます。

第１チャクラは、上部に位置する第２チャクラにエネルギーを送る役割があるため、第１チャクラが不活性化していると、第２チャクラの働きも悪くなってきます。

第１チャクラは生命力を司るため、ここが不安定になると、自分の生命に対する不安に常に晒されることとなります。また、自尊心にも関りが有ります。

第１チャクラは、ストレスホルモンであるアドレナリンの放出に関わる、副腎と関連があります。

第１チャクラが不活性化すると、自信喪失、疑心暗鬼、便秘、下痢、痔、腰痛、座骨神経痛などが出現する傾向にあります。

第２：仙骨チャクラ（スワディスタナチャクラ）

第２チャクラは、へそから指２～３本下にあり、第１チャクラ同様、物質・肉体レベルに関連の強いチャクラです。

色はオレンジ。３歳～８歳にかけて発達していきます。

このチャクラのテーマは『創造』であり、生殖器や、情熱などと関連があります。

また、声や表現に関わる第５チャクラと共同して、創造性を発揮することもあります。

第２チャクラに問題があると、不妊や便秘、頻尿など、生殖器や泌尿器系の問題、腰痛などが生じます。また、変化を恐れ、異性を遠ざけたり、感情表現が乏しくなったり、かと思えば、他者に極度に依存的になったりします。

第３：太陽神経叢チャクラ（マニプラチャクラ）

第３チャクラは、物質・肉体的レベルとのかかわりが強い最後のチャクラです。

色は黄色。８～１２歳で発達していきます。

このチャクラのテーマは、意志、自尊心、勇気、決断であり、消化器とも関わってきます。

また、精神的なトラウマが蓄積する場所でもあります。

第３チャクラのバランスが活性化していると、自己肯定感が高まり、自信に満ち溢れ、全ての事を自分の責任で考え、行動できるようになります。

逆に、不活性化していると、卑屈になったり、他者に依存的になったり、うつ傾向になったり、怒りがコントロールできなくなり、消化器系の異常が発生し、糖尿病やアレルギー、慢性疲労が出現します。

第４：心臓チャクラ（アナハタチャクラ）

全チャクラのちょうど中間に位置する重要なチャクラです。人間の物質性と、人間がもつ神性を連結する役割を担います。

色は緑（ピンクもある）。１２歳から１６歳にかけて発達していきます。

このチャクラのテーマは、愛、思いやり、友情、共感、言葉を超えた高次での繋がりです。心臓や呼吸器、胸腺と関りがあります。

チャクラのバランスが取れていると、世の中のあらゆるものとの繋がりを感じられ、全てにおいて寛大な境地に立つことができます。また、他者愛に溢れ、ヒーリングなどの仕事に惹かれるかもしれません。

一方、チャクラのバランスが崩れると、自己愛が欠如したり、他者を拒絶したり、批判的・猜疑的な心になってしまいます。また、循環器や呼吸器、免疫系の問題が生じてきます。

第５：喉チャクラ（ヴィシュダチャクラ）

このチャクラは、あらゆる形のコミュニケーションと表現力を司ります。

色は青。16歳から21歳にかけて発達していきます。

ちょうど、親離れし、自分の考えをはっきり述べ、自立していく段階で発達が見られます。

素直に自分の意見を述べらず、抑圧された環境で育った子供は、例外なくこのチャクラに問題を抱えています。

このチャクラのバランスが取れていると、正直なコミュニケーションが可能になり、また他人に元気を与えられるようになります。

このチャクラのバランスが崩れると、際限なくペチャクチャしゃべる、コミュニケーション障害、喉の不調、リンパの痛み、肩こり、咽頭・甲状腺の問題が出現します。

このチャクラのスピリチュアルな側面の一つとして、良いエネルギー、悪いエネルギーを判別する指標になるという側面があります。

良いエネルギー、たとえば御神氣などに接すると、呼吸がしやすくなり、たくさんの空気を取り込むことができます。

反対に、悪いエネルギー、いわゆる邪気に接すると、呼吸がしづらくなり、喉が詰まるような感覚があります。

第６：眉間チャクラ（アジナチャクラ）

第6チャクラと言われても、ピンとこない方も多いと思いますが、別の言い方をすれば、『第三の目、サードアイ』です。

色は濃いインディゴ。２１歳から２６歳にかけて発達していきます。

直感を司り、肉体・精神・魂レベルのあらゆるビジョンと関係があります。

このチャクラのバランスが取れていると、物事の本質を見抜けたり、集中力や直観力が高まり、知識欲が溢れ、物質的なものに執着しなくなります。

このチャクラのバランスが崩れると、被害妄想、物忘れ、注意散漫、物質至上主義になる、内面より外見を重視するようになります。また、頭痛や眼精疲労、白内障、副鼻腔炎などが現れます。

少しスピリチュアルな話になりますが、このチャクラは、クレアボヤンス能力(透視)や霊視能力とも関りがあります。

先天的にこのチャクラが活性化している人たちの中には、いわゆる霊能力者などとして活躍する人もおられます。

このチャクラの覚醒に、一種の憧れを抱く人が、スピリチュアル界隈には多く見られますが、はたして、このチャクラが覚醒して、見えない世界が見えるようになったとき、どれだけの人が、正気を保つ事ができるでしょうか？

第６チャクラ・サードアイを覚醒させるとどうなるか？スピリチュアル系YouTuberである『ブッダかずひさ』さんの動画が非常に分かりやすいので、以下にご紹介します。

https://www.youtube.com/watch?v=BV6enpPRm2c

興味本位で覗いてよい世界ではありません。見えない方が幸せな事もあります。

『第６チャクラを覚醒させます』『松果体を活性化させます』

などといった、セミナーや動画が見受けられますが、安易につられないことをお勧めします。

初めにも述べましたが、『チャクラはバランスが重要』です。

第７：頭頂チャクラ（サハスララチャクラ）

このチャクラは、人間の神性と密接に関わるチャクラです。いわゆる高次元の存在とリンクする場所です。

色は紫。２６歳から発達が見られます。

例えば、神社仏閣、礼拝堂や聖地などに行き、頭頂部に意識を向けてみると、なにかムズムズするような感覚であったり、頭頂部にある輪が開くような感覚、頭頂部から柱が立つような感覚を感じることがあるかもしれません。

これらは、聖域と呼ばれる場所や、神聖なもの、高次の物に第７チャクラが反応し、その良質な素晴らしいエネルギーを取り込んでいる反応です。

逆に、いわゆる低次の存在を感じ取ると、第７チャクラが閉じる、締め付けられるような感覚があります。

このチャクラのバランスが取れていると、高次とのつながりが良好になり、内面が安らかになり、全ての物を心から信頼できるようになり、他者への思いやりと慈愛に溢れるようになります。

一方、バランスが崩れると、精神に異常を来し、アルツハイマーやてんかん、脳神経疾患、抑うつなどを招きます。

このチャクラが異常に活性化したらどうなるかは、最初に述べました。

しつこいようですが、『チャクラはバランスが重要です』

安全にチャクラを整える方法

『大事なのは分かった。じゃあ具体的にどうすれば良いか？』

答えは簡単です。

それは、『腹式呼吸』を毎日実践する事です。

なぜ腹式呼吸でチャクラが整うのか。

それは以前、別の記事で述べました。

腹式呼吸をすると、体の正中線上にあり、プラーナなどの自然エネルギーの通り道である、スシュムナ―が整います。

エネルギーの流れがスムーズになると、自然とチャクラも整っていきます。

あとは、チャクラをイメージすることです。

深呼吸と同時に、身体各部の７つのチャクラに意識を向けてみましょう。

第１⇒第２⇒第３というように、一呼吸ずつ下から順に意識を向けていき、第７⇒第６⇒第５と今度は下に下っていきましょう。

チャクラを整え、覚醒させる近道はありません。

毎日こつこつと、実践することが大事です。

少しずつ、心身が変わっていくことが必ず実感できます。

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