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歌集の売れる感覚について

 この辺の話をまとめたいなと思います。ただし、先にお断りしておくとわたしは結社無所属、まだ同人誌(私家版といったほうが的確でしょうか?)でしか歌集作っていない歌壇のことや業界の慣習など一切知りません。あくまでも、イチ素人がこう思うって話です。

 まず、最近の歌集出版を取り巻く状況は恐らく以前に比べて良くなったのだと思います。

 コレとか、

 コレとか見る限り、逆に言えば以前は歌集といえば自費出版もしくは自費出版に近いかたちが主流で細々と出版していたということでしょう。でも、それは今、変わりつつある訳です。素晴らしい変化ですね!個人的には裾野広く、頂点はより高くなって頂きたいものです。賛否両論あるみたいですが、わたしは圧倒的に歌集売れて欲しい側です。だって、売れなきゃ次に続かないじゃないですかー。歌集もっと売れて!具体的には川柳とか夏井いつき先生の俳句の本とか適当にかき集めてきたポエムの本(ガチの詩集に非ず)くらい売り場面積が欲しい……。イオンモールに入っているような普通の本屋って歌集が一冊もないこともザラなんですよね。歌集もっと売れて!

 それと、装丁に関してはより売れるようにもっと工夫すべきだと思います。これは出版社側が頑張るポイント。これは歌集に限らずすべての出版物に対して思います。地味なのが悪いとは言わないけど、地味なら地味で紙質にこだわるとかできるでしょう?シリーズものだと装丁に制約あるかもだけど、それだって段々と改良すればいい。シリーズもので一度決めたら変えられないのなんて版型くらいでしょう?さすがにそこ変えちゃうと一緒に並べられなくなるので。

 わたし零細同人小説サークルやっていたんで限られた即売会の開催時間内の一瞬で目を惹かなきゃ素通りされる感覚を未だ引きずっているんですが、本屋の中だって開店時間が長いだけで、個々人の時間には限りがあるだろうし、やっぱり一瞬で目を惹かなきゃ買ってもらえないと思います。なので、わたしは自腹切ってでも好きな画家もしくはイラストレーターに装画を描いてもらうし、カバーデザインもこういう風に見せたいという狙いがあるので、その分野に強いデザイナーに頼もうと思います。ただし、そういうのは本来著者はそこまで考える必要はない。著者は希望があれば伝えればいいけど売れるように考えることは本来は出版社のお仕事です。わたしがそこまで考えるのは趣味です。趣味だから本文のフォントとか紙も希望あるよ!


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