自作クエストとかの話。


🐤この記事はクエストノーツアドカレ企画に参加させていただいています。

はじめに

はじめまして、羽澄と申します。
仁堂依頼管理局にて、冒険者の方々向けにクエストやパブリックボードの
紹介をさせていただいております。

今回はタイトル通り自作クエストの様々な話をします。その話しかしません。有益なシステムの話とかも無いと思ってください。
クエスト作った経緯とか感想とかNPCの話とかがメインになります。

「記事を…書くか!」と思い立ったのが約1週間前とかだったため、
な~んの準備もしてないまま、現在進行形で書き方ガイドを見ながら生まれて初めてnoteで記事を書いています。刹那的ですね。

あまり前置きが長くなってもよくないのでそろそろ本題に入ろうと思います。対戦よろしくお願いします!


通常クエスト


・簡単な討伐依頼

今見るとボードが狭い

初めて作成したクエストです。
「ひとまず何か作ってみよう!」と思い立ち、依頼を受けてゴブリンを倒して報酬を受け取る、といった基本の流れを踏襲したもの。

基本的過ぎて喋ることは正直ないのですが、後半連戦するか選べる形式にしてたと思うので、初心者レベルシンクになった上でちょっとした腕試しとかができる、かもしれない。確か連戦したら追加で経験値もらえた気がする。


・五つ橋の鬼

五条大橋の逸話が元ネタです。

初めて戦闘AIを組んだクエスト。「ある日、ある月の~」の前口上を入れるようになったのもここからです。
作ったのは二年前ですが、今現在もレビューをいただくことが多く、
パブリックボードを含めても現時点では一番アクセス数が多いクエストとなっています。看板名乗れる。

ボスNPCの「鬼若」は好きだと言っていただけることが多いので嬉しい限り。彼のスキルネームは動物の名前が共通して入っています。
作成当初は実はもっと色々技を繰り出してくれる予定だったのですが、当時は若く、AIの組み方を理解していない機械音痴でした。今もそうだが……
どっかで高難易度版とか作ってもいいかもですね。

最近顔差分を書き直されている鬼若殿

鬼若に勝利後、彼の今後は彼の手によって冒険者へと委ねられます。
あの夜彼が出会ったのは、月下にて笛を吹く青年などではなく、依頼を受けやって来た、ただの一介の冒険者。刀狩りの理由など聞き及ぶべくもなく、彼自身もついぞ語ることはありません。
最後、どのような決断が下されたとしても、彼はそれを心から受け入れたことでしょう。それが彼の信念であり、勝者に対する忠誠でした。


・自我

ダイアログとかエラー画面って、急に出てくるとギョッとするときがある気がする

「メタホラークエスト……やりたいが!?」の衝動が全てです。
チュートリアルみたいなツラしてサラっと生き物を手にかけろと指示してくるの、なんかうすら寒くていいかもな~みたいな気持ちでイベントを組んでいたのですが、後に「ゴブリンのジレンマ」という俗語が付いていることを知りました。レビューで。
作成当初、Windowsのポップアップウィンドウっぽいのを作って
コントロールで表示しようとか考えていましたが、敵味方がわからなくなりそうだったのでボツになりました。
機会があればまた扱ってみたいジャンルです。メタホラー、好きだ……

どうか自由な選択を。

・祝い綴る水底のために

NPCの名前はハンス・クリスチャン・アンデルセンから。

判定チュートリアルを兼ねつつ、前作二つがシリアスめ(?)だったので、ふんわり優しいRPもできるやつが作りたいな~と思ってできたもの。
自分のクエストはNPCがよくしゃべったり、表現がゴテっとしてることが多いなあと思うのですが、これと水族館(後述)が文章の手癖が顕著だなあ……と思います。よう喋るなお前ら。
特に作成当初から変更点もなく、手間のかかる処理もエンド分岐くらいだったので戦闘よか読み物作ってる方がいいのかもしれない。命がもったいない。

本作で気に入っているNPCは彼です。

余談ですが、本作のタイトルは「世界樹の迷宮2」に登場する「祝い歌うこの君のために」というクエストのリスペクトです。このクエスト名めっちゃよくないか?皆さんも世界樹の迷宮をやりましょう。リメイク版の「新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士」にも元クエストはいます。よろしくお願いします。世界樹新作待ってます!胎動して十月十日ってレベルじゃないよ!


・ホームスイートホーム

うるせ~

当時は12月ということもあり、「ホームアローンみたいなクエスト……ほしいかもしれん!」と思い立って作ったもの。実際は冒険者が襲われる側でしたが…。喋るキャラは上のうるせ~依頼人とボスキャラくらいなのですが、
何となく羽澄あじなクエストになったなあと思います。椅子とか箪笥とか走るしな。

\\ワーッッ//
精霊ちゃん、なんとなく影が薄い印象がある。

ボスの精霊ちゃんのスキル名は外国のスラングから。当初はクラウンのスキル「スケープゴート」のような、攻撃を取り巻きの家具に押し付ける回避スキルを使わせてあげたいな~といったことを考えていました。本編ではそんなスキルは使ってないのでそういうことです。未だにどう組んだらいいかわからん。

依頼人の魔術師ことヒューズはまた何かクエスト作るときに出したいな~と思っています。科学者とか錬金術師とかって作品に一人いると二次創作の前置きに使えて便利~みたいなポジです。なんて?


・隔たりなき青を歩く

趣味だね~

「冒険者……水族館行ってくれんかな……」←八割方の動機がこれです。
依頼にすれば冒険者は(多分)行ってくれるし現代技術が必要な様々をナンカイイカンジ魔術説明で誤魔化そう!ファンタジー最高!お前もファンタジー最高と叫びなさい!!

今までのクエストの中でもとりわけファンタジーで片づけられていることが多いフワっとしたクエストだと思います。ウニ喋るし。
終始緩やかな雰囲気で作ったつもりなので、誰かとのんびりお話ししながら隔たりのない青天井の中、遊んでいただけたりすると幸いです。

なかなかご好評いただいているウニ。よかったね。

公開初期、最初のステージにはペンギンちゃんがいたのですが、話しかけた後に進行不能になる謎のバグが発生したのでバックヤードに引っ込んでもらいました。何べんイベント組みなおしても直んなかった。

その佇まいで何人もの冒険者を足止めしてきた、伝説のペンギン

・勝鬨は茶会のあとに

万物は礼服着せてナンボみたいなとこ、あるよね

「冒険者……スーツとか着ないかな……」こいつこんなんばっかだな。
正しくは「礼服を着た状態で戦闘に巻き込まれてしまい、ジャズミュージックをバックにテーブルに乗りあげたり盾にしたりして大立ち回りする冒険者が見たい」です。詠唱?

いかに正当な理由をつけて冒険者に礼服を着せるかだけを考えて作ったので、後々敵として出てくる賊の口調がわからず、存在しない山賊口調アドバイザーに助けを求めたりしたこともあったのですが、
出した後にフォロワーが礼服差分を作ってプレイしてくれていてニッコリしていました。本当にありがとう。

マジで分からん

分からんと言えば、パーティメンバー全員に礼装を着せて状態を付与するイベントがいまだにうまく発動しません。個人イベントで一人一人に着せてるはずなんですけどリーダーにしか着せられない。助けてくれ。


パブリックボード


・常雨の蓮池

撮影協力:管理局職員

当局初のパブリックボードです。これと短期の宿(後述)しか作ってないので、実質現在唯一のパブリックボードです。またなんか新しいのは作りたいんですけどなんか…背景とかどうしようかな~みたいなね……

初めてなわけだし、まずは小さい規模の観光地みたいなのを作ろう!を目標に、和要素が欲しいなと思ったのでそんな感じに。こじんまりとして落ち着いた雰囲気に収まったので満足。

曜日ごとにやってくるNPCと話したり、雨音に紛れて誰かと内緒話をするのにどうぞ。最近増築した二階ではあんみつが食べられます。

今見ると画像がデカい

最近はあんまり周辺改装をしていないので、予定が合えば何かしたいですね。正月に雑煮でも出そうかな。


・明ける探春亭

クエストノーツ非公式短期企画「はじめのあしあと」にて作成させていただいた、拠点用のボードです。開催期間の終了に基づき、現在は非公開になっています。

「子供限定」のレギュレーションだったのですが、「二段ベッドで上のベッドに誰が寝るかの話するこどもとか見たくないか?」みたいな理由で寝室が二段ベッドだったり、その当時自分がベルギーワッフルにはまっていたのでキッチンにワッフルメーカーがあったりと、大分自分の見たいのものを詰めたかわいい宿をお出ししてしまったような気がします。

画像見ただけで懐かしい。

当時はまだ全体でも二回目の短期であり、マスターとしても主催としても至らないところは多々あったのですが、拠点を作る際にたくさんアドバイスしてくれた先達マスターの方々や、参加していただいた沢山のフォロワーさんのおかげで、とても楽しいひと月を送ることができました。
中には本企画が初めての短期という方もいたりして、主催をやった身としては嬉しい限り。

この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!

みんな元気にしてるといいな。

おわりに

いかがでしたでしょうか。ここまでで約3.800文字です。え?多……。
文字数はともかくとして、書いていて「意外といっぱい作ってんな…….。」と再認識しました。それと同時にびっくりするくらい見たいモンのためにクエスト作ってんなコイツ…にもなった。

逆に言えば「こういう冒険者が見たい!」の気持ちからマスターを始めるのも大いにアリだよということかもしれません。伝えたいこととか表現したいこととか、マスターを始めるきっかけって案外いっぱいあるものです。
これを見たマスター未経験者の人が、ちょっとでも触れてみようかな~とか、そういう気持ちになれる始まりの一つになれるなら幸いです。
変数とか難しいことも多いけど羽澄も今なおあんまり理解できてないですからね。ヘーキヘーキ。案外何とかなります。

見たい世界の手助けに、はたまた作りたい世界のきっかけに、マスターの門戸を叩いてみてはいかがでしょうか。レギュレーションを守ったうえでね!

最後になりますが、ここまで見ていただきありがとうございました!今後とも当局をよろしくお願いいたします。

あなたの冒険に幸あらんことを。

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