むつぐぁましい22.4.4

ほんのり狐色の肢体に永遠を示唆されておかしくなってしまっただけ　痙攣がとまらなくなってしまっただけ　御神木の霊気でふりはらって　撃沈という名の不快な悦びが███████████　乱射する光ひらり　優しいならば　善なる限りは　ご容赦されるのか　まさかみ　さかまみ　震える限りのギムを果し、つまり生をやり抜くこと以外にすべきことがあるとは思えない　ただたくさんありすぎる　暴力しかないというひともいる　お茶を濁しますか　「 はい、いくら侮辱をされても石や缶を投げられても　わたしは誰も恨まなかったじゃないですか　怒っていいのかわかんない、だってすごくいやらしい微妙な嫌がらせをしてくるから　怒っていいですか？　きらいになられてもいいや　パフェでも食ってろよ　攻撃性たかいなー　あっ、御神木の前でおしっこしたのよくなかったかな　今のはぜんぜん関係ないの　ただ思い出しただけ　なにたべるか決まった？　髪の毛そろそろ染めたい　でもあの美容師むかつくの、冗談のつもりで不愉快なこと言うから　白い石になってくんないかな　世界一うつくしいのは石だよ　しんどい身体　風呂10日くらい入ってないな　バナナ腐ってるな　腕時計の電池切れてる　」　有機質と遊戯室と勇気の質　ポテンシャルはねぇ、低いです　おったまげる祭主さま　狐の色になろう　狐の色になろう　よろこびいとおしい　ほらあそこに陽の色　影がずうっと濃い部屋の隅に座り込んでサリンジャー　口を噤むことを選ぶのは無理かな　つむぐ・つぐむ・むつぐ・むつぐぁましい　言葉が一人歩きするって？　さやさやと無意識に歩かせているのはあなたがたでしょう青草たちよ　よってここに土と火の祝福のもと滅び　聖河の水で　運河を流れ　霊は言います、なにごとも、なんぴとも、消えたものの数がなによりも多いのですと　現在よりも未来よりも　目隠しをしたと言い訳をしましたね　真っ二つにできた確信はありませんでした　半身はまだどこかに　自らが厭がっていた播種をすべく創造することに矛盾はない　「　衍字には隠された意図があるように思いながらつくだにつつく　 」　「　五七五七七になったじゃねえか手前は歌屋のチリメンラッパー　」　ほんだらまあ、じきに良おなるで、また会おや　宇宙を観るたびにラーメン食べたくなる　慎めぇ、出た言葉は戻らんぞぉ、教師が言って生徒のあたまを叩いた　リンリンベルが鳴る　ご飯チンしたんだ、たぶんまだ腐ってないと思う　他人に会うときってどうやって幽体離脱してる？　他人に恥かかせないようにしてる？　失礼のないようにしてる？　できたらしたいし努力してるんだけど　冷やし中華食べたい　四角い街、そう、ジェンガみたいに不安定で凸凹で　キューブパズルみたいに大地が動いて道が変わる　面白がっていたら、境内をほうきで掃いていた真っ白なお坊さんが、ねねきつねよひのこまはるこまねりやしかりふねはりかりゆなまらさきふかたなあらしょけうっぷはからけりておぞけちや、ななふさんだらないなけをすわみねてみぬよふしかと、つってせゆともがけへっつらましいやおんさん、まにしょう、まにしょう。