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エリザベス・テーラーの訃報を聞いて映画をまとめました。

エリザベス・テーラーの訃報を聞いて映画をまとめました。

2011-03-27 

エリザベス・テーラーの訃報記事を見て 持っているDVDや
ビデオを見直しました。

ELIZABETH TAYLOR 本名:エリザベス・ロズモンド・テイラー
生年月日:1932年2月27日 没年月日:2011年3月23日 出身地:イギリス  出演映画:48タイトル

今日(3月28日)の読売新聞の記事です。

エリザベス・テイラー

以下はエリザベス・テーラーの訃報記事(3月24日)です。

エリザベス・テイラーさん死去 

「若草物語」「クレオパトラ」「バージニア・ウルフなんかこわくない」などで2度のアカデミー賞主演女優賞を獲得し、ハリウッド黄金時代の銀幕を彩った女優エリザベス・テイラーさんが23日、ロサンゼルス市内の病院でうっ血性心不全のため死去した。79歳だった。
ロンドンで生まれ、39年にロサンゼルスヘ移住。10歳で子役として映画デビューし、「若草物語」、「花嫁の父」などでスターの座を獲得した。「バターフィールド8」でアカデミー賞主演女優賞を初受賞。その後も「クレオパトラ」、「いそしぎ」などで
ファンを魅了。「ハリウッドで最も美しい女優」と称賛され、「リズ」の愛称で親しまれた。

エリザベス・テイラーさんの人気を決定づけたのは、
49年の「若草物語」。演じたのはおしゃまな娘エミー役で、バラ色の頼に黒髪、美しい顔だちと豊かな表惰で世界の映画ファンを魅了した。その後は徐々に演技派としての一面も見せた。
浮き沈みの激しいハリウッドで名実ともに女優としての地位を確立できたのは、天賦のスター性に子役時代から磨いた演技力が備わったからこそだろう。

80年代以降は、私生活で話題をまき続けた。18歳の時にホテル王の息子と結婚、後に英国の俳優リチャード・バートンさんとは2度結婚し、91年には20歳年下のラリー・フォーテンスキーさんとも結婚した。

近年、テイラーさんが力を注いだのは、エイズ撲滅運動。
親友で共演者でもあった俳優のロック・ハドソンさんがエイズで亡くなったのをきっかけに、91年にはエリザベス・テイラー・エイズ財団を設立。治療研究のため募金活動などを繰り広げた。
慈善運動やゴシップなど、晩年は本業以外の話題が先行しがちだったが、映画界に残した確かな足跡を忘れてはなるまい。


○『若草物語』 LITTLE WOMEN 1949年 アメリカ映画
 17歳  監督:マーヴィン・ルロイ 
     出演:エリザベス・テイラー・ジェーン・アリソン

M-G-M社は、スタジオ創立25周年を記念して『若草物語』のテクニカラーでの再映画化を企画。 4度目となる映画化の製作と監督を担当したマーヴィン・ルロイは、映画化に際して経費を惜しむことなく贅沢に使い、マーチ家の四姉妹にはスタジオ専属の人気女優たちを豪華に起用。主人公で次女のジョー役にはジューン・アリソン、長女のメグ役にはジャネット・リー、三女のエイミー役にはエリザベス・テイラー、四女のベス役にはマーガレット・オブライエンを起用する。
出来上がった作品は観客からは絶大な支持を集め、49年の話題作の一本として興行的に大きな成功を収めた。
アカデミー賞では2部門にノミネートされ、
カラー美術監督賞を獲得する。    

若草物語

○『陽のあたる場所』 A PLACE IN THE SUN 
    1951年 アメリカ映画 19歳
   監督:ジョージ・スティーヴンス 
   出演:エリザベス・テイラー・モンゴメリー・クリフト

原作はセオドア・ドライザアの小説『アメリカの悲劇』。
アメリカの光と影に焦点を当て続けた巨匠ジョージ・スティーヴンスが監督。
貧しい階級から上流社会へ…愛と欲望の間で苦悩する男が陥った闇を描くサスペンス。
青春の明と暗、栄光と挫折を当時の若手俳優を起用して製作、演出した野心作。神話的な戦後のスター二人、モンティとリズの心ときめく青春像の彫塑が素晴らしい。
アカデミー賞では監督・脚色・撮影・衣装デザイン・編集・音楽の6部門を受賞。    

陽のあたる場所

○『熱いトタン屋根の猫』 CAT ON A HOT TIN ROOF 
  1958年 アメリカ映画 26歳
   監督:リチャード・ブルックス 
   出演:エリザベス・テイラー

『欲望という名の電車』『バラの刺青』などで知られるテネシー・ウィリアムズのヒット舞台劇の映画化で、298回の上演記録をもつ同名の戯曲を、「暴力教室」「カラマゾフの兄弟」のリチャード・ブルックスが監督した。
主演は「愛情の花咲く樹」のエルザベス・テイラーに
「左ききの拳銃」のポール・ニューマン。
ニューマンは1958年度カンヌ映画祭で主演男優賞を受けた。
南部の大農園の相続をめぐって、もろもろの欲望のうずまく一家の人間像を描き出すドラマ。     

熱いトタン屋根の猫

○『ジャイアンツ』 GIANT 1959年 アメリカ映画 27歳
  監督:ジョージ・スティーブンス  
  出演:エリザベス・テイラー・ロック・ハドソン

第29回(1956年)アカデミー監督賞を獲得した作品である。
シマロン』などの小説で知られる女流作家エドナ・ファーバーが書き終えるのに12年間かかったベストセラー小説を映画化した、大河ドラマである。
ドラマの中心となるベネディクト家は、移り行くテキサスを映す鏡である。監督は、その日常的な細部を克明に悠然たるテンポの演出で描くことによって、雄大なテキサスのエピックを完成しようとした。リアリズムを基調として、澎湃たるテキサスの発達史を描きだそうとしたわけで、野心的な試みである。

また、女性の自立の問題や人種問題など、21世紀になった現在でも直面している問題に対して、先駆的な問題意識を観客に届けている。

ロック・ハドソンエリザベス・テイラー  ジェームズ・ディーンの主役3名は熱演。
ディーンは、この作品の撮影終了後の1955年9月30日、
24歳の若さで自動車事故で世を去った。

テキサスに59万エーカーもの広大な土地を持つ牧場主ジョーダン・ベネディクト2世(ロック・ハドソン)が、東部の名門の娘レズリー(エリザベス・テイラー)を妻に迎える。初めてテキサスを訪れた彼女はその途方もない広さに驚き、東部とはあまりにも異なる人間の気質と生活習慣に戸惑う。夫の姉ラズ(マーセデス・マッケンブリッジ)の冷たい視線にも苦しめられ、一時は夫婦の間の絆にも危機が訪れるが、レズリーは持ち前の粘り強い性格でそれを乗り越えていく。

このレズリーに心を寄せるのがひねくれ者の若い牧童のジェット・リンク( ジェームス・ディーン)。彼は事故死したラズが遺してくれた土地に移って石油を掘り続け、ついに油田を掘り当て、石油事業を興して大金持ちになる。

歳月は流れ、米国でも屈指の大富豪になったジェットと牧畜業がうまくいかなくなったジョーダンは、ホテルの祝賀パーティの席で対決の時を迎える。

この物語にジョーダン3世(成長してデニス・ホッパー)、ラズ2世(成長してキャロル・ベイカー)、メキシコ人の若者(サル・ミネオ)らが複雑に絡み合い、メキシコ人差別の問題も盛り込みながら30年間のドラマが繰り広げられる。    

ジャイアンツ

○『バタフィールド8』 BUTTERFIELD 8 1960年 アメリカ映画 28歳  
   監督:ダニエル・マン 
   出演:エリザベス・テイラー・ローレンス・ハーヴェイ

この作品でエリザベス・テイラーがアカデミー主演女優賞を受賞した。
テイラーの受賞は、それまで三回ノミネートされながら受賞せず、肺炎で倒れたことへの同情からで、それ以外にはノミネートされておらず作品の評価は高くない。
主演女優賞を受賞したエリザベス・テイラーだが、実はこの映画が嫌いで、一度も観ていないという。 
    

バタフィールド8

○『クレオパトラ』 CLEOPATRA 1963年 アメリカ映画 
31歳
  監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ 
  出演:エリザベス・テイラー・リチャード・バートン
    ・レックス・ハリソン

クレオパトラの波乱の生涯を描いた、ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督による文字通りのスペクタクル史劇超大作。
エリザベス・テイラーが世界三大美女の一人クレオパトラを気高く演じる。映画史上もっとも金と時間がかかった作品とも言われ、製作時からトラブルが続発し、製作会社20世紀FOXの屋台骨が一時傾いたほど。
しかし、CGではなく本物の人海戦術で作られた本作品のスケールと迫力は、今やハリウッドでも表現不可能なものである。
アカデミー賞では撮影、美術監督、衣装デザイン、特撮効果賞の4部門を受賞。

クレオパトラ 

○『いそしぎ』 THE SANDPIPER 1965年 アメリカ映画 
33歳
   監督:ヴィンセント・ミネリ 
   出演:エリザベス・テイラー・リチャード・バートン

当時、夫婦だったエリザベス・テイラーとリチャード・バートンの、結婚後の初の共演作であり、主題歌『シャドウ・オブ・ユア・スマイル』は第38回アカデミー賞の音楽賞を受賞した。     

いそしぎ

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