国内最速 ESD ER15 VFC M4 系統 GBB 10.5 レビュー あれこれ
2022年内に公開したかったのですがちまちま進めてたら年が明けてました。
タイトルどおりESD ER-15 VFC M4 系 クローン に関してレビューしてきます。
※注意※
こうなんじゃね?みたいな推測まみれの文章が散見されますので本記事は参考程度に見てください。
この記事に書いてあった事をやったら壊れた、書いてあるようにならなかった等すべては自己責任でよろしくお願いいたします。
箇条書きまみれです、ゆるして。
画像も見返すと逆光やら影やら大変なことになってます、ゆるして。
スペック表
仕様:
● ブランド: ESD (台湾)
● HOP-UP : 調整可能 (ガスチューブ調整)。
●発射モード:セミオート/フルオート/セフティ
●ブローバック:あり。
● 長さ : 655mm
● 重量 : 2250g (空のマガジンを含む)
● インナーバレル : 260mm
● マガジン : 30発
● 弾丸 : 6mm BB
● パワーソース : HFC134a ガス
特徴:
● 7075 T6 鍛造アルミニウム合金レシーバー。
●硬質アルマイト表面仕上げ
●スチールアウターバレル
●スチールフラッシュハイダー、スチール製フォワードアシスト、スチール製ダストカバー
● スチール セレクター、スチール ピボット ピン、テイクダウン ピン
●アルミボタン付きスチールマガジンキャッチ。
●アルミ合金製トリガーガード、鍛造アルミ合金製チャージングハンドル
● スチール製バレルナットとスチール製エンド プレート
● VFC M4 GBB システム互換 (ローディングノズルとマグ)
●リアルなステンレスガスチューブで設計された新しいクイックフロント調整HOP-UPシステム
●ファルコンHOP-UPラバー付スチールチャンバー&HOP-UPセット
●ESD M4スチール製ボルトキャリア
● スチールハンマー スチールシア スチールトリガー
● スチール バルブ ノッカー システム
●スチールボルトキャッチ
●VFC M4 V3 30rdsガスマガジン付き
という感じになってます。
内部はほぼスチールパーツ、レシーバーにいたっては7075 T6鍛造ハードアルマイトとかなりの豪華仕様ですね。
アウターバレルは10.5インチと14.5インチのモデルがあったのですが自分は10.5インチを選びました。
箱やら説明書やら
10.5インチモデルとER-15 GBB ESD製品ということが一目でわかるシールですね。
セレクターファイアモード以外無刻印のレシーバーにスットクとハンドガードはついていません。
まさにベースガンというべき製品ですね。
自分でカスタムできる、ある程度分かる人が買ってねという潔さがあります。
付属のマガジンはVFC 純正のSTANAGマガジンでした。
レシーバーの外観
ASTやACTIO AIRSOFTの掲載写真を見た人なら薄々感じていたのではないでしょうか
レシーバーの表面かなり荒いところが多い…
全体的に肌荒れのようになっているのですが特にケースディフレクターやフォアードアシストノブの部分はひどいですね….
角がったっているところは漏れなく荒れてます。
これを鍛造の味(INOKATSUの様な)と捉えるか製品の酷さと捉えるかは人を選びますね。(私は中間)
海外で先行で画像を上げていたASTやACTION AIRSOFTでも若干荒かったことや、国外・国内店舗の予約ページ両方の注意点にも
日本国内エアガンに比べ外観が著しく劣る場合がございます
等他にも何があっても自己責任というような文章がかなり事細かく明記されていました。
この感じで行くと全個体このような荒れがあるのでは?と推測できます。もし他の個体が綺麗なら私は泣きます。
まあこのいわゆる文句言うな構文は国内店舗のGHKその他VFC本体製品ページにもコピペ的記載がされているので指標にならない可能性はありますが…
後に画像を載せますが内部やその他鍛造後CNCで切削した部分はとても綺麗なため、金型があまりよくないのではないかと思われます。
ESDが古い金型を買い取ったのか、はたまた仕入れたロアのインゴットの時点でこうなのかは推測の域を出ませんが…
パーティングライン
まあパーティングラインについては実物でも残されている個体はありますしどうせこの製品を買う人は塗装なり刻印なりを依頼する事になると思うのでその際に削っていただいて…
気になった部分(めんどくさい人間向け)
ここからはめんどくさい人間(自分)が気になった部分なので読み飛ばしたい人は次の目次まで飛ばしてください。
実は最後以外は加工で何とかなるのですが最後だけはどうしようもないです。
アッパーは特にケースディフレクター表面が先述の通り荒れており上記2点の問題とトップレイルに番号が無かったりフォージマークがなかったりと割と散々なのでこの記事を書いている時点でもう手元にありません。(どうせリアルサイズ系アッパーレシーバーと互換があるので変わりはいくらでもいるもの)
分解・各種パーツ
ハイダー
ガスブロック・ガスチューブ
ガスチューブ内部と分解について、完全に写真を撮り忘れました、申し訳ない。
ガスチューブ内部は少し細いステンレスのワイヤーが通っていてそれが曲線のあるガスチューブの中でも回転することが出来るようです。
バレルナット
アウターバレル
一体だったらなあと思う反面10.5インチと14.5インチのモデルを量産するにあたりコスパ重視での2ピース構造だと察しはつきます。
基部アルミ・棒部分スチール頓珍漢純正2ピースよりマシ
インナーバレル
バレルエクステ・チャンバー
HOP UP 機構
注意点として無限回転はせずホップ最大と最小でこの回転は止まるので無理にガスチューブの六角側を回すと破損に繋がりそうですそもそも説明書に書いてあった説
内部可動部
ボルトキャリア
セレクター・グリップ部分
その他
各パーツの互換性
バレルエクステンション
VFC純正には実物にはないエクステ収まり壁がありこの時点でアッパーはESDとは寸法が違います。
ESDはアッパーに余分な壁がなくエクステのフランジで止まっているため
先述のVFCの余分壁とプラスマイナスで結果的には両者に寸法の違いはありません
ESDアッパーにVFC純正エクステは大丈夫ですが
VFC純正アッパーにESDエクステは嵌るものの先述のフランジ径が大きい分が内部に入りきらず1mmほど純正寸法とはズレます。
このまま使用すると給弾に支障をきたす可能性があります。
折角のスチールエクステなのに勿体ないですね。
使用するにはESDエクステのフランジ系周りを少し削ってやるかVFC純正アッパーの余分壁を削るかのどちらかで使用できるかと思います
チャンバー
寸法はESDのほうが少し長いですね
これは純正と違いスプリングがない分かと思います。
段差からパッキンまでの寸法は変わらないので弾の保持位置は純正と同じかと思われます。
しかしながらこのチャンバーを使おうとするとアッパーとガスブロックとガスチューブとバレルエクステはESD純正でないと機能しません。
逆にESDにはVFC純正バレルは使えるという事ですね。
こちらもピッタリですね、つまりは
ESDのバレルやチャンバー周りは互換があるがESDのチャンバーを使おうとした瞬間色々狭まるという事がわかりました
ハンマー・シア・トリガー ・セレクター
ハンマー世代別
ボルトキャッチ・FPB
バルブノッカー
ボルトキャリア
どちらもバルブロックレバー用の切り欠きが彫られています
VFC純正亜鉛BCGの方後端切り欠きの方が短く、より長くガスカットタイミングを遅らせています。
まあそもそもESDの本体にはバルブロックレバーが無いので関係ないです。
グリップスクリュー
各社リアルサイズアッパーレシーバー+α
手前2機種は肉盛りされていないので無加工で載ったわけですね
こちらは問題なく取り付けが出来ましたね
フルオートシア組み込み問題
(写真ではセレクターが組まれていないですが)フルオートシアピンから伸びているバネがセレクターにかかっておらず、後ろのレシーバーの壁にひっかかっている状態になっています。
実際これでも動かないことはないんですが実物ではセレクターにかかっているので気になる人は気になるでしょう。(私はフルオートシアピンは後々埋めてしまうのでどうでもいい派です)
この伸びてるばねの部分を後ろに引っ掛けておく方式、INOKATSUだかPRIMEのWA M4のレシーバーにあった記憶があります。
あれはセレクターブロックの隅に伸びているバネを収めておく逃がしが作ってあってそこに収めるという方式でした。
しかしなぜこのような状態でESDは組み込んであるのか
それは全分解のあと再度フルオートシアピンを組み込む際に判明しました。
おわかりいただけただろうか?(古印体フォント)
ピン抜け防止の折り込みがめちゃくちゃ内側に来ている!
いつもどおり先にセレクターを装着してそのあとフルオートシアの長いバネをセレクターにかけて最後にピンを通そうとしたらこいつが邪魔で割と強めにどついてもピンが通りませんでした。
というのもこのピン抜け防止の折り返しなんですが反対のセレクターにかけるバネが前に行けば行くほど(かけるべきセレクターの前側)ピン抜けテンションが強くなる仕組みになっています。
このテンションになるとピンをどついても無理ですしピン穴内側からバネを外側に押してやる事もできませんでした。
ESD側もこれ部品が出来た後、組み込んだ時無理.…
ってなって放置、壁に引っ掛け的な流れではないでしょうか
台湾の工場のおばちゃんが諦めた工程を私は諦めませんでした。
まず画像のようにフルオートシアを配置、この時点でピンを通してしまいます。
この時ハンマーは解放状態、セレクターは組み込みません。
そしてその状態でフルオートシアをいつもの位置まで回転させます(前回転)
更に例の長いばねを画像のようにトリガーの上に引っ掛けます。
デフォルトではこんなに内側にはいかないので自分は少し内側に癖を付けました。
ここからフルオートシアはいつもの位置で指で押さえて保持していてください。
更にピンをトリガーに引っ掛けている間にハンマーをコックします。
そして最後にセレクターをぶち込みます
もっとやりやすい方法があったら教えてください。
多分なんかもっと簡単な方法があると思います。
ファイアリングブロック問題
ほっとくとボキ折れして動作中ノッカーが後ろに脱落、それをハンマーがぶっ叩いてレシーバーぐちゃぐちゃの未来が見えて青ざめました。最大突き出し量にセーフティーがあるから大丈夫!とはなんだったのか
対策としてはV2 V3のFPB移植が無難な気がします。
V2移植に関してはレシーバー側の加工も少なく、V3を後から移植することも可能でバルブロックが増設できるのが大きいですね。
※2024年追記
ノッカー抑えのこの細い部分でしたが、なんと現在のロットではひしゃげた部分が純粋な円柱の強化形状になっていました。
レシーバーに注油
感想
長くなりましたが以上でレビューは終わりです。
やはり個人的に一番気になったのはレシーバー表面の粗さですね。
強化リブの形状加工、フルオートシアピンの穴埋めと再塗装は確定しているのですがその際のブラストでどれだけ綺麗?になるのかにかかっている気がします。
もしくは自分でヤスリシコシコするか…..
COLT官給やINOKATSUはこんなもんだよ~と突込みが飛んできそうな気もしませんがあくまで私はそこそこちゃんとした民間のARレシーバーを再現したく、そこを勝手に予想していたのでこの仕上げにはギャップがありましたね。
粗さばかり取り上げていますがレシーバーで好きな部分もあります。
レシーバーの形状はいわゆる巷で言われている4型?(主にBCM等によく見られる強化リブがテイクダウンピンプランジャーの通り道の膨らみを覆っている形のレシーバー)をモチーフにしていると思われます。
特にセレクター回転止めの形状やボルトキャッチピンを留めている部分の突起の形状の2点は今までのエアソフトレシーバーの中では4型のレシーバーを一番再現できているのではないかと思います。他に上があったらごめんなさい
それ以外ですとバルブロックがない分動きが微妙になるのではと予想していましたがV3ノズルの組み合わせとVFCマガジンなので最低保証はされている感じで安心できました。
今回は部屋で動作させていましたがいつか外で撃って弾道も見てみたいですね。
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