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クエスト2021 11.味噌地球暦

味噌地球暦

冨田貴史

🌟アワード

「無骨でかっこいいで賞」
「勉強となったで賞」
「二夏二冬地球味噌で賞」


作品コメント


長期熟成豆味噌は二夏二冬を経て醸されたのち、樽を出て人々の胃腸を潤すなり

アドバイザリーボードからのコメント

ぐるりと2周めぐって熟成させる味噌のどっしりとした力強さ、手作りの醍醐味がダイレクトに伝わってきます。

長期熟成味噌の力強さを感じました。この味噌が食べたい。

Lovely art. I can feel the craftmanship, care, earth, spirit. I am imagining my life in Miso cycles. "

「仕込みより二夏ニ冬を経て蔵出し」→日々食べる味噌のミステリーを思い浮かばせる素晴らしい地球暦

受賞コメント

プトレマイオスも、コペルニクスも、ガリレオ・ガリレイも、ケプラーも、ニュートンも、アインシュタインも、渋川春海も、みんなやっていたのは「自由研究」。
そこには、学問の自由を奪うような弾圧の歴史も、差別の歴史もあった。
アカデミック・ハラスメントは、今も無くなったわけではない。
しかし、善玉菌と日和見菌と悪玉菌のバランスのように、何がなくなればいいというわけではない。大事なのはバランスだ。
自由科学を、自由研究を愛し、育む人たちの取り組みは、腸内バランスを整えるかのように、健全な天文学、暦学を育てるのだろう。
僕は自分ひとりでも研究はできると今も思っているけれど、研究結果というか経過を、チェックイン的に見てもらえることが、心の支えになることを知っている。
そして、そのような場が、ひとりひとりの尽力によって開かれることのありがたさを思う。
それは、あって当たり前のものではなく、有り難きもの。
この場があるおかげで、今も僕たちは、自由に研究を進めることができると思える。
歴史は、ひとりひとりが受け継ぎ育てるものであり、 こういった場のひとつひとつが守り支えるものなのだろう。
ありがてえっす!
ミソは、ミソダルがなけりゃかもせないんで!
ここは、暦にとってのぬか床のようなものだ!
ここに漬けりゃ、うまくなる。
実行委員の皆様に、改めて心からの感謝を捧げます。

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