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滝沢歌舞伎ZERO2022鑑賞記録


2022/04/21 昼公演に行ってきました。


昨年も当たってはいましたが、コロナによる緊急事態宣言により当選した日が中止になってしまいました。あの悲しみから一年。ようやく、ようやく春が訪れました。






生の滝沢歌舞伎。とにかく…最高でした…。



昨年のことがあってから当日を迎えて席に着くまでは安心できないと思っていたので今日この日を無事に迎えられたことが何よりも嬉しくて嬉しくてたまらなかったです。

開場が11:10で時間が近づくにつれ増えていく人々。みんな今日の為にとびきりおめかしをしていて可愛かったです。

スタッフさんの誘導に従い、会場時間になると入り口近くで4列に並びチケットを手元に用意します。
チケットをスタッフさんに見せ、半券を自分でもぎり、カゴへ入れます。アルコールがいくつか並んでいたので消毒を済ませ中へ。

入って左側が幕間に食べるごはん、お持ち帰りお弁当の受付になっていました。入って右側が売店になっており、限定商品も売られていました。

私はお持ち帰りお弁当滝こみご飯の煌を予約していたので、チケットが配送された時に同封されていたお食事割引券とメールを片手に並びました。入ってすぐだったのですぐ引換券をもらえました。

その後お手洗いを済ませ、席へ。待望の瞬間です。

会場へ入ると新橋演舞場の慎ましくも華やかな舞台が見えました。全体的に近く感じる印象でした。私は花道横のいわゆるドブ席という所でした。ステージも見渡せる上に花道がすぐ側だったのでドブ席とは言うものの、むしろ良い席だと思いました。

開演5分前までは劇場内の写真も撮って良いということだったので記念に撮らせていただきました。孔雀のような大きな門に真ん中にお人形さんのような本物の人のような妖精さんが立っていました。会場内ではWITH LOVEのBGMが流れていました。

特別なこの空間。始まる前の何とも言えないワクワク感。そわそわ。今の時間Snow Manは何をしているんだろう?などと色んな事を考えながら開演時間を待ちます。

早く始まってほしいけれど、始まってほしくない。この感覚も二度とない喜びです。

開演五分前を切り、会場にブザーが鳴ります。この瞬間でさえも全身に鳥肌が立つほどの高揚感でした。そこから携帯電話の使用は禁止です。

席に着いた人が皆前に視線を集中し、今か今かとその時間が来るのを心待ちしていました。







そしてその瞬間が訪れました…。





ひらりと桜

舞台の後ろの方から9人のシルエットが浮かび上がります。そしてゆっくりと前に足を進め、岩本さんの一声で大量の桜が宙に舞いました。

この瞬間の美しさと儚さと豪華絢爛なこと。

気づいたら涙が溢れていました。その中から舞うように踊るSnow Manが美しくて美しくて。

何故この瞬間全てを覚えていられないのだろうと悲しみさえ覚えてしまうほどに全ての瞬間が愛おしかったです。

そして皆がとても良い表情で歌うこと。この舞台に責任と自信を持って胸張ってパフォーマンスしているのが強く伝わってきました。

皆が舞台の前の方で横並びに一列になって歌う姿も壮観でした。あのSnow Manが目の前にいて、歌っている。それだけでもう幸せ以外の何者でもない。私たちがいつも画面で見ている通りだし、でも、それ以上にオーラも心意気も相まって大きく見えました。


いつか

一人ずつメンバーカラーのスポットライトを浴びて動くステージの上を歩きながら登場してきました。キラキラと輝く衣装が照らされるライトに反射して客席も照らしていたのがまた印象的でした。


Breezer

目黒さんとラウールさんのデュエット曲。それぞれがメンバーカラーをあしらった軽やかな布を纏って登場します。風が下から強く吹いて衣装も華やかに舞います。二人ともスタイルがとても良いので白黒なのにとても華がありました。
私はラウール担なのでラウールさんを目で追っていたのですが、本当に本当に美しくかっこよかったです。白の衣装をまるで自分の体の一部のように纏い踊る姿はどの瞬間も逃したくないほど綺麗でした。白く透明感のある大きな花びらのように儚さもありつつ、芯がしっかりしていてガシガシと踊る強さもあってマイケルジャクソンを見ているかのような気分にもなりました。
心のままに踊るラウールさんを観るのはとても心が弾みます。全ての角度から見られているという意識が自然に出来ているのか本当にどの角度をとっても華やかでした。目黒さんと近づき手を取り合うシーンは二人の関係性がちらっと垣間見えたような、でも二人にしか分からない空気感というか、二人の表情がパフォーマンスをする顔から綻んで信頼の置ける気を許した人の顔をしていてその笑顔がとても印象的でした。
この二人のパフォーマンスが生で見られた事がとても幸せでした。


Into the sky

深澤さん、宮舘さん、渡辺さんの殺陣のパフォーマンス。メンバーカラーをあしらった衣装で颯爽に剣を振ります。皆さん剣の裁きが力強くカッコいい。深澤さんの真剣な表情は美しい。白さと手の美しさとでしなやかな印象でした。渡辺さんは男らしい感じ。ガシガシと剣を振り回す姿がかっこよかったです。そしてお肌がつやぷる。そしてやはり宮舘さんの殺陣との相性が凄いと思いました。ずっしりと重さもありながら素早さもあってつい目で追ってしまうようなとても見応えのあるステージでした。いつか宮舘さんが時代劇や歴史ドラマなどで活躍する所を見てみたいなぁと切に思います。どなかか関係者や縁のある方の目に届きますように!IMPACTorsが斬られる時に衣装に電飾で赤くなる演出は面白かったです。


変面

ここで一気に空気が変わりました。そんな感覚がありました。動から静という感じ。せりから上がってきた岩本さん。顔は隠れているけれど、手の構え方、歩き方が岩本さんで顔は見えなくてもその姿で魅せる事ができるのは本当に岩本さんの好きな所です。一歩一歩を静かに、そして踏み締めるように一歩をずっしりと足を進め、マントを靡かせます。桜が一本ある舞台を周りながら変面をしていきます。本当にどういう仕組みなのか不思議です。がっしりした体格から凛々しくスッと伸びる背と胸を張った姿がとても印象的で一人でこんなにも会場の雰囲気を支配できるのは岩本さんだからだと思いました。圧巻です。


My Friend

佐久間さんと阿部さんと向井さんのパフォーマンス。佐久間さんのフライングがとても綺麗で…。バレエをやっていたというのも納得。体が柔らかく表現も自由自在。頭のてっぺんから足のつま先まで全てに神経が行き届いていて私達の視線まで分かっていてコントロールされているかのように佐久間さんの魅せ方が素敵でした。途中手だけで紐にぶら下がる所があってその前に暗がりの中で落ちないようにしっかりと手に括る姿が見えてプロだなと思いました。それが見えるのも舞台ならでは、生もので良いですよね。向井さんのハスキーな歌声と阿部さんの優しく包み込むような歌声が曲に合っていました。最後の方に阿部さんが佐久間さんの手を取ってフライングの勢いをつけて送り出す所があり胸が熱くなったのを覚えています。

腹筋太鼓

これまた凄いですね。実際見ると迫力がもの凄い!IMPACTorsの太鼓から始まりどんどんとボルテージが上がる感じ。漢達の熱い姿を見ました。私は主にラウールさんを見ていたのですが、これがまた衝撃でした。私が思っていたラウールさんより遥かに身体つきがしっかりしていて頼もしさがありました。ラウールさんの成長は見る度に更新されていて目も離せないです。胸板も厚く、腹筋も仕上がってました。腕も太くしっかりしていました。絶対キツいだろうにその様な表情もなくやり遂げていたので時間を経て経験と努力とで自信も培われたのかなと思い感慨深いものがありました。そのまま目線を横にずらすと岩本さんがいたのですがあれは別格ですね。筋肉が凄すぎる。彫刻ですね。流石にプロだなと思いました。表情も余裕を感じましたし、何なら腹筋太鼓をしながら色々配分とか何か考えていたのではないかくらいの雰囲気を感じました。その他のメンバーも皆さん身体つきがしっかりしていて岩本さんの元でアドバイスをもらいながら頑張っているんだろうなと思いながらパフォーマンスを拝見しました。
上でぐるぐる回されながら太鼓を叩く三人も凄すぎますね。普通に生きていて経験しない事なので想像もつかないですが、見ていてキツいと思うくらいなので実際は相当な負担がかかっている事だろうと思います。この演目だけでも相当な体力を使うと思いますが皆さん体力お化けです。凄すぎましたね。
がむしゃらに向き合っている姿にはやはり心打たれるものがあります。


Feel the light, Lovely

私これ好きでした。やはり9人で踊るSnow Manを見るのが好きなんだなーと改めて感じました。しなやかでゆるりとしたダンスで曲の感じもお洒落で良かったです。
衣装も白とベージュで統一感がある中でそれぞれのメンバーの個性が出ていてSnow Manらしさが出ていました。サビ?の所で体をウェーブさせる振り付けがあったのですがそこの佐久間さんとラウールさんの動きがもうセクシー極めてましたね。腰の動きから手足までよく動くこと。目線釘付けでした。途中一列に縦に並ぶ時があってラウールさんが手の形を銃ように構えて誰かに撃つようなポーズをとっていたので誰にだろう?と思ったら渡辺さんでした。その後の二人の綻んだ表情がもうこっちまで笑顔になっちゃいますよね。パフォーマンス中でも誰かと目を合わせたり、何かちょっとしたやりとりがあったりするとどうしても見ちゃいますね。こういうのも醍醐味ですよね。


滝沢歌舞伎ZERO

生化粧

皆遠慮なく迷いなくガシガシと筆を顔に塗っていく姿はカッコよかったです。数をこなしてきたからこそのこの慣れた感じがとても良かったです。

皆さん髪の毛を上げるのにヘアバンドを使っていたのですが、ラウールさんはタオルをてるてる坊主のように顔の周りに巻いた様子が愛らしかったです。
ラウールさん、筆の勢いが強すぎたのか、やべっと言った口の形をした後に布で拭いてました。その時お口があんぐり開いていて同じ人間なんだなぁと一人思っていました。

生化粧中のエピソードも良かったですね。IMPACTorsのラジオ出演の翌日に佐久間さんが感想を伝えにきてくれた話も佐久間さんは表情変えずに化粧をされていました。本当に面倒見の良いお兄さんでありながらその姿を見せびらかそうとしないのが佐久間さんの素晴らしい所ですよね。
メンバーカラーのエピソードがあって向井さんは深澤さんにオレンジで太陽みたいに輝いてほしい、俺(深澤)はその下ですくすく育つなすびになるからというエピソードを披露し、笑いが起こった後、間髪入れずにラウールさんがメンバーカラーの白は純粋に空に浮かぶ雲の様になってほしい、深澤さんはその下で育つなすびと言った所でまた笑いが起こりました。笑
その後目黒さんもエピソードがあるということでこの流れだと…?と思っていたら苗字が目黒なんで。といった所で深澤さんがずっこけを2回くらいやってました。

先輩から言われたことで印象的だったことを深澤さんがIMPACTorsに聞いたら司会の二人はどちらも岩本さんと答えていました。その事に対して俺(深澤)が聞いてるのに岩本って答えるんだね?とちょっと拗ねた様子が可愛らしかったです。岩本さんに名前挙げられてるよ!と深澤さんが声を掛けるも、岩本さんがマイクを通さず話すので深澤さんがツッコんでました。

その後マイクを通さずにこそこそと何やら楽しそうに話すラウールさんと岩本さんの姿も見られました。皆さん片手で隈取りをしていく中で向井さんは両手で震えない様に?やっていたのが可愛らしかったです。

その後岩本さんが振り付け、目黒さんが衣装を担当したIMPACTorsの曲のお披露目もありました。
衣装はYumYumYum ~Spicy Girl~っぽい?感じがありました。そして岩本さん振り付けっぽい独特な世界観だったり、手の動きだったりがあり、曲の終わりにこのポーズで終わるんだ!?という衝撃がありました。

その後は創作歌舞伎で海を護る精と海を汚す者の物語?がありました。Snow Manそれぞれがカラフルな衣装を纏い見得を切っていきます。
正直ストーリーは私にはよく分からなかったですが、迫力のあるステージでした。岩本さんが縄に捉えられそうになり逃げて数々の絡まった縄の中に身を置いてぐるぐる回る所が印象に残っています。その後花道へと捌けていくのですが、その堂々とした姿は迫力ありました。
阿部さんと佐久間さんは美形でした。見ていて美しいと恍惚でした。

連獅子

皆さん同じような衣装なので誰が誰だか見分けが一発ではつかないのですが、その分一体感と豪華さ、迫力がありました。見た目からしてあの赤い髪の毛は重たそうだなと思いました。花鳥風月をバックに重たい衣装を纏いながら軽々と躍る姿は圧巻でした。少し独特な動きもあって面白かったです。
頭を一斉に振る姿は心の中で頑張れ!と応援してしまいましたね。必死に食らいつくようでした。

そして煌びやかに一幕が終わりました。

あっという間の一時間でした。ひらりと桜が始まった時には感動と共に終わってしまう儚さも感じてこのまま時間が過ぎなければ良いのにとも思ってしまうほど贅沢な時間を過ごせました。
エンターテイメントとしてこれだけでも盛りだくさんで見応えが凄かったです。
私たちが見ている姿は皆凛々しくて格好良かったですが、きっと裏では本当にバタバタ忙しい時間を過ごしているんだろうなと思いました。でもそれを一切感じさせない彼等はやはり仕事人ですね。衣装も次々と変わり見た目からも華やかでとても素敵でした。

ダンサーさん達も身体を美しく鍛え上げられていてその華やかさが舞台に彩りを添えていました。



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