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LAUNCHPAD SaaS 優勝 「カミナシ」がプレゼンに使用した資料を公開します!

〜はじめに〜

プレゼン資料公開シリーズ第1弾 freeeと第2弾ecbo cloackに続き今回は、第3弾をお届けします!
現場の紙をなくし、現場のムダをノーコードで自動化するツール「カミナシ」を提供する株式会社カミナシLAUNCHPAD SaaSの優勝時に使用した資料を公開、解説します。IVS LAUNCHPAD 2020は初めてのオンライン開催となったIVSでもあり、印象深いイベントになりました。
前回同様、解説者は、Headline Asia Investor の Jonathan M. Hayashiです。
弊社(Headline Asia *旧インフィニティベンチャーズ)はアジアのスタートアップエコシステムの底上げを目的とし、2007年に招待制カンファレンス 「Infinity Ventures Summit(IVS)」を発足。過去13年間での開催は通算20回超(年2回開催)、歴史・規模ともに国内最大規模のインターネット業界トップレベルの経営者・経営幹部が集まるカンファレンスとして発展を続けています。

IVSについて、少し詳しくお話しすると・・・IVS内で行われるピッチイベント「LAUNCHPAD」の登壇はこれまで通算400社ほどです。登壇したスタートアップには我々の投資先でもあるfreeeやWealthNavi、そしてマネーフォワード、クラウドワークス、Wantedly、弁護士ドットコムなど、時代を象徴する企業が名を連ねています。
2020年には「LAUNCHPAD」に応募するスタートアップを中心に投資を行う「LAUNCHPAD FUND」を組成、さらに投資先・登壇者・審査通過者で構成されるLAUNCHPAD COMMUNITYでは採用・営業・データ分析の3つの接点を定期的にスタートアップへと提供してまいります。
また、2020年からはIVS併設型LAUNCHPADに加え、LAUNCHPADのみのピッチイベント「LAUNCHPAD X」を開始。「LAUNCHPAD」に加え、年2回開催していきます。昨年12月に「LAUNCHPAD SaaS」を開催し、今年6月25日には「LAUNCHPAD Entertainment」を開催しました。11月には二年ぶりにオフラインでIVSを開催予定で、IVS LAUNCHPAD出場者を募集中です!

〜プレゼン解説〜

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【↑解説】毎回同じところを褒めている気がしますが、やはり優勝者の1スライド目でのワードチョイスは抜群です。「現場」と「デジタル化」だけでなんとなくプロダクトの機能が伝わりますが、そこに「ノーコード」を加えることによって非常に興味が湧いてきます。

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【↑解説】2017年優勝者のecboと2020年優勝者のカミナシのプレゼンを比べますと、ecboは写真を多用していたのに対して、カミナシは動画を多用しています。近年は手軽に質の高い動画を作成しやすくなりましたので、現状や問題を動画で見せるのはいい手です。迷惑をかけない範囲で、クライアントやユーザーのところまで行って動画を撮ってみましょう!

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【↑解説】一方で、上記二枚のスライドのように、写真が動画よりわかりやすい場合もあります。

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↑プレゼン時はイメージ動画

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【↑解説】このスライドは印象的でした!問題について紹介するパートと自社プロダクトについて紹介するパートを区切る際は、このスライドのように少々エッジのきいたデザインを取り入れるのもいいかもしれないです。

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↑プレゼン時はイメージ動画

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↑プレゼン時はイメージ動画

【↑解説】プロダクトそのもののデモ動画もいいですが、このように、ユーザーがどういったデバイス上でどのような環境でプロダクトを使っているのかが分かるようなシーンも動画に入れた方がいいです!

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【↑解説】実績について紹介する際に、すぐに導入社数や売上を出しがちですが、こちらのスライドのように、導入効果についてもしっかり紹介しましょう!

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【↑解説】新規顧客の獲得スピードや既存顧客のリテンション率について紹介するのもいいですが、特にアーリーステージのSaaS企業は、「どれぐらい使われているのか」についてアピールした方がいいです。

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↑プレゼン時はイメージ動画

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【↑解説】自社プロダクトについて紹介する前に入れたスライドと同じく、将来の計画について紹介する前にもこのような分かりやすいスライドで区切った方が、聞き手にとってフレンドリーです。

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【↑解説】大きなビジョンを見せるのは重要ですが、上記スライドのように、自分は現時点どのポジションにいるのか、なぜこのポジションから大きなビジョンに辿り着けるのか、そのロジックを説明できると、より現実味があってワクワクさせられます!

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【↑解説】この写真の左側はカミナシ代表の諸岡さんです。プレゼン中は「私は四年間身をもって現場の非効率さを体験しました。。。。そんな自分だからこそ」と仰っていました。最後の最後はこのように、自身のアツい気持ちをぶっつけましょう!

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