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行動が成長を支える:目の前のオレンジを、あなたはどうする

物事の理は、自分で汗をかき、必死に実感としてわからぬ限り、人様から聞いても何の役にも立たん。

上の言葉は、僕が最近読んだ小説『光秀の定理』から引用した、主人公の一人新九郎のモノローグだ。
この時点で彼は気づいている。
人が成長し、何かを得るためには、行動から経験を得ることが最大にして唯一の手段である、と。

僕は普通の会社員だ。
そのことに不満があるわけではない。
それでも今、「普通の会社員」から「ちょっと変わった会社員」になりたくて、自分の進むべき道を探しているところだ。
その中で見つけた一つの道が、僕は言葉遊びや、言葉でものごとを表現するのが好きだということ。
そして、「書く」という作業を通じて、自分自身を表現してみたいという欲が生まれた。

でも、元来書くのは苦手で、大学のレポートはおろか、読書感想文すら人の何倍もの時間をかけて書き上げ、その結果生まれた文章は決して人並み以上に優れた「読ませる」ものではなかった。
今まで、ろくに「書く」という行為になじみを持ってこなかったのだ。

だからこそ今、僕はこのnoteを書くことにした。

「汗をかき、必死に実感としてわからぬ限り」は、自分の成長は一向に訪れないからだ。

何かしらの行動を起こすと、その先には成功か失敗か、どちらかの結果が待っている。
成功すれば当然うれしいし、失敗すれば悔しい。
大事なのは結果がどうあれ、「なぜその結果になったのか」考えること。
行動し、結果を振り返ることが経験になり、わずかな学びを得ることになる。
その積み重ねが、成長につながる。
そうして人はその人が目指すべきゴール、つまりは新九郎のいう”理”に近づいていくのだろう。
逆に言えば、「行動なくして成長なし」なのだ。
どれだけ本を読み漁って知識を積み上げていっても、実感に勝る成長はない。


今、あなたの目の前に一つのオレンジがあって、あなたはオレンジジュースが飲みたいとする。
あなたは当然知っている。
「オレンジを絞れば、オレンジジュースが出来上がる。」
ところが、絞らなければ当然、いつまでたってもオレンジはオレンジのままだ。
一方で、あなたはこう考えるかもしれない。
「ジューサーがないとオレンジは絞れない。」
そうやって、誰かがジューサーを持ってくるのを待つのか。
そのうちにオレンジの賞味期限が過ぎてしまうかもしれないのに。

オレンジジュースが飲みたければ、やるべきことは一つ。

考えている暇も、待っている暇もない。
目の前のオレンジを、今すぐ握りつぶせ!!!

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