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「つきひ。」

昨日は代官山NOMADにて葉月ゆか企画「つきひ。」でした。ありがとうございました!


まだうまく言葉が出ないんだけど、、

すごくよかったよね!

わたしが想像していたよりずっとあったかい時間になってた。

「つきひ。」という企画はわたしが一番最初に企画をするときからずっと続けているものなのだけど、どちらかというと「あたたかい」よりも「つめたい、暗い」のイメージがあるんです。

わたしは明るい昼間より夜の方が過ごしている時間も長いし、歌が生まれたり音楽と接するのも多いし、自分自身のイメージが夜寄り。

今となってはそう思われないことも多いと思うのだけど、本来わたしは暗くて弱い人間なので、そういう根っこのところから自分が知ってほしいことやほしいものといった「願い」よりも「欲」が強いことを歌にしているんですよ。

ただ、押し売りや暴力のように伝えたくはないから、自分を強く出すのではなく置き換えられる言葉を使ったり抽象的な描写にすることも多くて、でもそれで少しでも誰かのためになったりポジティブに変えていけたらいいと思うこともあって。

今回のイベントでわたしがお誘いした高沢くんもmariちゃんもあべさんも、あたたかさとほの暗さをどちらも携えてうたっているような気がして、そういうところに惹かれてこの4人の弾き語りにしたいと思ったんです。

昨日、それぞれみなさんのライブを観ている時のわたしはひときわ、触ったら痛いのに勝手に惹かれてしまう、電灯に吸い寄せられる虫みたいだったと自分で思うの。

真っ暗な空間で、ステージじゃなくて歌っている彼らだけが光の中にいるみたいに見えて、嬉しかったり苦しかったりするような気持ちでいっぱいになった。

そういう景色が見たかった。

けど、実際触れてみたら想像してたよりもそのひかりがあったかくて優しくて驚いてしまった。


最後あいさつをさせていただいたときに、高沢くんについて「こんなに軽率に歌を作っていいんだと思った」と言ったのだけれど、それは彼のライブを観たときに真っ先に感じたことなんです。

「軽率」という言葉があんまり良くないイメージがあるかもしれないんだけど…

葉月ゆかは「日常を歌ってる」というけど、本当に日常を歌にしてるのは高沢くんのような人だと思う。

昨日は「ビタミンC」という歌がすごく好きだと思った。成分表示にかかれてる意外なことを心と重ねるとか、そういうことわたしも考えてたこと昔はあったな、忘れてたというか、もう気にも留めなくなってしまってたかもしれないってハッとした。すごい。

しかも「つきひ」ということについて新曲まで作ってくれた。なんてことだろう。わたしのイベントやここに呼ばれたことについて、すごくすごく大きく想いながら来てくれたことを強く感じました。嬉しい。というか、すごいよ。本当に。


mariちゃんはすごく独特な子で、今回お誘いした中では一番付き合いが長いんだけどわからないことの方がいっぱいある。知らなくてもいいの。わたしがすごく好きなの。もう、ずっと好きでいたいって感じ。

大きく発することはなくても、とってもたくさん考えて考えて、すごく短い言葉に変えてさらってしまえる人だと思う。あと、とても正直な人。

「バンビ」を演奏してくれたのは彼女なりに「つきひ」というタイトルにすごく思いを寄せてくれたからなんじゃないかなーなんて身勝手に考えた。

「バンビ」すごく好きなんですよ。

結構攻撃的な言葉が出てくると思う。「ブサイク」とかね。ふだんおとなしい彼女の中にある激情みたいなものに触れられるのが彼女の音楽。

体の中にいっぱいにつまってる言葉を音楽にして発する人、という感じ。

メロ感とかギターの音、言葉、ひとつひとつがmariちゃんにしか選べないものだと思う。尊い。

あべさんは以前一度対バンしただけでもう「あっ出会えた」という感覚になって、すぐにこの企画に誘ってしまった。

突然なんだこの子は、と思われたかもしれない。

どストライクがきまってしまったんです。

一度共演させてもらっただけなのに、音楽の残り方がすごい。歌から風景とか色とか思い出とかが見える。そういうのたまらないのよ。

「ずっと前から知ってた」みたいな気持ちになる。

一番うまく言葉にできないかも。ろうそくみたい。灯っているときはすごくいろんなことを感じるんだけど、フッと消えた瞬間に現実に引き戻される。映画とも似てる。




ひとつだけすごく後悔してることがあって。

わたし、なんでこれを企画の前に書けなかったかな、みんなに伝えられなかったのかな、ということ。


すごく違ったと思うのよね。

これ読んで「そんな素敵なんだ…」って思ってくれた人いると思うの。

なんでだろう、言葉にすると簡単な気がして、ちゃんと実際に見て聴いて欲しかったのが大きいとは思う。

なんか、わたしのことを知っていて好きでいてくれてる人たちはそういうのもうわかってると思っちゃってたとも思う。それはわたしの甘え。

「来ればわかるのに」って考えてたし、今もすこし思う。でもまず「行きたいな」というところまで引っ張るのが出来なかったよね。すごく反省してる。おごっていました。涙出るわ。


わたし、自分のやってることに結構自信あるの。

だけど一方で「見ててくれる人がいない」と感じてる時もすごくいっぱいある。「見てさえくれればわかってもらえるはずなのに」とかね。

日記も、毎日書いてたけど正直「ほとんどの人が見てないでしょ」と思ってる。

前に この日記


これに書いたんだけれど、やっぱり数字のことって気になるのよね。

普段のわたしがどれだけ見てもらえてるのかっていうバロメーターみたいなもので、noteにも「スキ」っていうのがあるし、ツイッターにはイイネとかリツイートがあるでしょ。そんなん全部見えなくなればいいのになって感じるくらいにはけっこう気にしてる。気にしたさ。今回だって前回のゆめのたねフェスだって。そりゃーーーー気になるさ!!

葉月ゆか人気ないな!!!って落ち込みます。

落ち込んでます!!!!!

こういうの言うの、ダサいじゃん!言いたくないの!

ここまで書いておきながら「クッソダサ!!!」って思ってる。これ書くのもダサいし。

でもね、中身がよくわかんない箱開けたくないよね。

そういう気持ちがわかったの。

だからちゃんと言っておくべきだと思って。

「わたしがなんとかしないと」って思うし、そうやってきたけど、やっぱわたし、一人じゃできない!

だから教えてください。

もっと、どんなことに惹かれるのかとか、なにが欲しいのかとか、知りたいです。

あなたと一緒に作りたいなって思いました。


今回の「つきひ。」めちゃくちゃいい日でした。

やってよかった。

でも、本当はもっと届けられたはずだって思うからリベンジします。


わたしにとってとても、あったかくてやさしい夜だったから、今度はあなたにちゃんと届けたいな。


悔しいところもあるけど、それよりもっと純粋に、楽しかった。わたしの好きな時間でした。

やっぱり葉月ゆか企画めっちゃいいな。



最後になりますが、代官山NOMAD新体制2周年おめでとうございます。今回もとてもいい時間を過ごさせていただきました。去年のワンマンから勝手に、ものすごくお世話になりっぱなしでまだなんにも返せてない!って思っています。なのでちゃんとリベンジしに行かせてください。

これからもよろしくお願いします!


今回出演してくれた、高沢渓太くん、mariちゃん、阿部隆志さん。

あなたたちの歌が本当に本当にすごく好きです。

この4人で「つきひ。」ができてよかった。

またやりましょう。またやって下さい!


それからいつもお世話になってる葉月ゆかスタッフ、隠れんぼ。

なんやかんやと本当にいつもお世話になってます。まだ全然返せないんだけど、もう少し付き合ほしいなって思ってます。今回のテグスさばき、あなたにしか出来ないわ。マジで。これからも是非よろしくお願いします。


そして、会場に足を運んで下さった皆様。

楽しんでいただけましたか?

あなたと一緒に過ごせて、わたしはすっごく嬉しかったです!

あなたにとっても素敵な時間になっていたら嬉しい。

また一緒に遊びましょう。


本当に、ありがとうございました!

またね。


ゆか



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