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【PJCS2021使用】一撃ウーラオス&ブラッキー【反省文】

みなさんこんにちは〜。葉月(@hazuki_pcg)です。
優先権は持っていませんでしたが、横浜愛知と落選した影響からか抽選ラッキーボーイで先日のJCSに参加することになりました。大型大会は2019年9月のCL東京以来なので約2年ぶりです。

本記事は、JCSでチームメイトのきせのん(@rnsn_xenn)とともに持ち込んだいちげきウーラオス&ブラッキーデッキの解説記事(反省文)となります。

しかし、結果としては
葉月 0-3
きせのん 3-3
と散々な戦績を出すこととなりました。

デッキ選択への経緯から反省をしっかりするため、一度記事にして今後のリベンジの糧としたいと思い、投稿に至りました。よろしくお願いします。

※本記事では「三神」などのユーザー間で用いられる俗称を使用します。不明なものが有ればお気軽にご質問ください。

環境予測

まず、環境を予測するのにデータは不可欠です。今回はシティリーグシーズン3でベスト8以内に入ったデッキをTwitterなどからサーチしてまとめました。

まず、トナメ出場回数と獲得CSPの総数を対比してみます。

スライド1

スライド2

この結果からトナメ出場回数と獲得CSPはほぼ比例関係にあり、環境分布は概ねこの通りになると予想しました。

「いちげき」項はゲンガー型とウーラオス型を混ぜたもの、「こくばバトレックス」項はマホイップ入りのものとそうで無いものを混ぜたもの、「三神ザシアン」はドータクン型とつけかえ型を混ぜたものなので、一応その分布の画像も取ったので下におきます。

スライド3

スライド4

スライド5

どっちか断定しかねるものは不明(黒塗り)にしておきました。

この統計から、そしてJCSは予選9戦であることを考え安定感やデッキパワーのあるデッキのシェア率が多少高くなると予想し、本番の環境分布は以下のようになると考えました。

スライド4

シティリーグの集計から以上のような大体の分布を得ることができました。

「三すくみ」と言われていた環境でしたが、れんげきウーラオスVmax、こくばバドレックスVmaxはシェア率とデッキパワー共に頭一つ抜けていて、その下のtier2以降のデッキの数が多く、すごく難しい環境に感じました。

デッキ選択

以上の環境予測かられんげきウーラオスVmaxとこくばバドレックスVmaxの2つを意識してデッキ選択をしようとしましたが、「2つのデッキに有利をとる」かつ「デッキが安定して動く」というものが少なく、どちらかを切るしかないと判断しました。

その中で総数で言えば、環境に悪が多いという点に着目しました。(ニンフィアもガラルファイヤーと組み合わされているデッキが多かったです。)

スライド2

これはこくばを意識したデッキが、ちゃんとこくばとマッチングして勝利しているからこそ、獲得CSPにも現れていると判断しました。

その中で、不利ではあるもののれんげきウーラオスに一方的では無い悪タイプである当デッキを選択することになりました。

余談ですが、自分の中では直前まで
「れんげきウーラオスの練度をカンストさせて、こくば以外に勝てば予選は抜けられる」
と判断していましたが、プライベートがあまりにも忙しくデッキ難易度の高いデッキを使うのを避けました…。こういう意味不明な逃げの思考が大敗の要因に含まれると思います。

いちげきウーラオス+ブラッキーデッキとは

当デッキを一言で表すと「最も前のめりな悪タイプデッキ」です。
いちげきウーラオスVmaxのキョダイイチゲキでほぼ全てのVmaxポケモンを一撃で倒すことができます。
ブラッキーVmaxのダイアークは連発できる分、少しダメージは落ちます。しかし、充分サポートポケモンを倒すほどのダメージは出すことができ特性ダークシグナルとの相性も抜群です。

スライド9

この器用なダメージラインと、特性ダークシグナルを用いて毎ターンサイドを取ることを目標とし、理想的なサイドレースを展開することができます。

また、当デッキ以外でVmaxを一撃で倒すデッキは多くなく、自分のVmaxがサイド4枚以上の働きをすることで試合を有利に運べます。

当デッキのデメリットとしてヘルガーのいちげきのほうこうに依存している点が挙げられます。しかし、ヘルガーを立たせるためのカードを最大限まで採用できることから、長い予選を走り抜く力があると評価していました。

画像9

今大会はいままでのどの大会より環境にVmaxが占める割合が高いと考えており、そんな環境のキョダイイチゲキは強力だと考え、選択しました。

ここでのデッキ選択で、連撃ウーラオスやこくばバドレックスとの対面のことしか考えていませんでした。自分の中で勝てる、勝ち方がわかるデッキというわけではなかったので練度とデッキ選択力ともに低かったと反省しております。

デッキレシピ

↓葉月使用:R2XMyy-Bu4t0h-MMpEyM

画像1

↓きせのん使用:R2XMyy-Bu4t0h-MMpEyM

画像2


採用カード解説

■ポケモン■
【いちげきウーラオスVmax】ライン 2-2
メインアタッカーです。Vmaxはいちげきエネルギーと組み合わせることで相手のVmaxをも一撃で倒すことができます。Vのインパクトブローも優秀で一撃エネルギー2枚で220、3枚で240出すことができ、これもポケモンVを一撃で倒すことができます。インパクトブローやせいけんづきでポケモンを倒して、次のターンにキョダイイチゲキでVmaxを倒すと1匹でサイド4枚以上分の働きができる点が1番の魅力です。
【ブラッキーVmax】ライン 3-4
特性ダークシグナルでベンチポケモンを自在に呼ぶことができるのが強力です。いちげきウーラオスが出しにくい超相手の多くに弱点をつくことができます。Vmaxが採用されないデッキはキョダイイチゲキのバリューが落ちますが、ダイアークも160(+いちげきエネ)ダメージが出るのでサブアタッカーとしても輝けます。悪無無の色指定の無さも魅力的です。
【ヘルガー】ライン 4-4
エネルギーの加速手段です。自分の2ターン目にヘルガーに進化させることを何より大切と考えているので限界まで採用しています。
【デデンネGX】 2
ボールがドローに変わる手段です。手札をトラッシュしてしまうのは難点ですが、前のめりに試合を展開していく当デッキとは噛み合いは割といいです。クロバットVと一枚ずつの採用でしたが、結果的には2枚のデデンネになりました。
■グッズ■
【クイックボール ポケモン通信 しんかのおこう】4-4-1
ボール系カードは、1ターン目にデルビルやブラッキーVを場に出せるように意識しました。進化カードも多いし博士の研究やデデンネも採用されているしでポケモン通信との相性はよかったです。
【活力の壺】 3
3枚採用だと序盤に2枚ほど切ると厳しい試合展開に見えますが「いちげきウーラオスがサイド4枚以上のはたらきをする」ことで補えると考えており、3枚の採用となっております。
【ポケモン入れ替え ふうせん】 2-2
ポケモンを入れ替える手段です。ふうせんだけの構築など拝見しましたがインパクトブローの効果やキョダイイチゲキの後に倒されなかったいちげきウーラオスVmaxのことを考えるとポケモンいれかえを採用したいです。
【ツールジャマー】
アタッカーにつける道具がなく、1度でもお守りやタフネスマントを無視して攻撃することで試合を有利に運ぶことができると考え、採用しました。
■サポート■
【博士の研究 マリィ】 4-4
引ける枚数の多さを意識した採用です。リセットスタンプが入らないのでマリィも多めに採用されています。
【ボスの指令】 2
ブラッキーVmaxの特性と合わせて5枚分相手のベンチポケモンを呼び出す手段があります。これによって相手の盤面からなくしたいポケモンを選んで攻撃することができ、試合を有利に進めます。
■スタジアム■
【あくの塔】 4
「雪道を剥がす」ことと「縦に引く枚数を増やす」ことのために採用されたカードです。4枚あることで1ターン目からあくの塔で引いていけることから限界の4枚採用です。
■エネルギー■
【いちげきエネルギー】 4
強い効果の上に加速したり再利用できる素晴らしいカードです。このカードの管理が試合を大きく分けると考え、今回4枚URにしました。
【キャプチャーエネルギー】 4
デルビルなどを広げるカードです。このカードを採用できるか否かがゲンガーデッキとの差別点だと思います。
【基本闘エネルギー】 1
相手のトキワの森に便乗したり、ウーラオスVのとぎすますでエネルギー加速することができます。しかしいちげきエネルギー2枚のキョダイイチゲキでは310なので、とぎすますを使って倒したいVmaxは少なく、310Vmaxの多くは先2でウーラオスVを倒せるポテンシャル持ちなので、使うとしても1枚加速すればいいという判断から一枚だけの採用にし、キャプチャーエネルギーを4枚採用しました。

不採用カード解説

・ミュウ
ここが1番悩みました。ミュウは「先行を取られた」「れんげきウーラオスデッキ」が「先2でキョダイレンゲキ」をしてきた時にデルビル2体倒されて負けてしまうというリスクケアのために採用されています。
しかしJCSの予選9戦で上のようなキョダイレンゲキは何回行われるかを考えた時に、どうせ死ぬなら前のめりに死のうと思い不採用としました。

・クロバットV
デデチェンジを使用したターンでもドローができることがポイントです。当デッキはヘルガーを多く並べて展開するデッキなので1ターンにデデンネとクロバット同時に使用することは多くないこと。鋼タイプのメタルソーサーのような抱えたままドローすることにメリットがあるわけではないこと。デデンネの2枚目の方が結論多くカードを引けることなどから不採用に。

・オドリドリGX
あと数枚引ければ試合が変わっていた、みたいなことが多々あるので採用するのもわかるカードですがベンチに余裕がないため不採用。キャプチャエネルギーからドローに繋がるのはとても優秀です。直前まで採用検討していたカードです。

・リセットスタンプ
前のめりに盤面有利に持ち込むデッキなので、受けのカードは採用せず展開力に力を注ぎました。ミュウの不採用理由とほぼ同様です。2枚枠を用意するのは難しかったです。

・隠密フード
れんげきウーラオスデッキのヨガループ対策などとして採用を検討しました。このデッキがリソース無視で縦に引くことや、対策したいデッキに限ってツールスクラッパーの採用率が高いこと、その後ミュウすら不採用にしたことから隠密フードも不採用としました。

・エリカのおもてなし
クロバットVの不採用理由とほぼ同じですが、「カードを持ったままドローしたい」わけではなく「トラッシュしたくない」だけなので、縦に引ける枚数がそこまで変わらないかつ相手の手札に干渉するマリィを代わりに採用しました。

各対面の立ち回り

■連撃ウーラオス
ミュウが採用されていないので、先2キョダイレンゲキをされると厳しいです。もしミュウが採用されていたとしても、ヨガループの影響でその後の試合展開が厳しいです。それ以外ではいちげきウーラオスVmaxがサイド4枚以上の働きをしてくれることで勝負になります。2-1-3とサイドを取っていきたいですが、2を取るタイミングが非常にシビアなので有利とは言えません。

■こくばバドレックス
ブラッキーで攻撃していきます。弱点をつけるので有利に試合展開できると思います。

■ダークパーフェクション
マニューラGXやデデンネGXを倒して2-2-2を狙いたいです。ウーラオスはミュウツー&ミュウGXに弱点を突かれるので、基本はブラッキーのみで攻撃します。

■ムゲンダイナ
ツールジャマーがない限り、おまもり+ウィクガのムゲンダイナを超える術がありません(3-3が取りにくい)。ウィクガがつく前なら奇襲的なインパクトブローを狙い、はじめはブラッキーで2-2-2を狙う方が良いです。

■連撃テンタクル
ブラッキーで攻撃&裏呼びしていきます。アタッカーが1進化なので、イカが一匹ならイカを、そうでないなら次の火力補償を担うオドリドリGXやオクタンを呼び出して倒しましょう。やまびこホーンがあるのでいちげきウーラオスVをトラッシュしたくない対面です。(といってもドローのためにトラッシュしてしまうことの方が多い。)

■連撃インテレオン
ブラッキーVmaxの中打点で攻撃してモミを要求するorいちげきウーラオスVmaxをゆっくり育てて一撃で倒すという2プランあります。連撃インテレオンVmaxの火力が高くないのでそこまで急がなくても大丈夫です。

■ルカメタザシアン
タフネスマントが付くと越えられません。ジャマーを採用することで無効化することができます。ブラッキーで攻撃する際はフルメタルウォールGXに失念しないよう気をつけてください。

さいごに

今回はこのような恥ずかしい結果に終わってしまいました。来月出場予定のシティリーグシーズン3では良い報告ができるよう、チームメンバーの協力をもらいながら精一杯頑張りたいと思います。

当日対戦していただいた方々、ジャッジや運営の皆さま、そして当記事を読んでいただいたあなたに感謝申し上げます。

次は勝つぞ!

葉月

画像引用元:https://www.pokemon-card.com/

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