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声優茅原実里の好きなところを語ってちょっとずつ作品見ていくシリーズ③ 宇宙戦艦ヤマト2199のミーゼラ・セレステラ

リメイク版のベムの余韻に浸っています

5話が病院ものなんだけどベラの姉御のナース服とか白衣が出てきたら憤死するから直視できない。

出てこなかったら出てこなかったで悶死するから直視できない。

これ以上は危険な言動をしてしまうのでもうやめます。特にミツキ君についてはもうやめた方がいいですね。本当にね。犯罪になっちゃうからね。はい。

今回はヤマト2199です。ヤマト2199マラソンを敢行します。箱根駅伝よろしく銀河の彼方イスカンダルを折り返し地点にして行って帰ってくる片道16万8千光年のマラソンです。画面右手をご覧ください、スクロールバーがえげつない短さになってるでしょう。これが16万8千光年×2のスクロール量です。全26話ですが1・2話は準備体操で3話~23話が往路(地球~イスカンダル)、24話で一息ついて25~26話が復路(イスカンダル~地球)です。復路にかける時間短すぎじゃない? と思われるかもしれませんが2199のスタッフは帰り道の話だけで劇場版作ったのでプラマイゼロと思ってください。

今回私が見るのは上記のTV版ではなくてDVD版です。円盤、持ってるので!  TV版と円盤版はちょっと違うんですよね。EDが違うとかTV版には人物名のテロップが出るとか放送時間上カットシーンがあるとか。個人的には円盤版のEDの方が全体的に好きなんだけど初見だと人物名テロップあるTV版の方が見やすい。

茅原実里ちゃんと出会ったきっかけが2199

ヤマト2199、というか2199から始まるリメイクヤマトシリーズは公開方法が特殊でね。TVシリーズ(1話30分の2クール)として制作しているけど、数話ごとの章仕立てにして、最初は映画館で公開して、その後TV放送をしたんです。私が初めて観たのはTVで1話が放送された時。ヤマト、私は昔のアニメをほぼ知らない状態だったんですよね。実写版のキムタクヤマトはTVのロードショーで見た。後は笑う犬のコント。ウッチャンがデスラー総統してるやつ。後ろでお母さんが掃除機かけてるやつ。
視聴したきっかけが、Twitterでフォローしてた漫画家やクリエイターのアカウントがTV放映前に一様に狂喜乱舞してたこと。TLで一気にお祭り騒ぎになってて、気になってTVつけたのが沼への始まりでした。そしたらまあ普通に面白い。リメイクものだけど親切に作られていて話もキャラもすんなり頭に入ってくる。最初は「最後まで視聴継続できたらいいなあ」という心持ちだったけど面白くて騒然となってしまった。こんなはずじゃなかった。もっとサラッと視聴するつもりだった。で、TV放映中に最終章が映画館で公開されるぞ! って告知されて、居ても立っても居られなくなって劇場で鑑賞しました。またその鑑賞体験がとても素晴らしかったので、より一層「これすげー!」って想いを深くすることになりました。

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最終章上映時に映画館で売ってたイスカンダル到達饅頭。この馬鹿馬鹿しさがほんと愛おしい。でも鑑賞後饅頭抱きしめて泣いたわ。大阪ステーションシティシネマで梅田の夜景見ながら「地球に帰ってきた~~~~;;;;;」って泣いたわ。

実里ちゃん演じるセレステラ。終盤が本当に良くって、もう観終わってから本当にこの子が気になって気になって。こんなにキャラクターのこと気になることなどなかったので、私にしては珍しくアニメのグッズが欲しくなるんだけど、ヤマト2199はグッズがトンチキセンスで(上記の饅頭で察してください)セレステラに関しては数自体が少なかった。とりあえず買うが満足しない。次にセレステラの情報を集める。アニメ誌では思うような特集を組んでいなかったので、ツイッターや2ちゃんを漁りまくる。ここで「声を当ててる茅原実里って誰だ?」ってなったんですよね。「ちはらみのり」と読むらしい。ニックネームは「みのりん」らしい。長門有希で有名らしい。長門有希なら知ってる知ってる、ちっさい無口な子。歌を歌うらしい。まー今どきの声優さんだな。youtubeでPVも見れる。どんな人か見てみよか。

………………振り幅すごいな………………

戸惑いつつもこのアルバム『NEO FANTASIA』を軽い気持ちでiTunesでDLしてみる。このやたらキラキラピカピカしてる女性があのキャラを演じていたのか~なんて思いながらフンフン聴いていました。これが運命だったんですね。よりによってこの時聴いたのが『NEO FANTASIA』だったから。とある曲で心臓わしづかみにされたから、私は「ヤマト2199好きだしセレステラも好きだし茅原実里ちゃんという声優も気になる」となって、今ここに至ります。その曲がどれなのかはこの記事の後半で話します。

さあ! 何はともあれヤマトに乗りこみましょう!

1.ヤマト出発だ

第1話『イスカンダルの使者』と第2話『我が赴くは星の海原』。
暗い宇宙空間から始まります。さあ始まりました、画面前で着席したそのイスがあなたの第一艦橋の定位置です。2199年へようこそ! 人類滅亡まであと1年です! HOOOOOOO!

「おのれ悪魔め……ワシは絶対に絶望しない!」早速名言です。主人公の沖田十三は大ベテランの軍人。今回どうやら病気の身を押して艦長として搭乗します。1話冒頭で自分より遥かに若い部下に守られて自分の艦だけが生き残ってしまい、とても後悔しています。強い。髭がすごい。

そして古代進は冒頭で沖田の代わりに死んだ古代守の実弟。死んだ兄は唯一の肉親でその兄もいなくなり天涯孤独になってしまいました。沖田艦長への複雑な思いも抱えながら身体を張る繊細主人公。宇宙に散った兄さんを探す古代くんの旅の始まりです。

船務長森雪も主人公。最初はかなりツンツンしてるけどあっという間にデレる。過去の記憶に欠落があり家族もおらず、周囲に壁を感じている。雪が探すものは家族、そして自分自身。旅の果てに彼女はどんな真実を知るのだろう……。

そして処女航海にも関わらずとっても大事なはじめてのおつかいを担わされる宇宙戦艦ヤマト! 生まれたてほやほやの主人公だ! 中に誰が入ってないいかって? しっ静かに!

あ、あらすじとかもう知った体で今から話していくんですが「ヤマトまったく知らね〜見たことないわ!」って方は各章のPVを載せていくのでそれ見たらなんとなくわかると思う。PVだけでそこそこ満足できて楽しいんですが物語にきちんとのめり込んだ方がより一層楽しいからぜひ本編観てね。そしてセレステラ出てくる回だけ取って出して観よう〜と画策してもあの女結構満遍なく出てくるからやめた方が良い。お気の毒ですが全話観てください。大丈夫、全話観たらちゃんと地球に帰ってこれるから! これそういう話だから! もう乗っちゃったから、な! もう宇宙だから! 今外に出たら死ぬから、な!

2.冥王星で第一ラウンド

第3話『木星圏脱出』。
地球を出発したヤマト。まずは戦艦のポテンシャルと乗組員のチームワークを探るところからです。初めてのワープ、初めての波動砲。そして波動砲以外の武器。

第4話『氷原の墓標』。
古代くんと雪の初めての共同作業。仲がよろしくない古代くんと雪の距離が近くなり……ていうかラブコメだこれ! ラブコメディが始まった!

第5話『死角なき罠』。冥王星をブッ叩こうとして逆にブッ叩かれる前編。そして第6話『冥王の落日』は反撃に転じる後編。潜水艦モードヤマトが海面からヌッと出てくるのに毎回大ウケするのと艦長が帽子をマサラタウンのサトシよろしく逆にかぶるところが好き。一瞬ジャリボーイになる57歳。太陽系にサヨナラバイバイ俺はヤマトと旅に出る。

セレステラ、そしてデスラー総統が初登場です! アベルト・デスラー総統は初登場が風呂。全裸からのバスローブ。超絶美型、声が山寺宏一。キャラの立ち方がエグい。そして我らがセレステラ! ハァ〜ミニスカ軍服可愛い可愛い! 小さなお口に細い喉! 佇まいが妖精。カワイイ。

3.ヤマトが太陽圏を出る

第7話『太陽圏に別れを告げて』。
太陽圏外縁部までやってきました。地球と交信できる最後のタイミング。ここから先はもう地球と連絡を取れないので、地球の大切な人と最後の通信面会をする。あと航海の旅のゲンも担いでパーティもする。交信相手がいない人、パーティに参加できない部署の人もいる、興味ない人もいる。色んな人が色んな思いの中で艦内をウロウロする。艦長も構ってほしそうにウロウロ歩いてる。ブラ艦長可愛い。

ネタ回・閑話休題回かと思いつつヤマトの諸君の人間模様の解像度が一気に上がり始めました。艦内でラジオやっちゃうのも、そしてラジオ番組内での放送という名目で旧作のED曲を起用するのとかも上手い。面白い。

第8話『星に願いを』。
ガミラスのパーティが始まりました。ヤマトの諸君がパーティしてる時、ガミラスの皆さんもパーティをしています。まあセレステラカワイイ! しゃっしゃっしゃっと歩いてきて、顔をキリリと上げて、「今宵は! 皆様方に!」と話し出すセレステラカワイイ。セレステラが本格的に出てくる回でもあり、セレステラ以外のガミラス閣僚の顔見世回でもあります。にしても大御所しかいない。ひと声ひと声が一発芸披露みたいなベテラン声優達。

ガミラスの皆さんのパーティの酒のツマミは「辺境から飛び出してきてどこかへ行こうとしている連中」をいたぶることです。冥王星の基地を潰したことで目をつけられることになるヤマト。そのヤマトを倒すため、やってくるのは……。まるで古代ローマのコロセウムです。宇宙戦艦ヤマト2199・完! ここで終わってもいい。良い最終回だった。

ところで、艦長の身体の具合が少し心配になってきます。

第9話『時計仕掛けの虜囚』。
ファンタジックな絵本の朗読から始まります。

ちょっと前に捕獲した機械のガミラス兵達。パーツを繋げたら一体のアンドロイドになった。異星人が作ったつぎはぎのアンドロイドを、ヤマトのサブフレームのロボット・アナライザーは名前をつけ、会話し、あろうことか「トモダチ」になってしまう。そして機械達は「自分は何者か」と問い始める……。

宇宙戦艦ヤマト2199・完!!

圧倒的。あまりにも面白すぎて「まずはこの話を目指して2199観てください……」っていう妙な進め方をしてしまう。宇宙戦艦ヤマト2199、こういうことをする話なんだ! と開眼しました。まだ9話でこの極まり方。絶対面白くなるやん。

第10話『大宇宙の墓場』。
徐々に行動がおかしくなってくる百合亜。そしてヤマトはワープの失敗で異次元に迷い込んでしまう。オカルトと科学が交差していきます。ガミラス人が初めてヤマトにやってきました。メルダちゃんです。彼女の搭乗でヤマト艦内はさざめき立ちます。9話でお分かりのとおり「トモダチ」を描く2199。さあ、ガミラスとは友達になれるのでしょうか。

4.ヤマトが迷い始める

第11話『いつか見た世界』。
唐突に別の作品始まりました。ドメル軍団初登場。石原軍団並みの渋さ。跡部様(跡部様ではない)がここで投入!? というのと、亡くなった伝説の塩沢兼人氏そっくりの声が聴こえてくるドメル軍団。ちょっとドキッとするくらい似ている。ドキドキする。

ヤマトの諸君はメルダによりどんどん混乱していきます。過去の虚像がはがれ真実が混線していきます。島くんが荒れ山本さんはやりたい放題。メルダ良い子だった。ガミラスへは憎しみがあるけどメルダは良い子。ヤマトは迷う。どんどん迷う。

第12話『その果てにあるもの』。
古代くんと島くんが喧嘩して艦長に怒られる。

ガミラスの皆様も揉めています。ヤマトの諸君が内輪で揉めている時、ガミラスの皆さんも内輪で揉めています。

総統の部屋の衛士達を、連れのギムレーの権限を利用してむりやり退かせてズカズカ入っていくセレステラ。こういうことをすると周囲に嫌われるやつ。総統の秘密の電話が気になって陰で盗み聞きするも逆に総統に気づかれている……。

ガミラスパートは大河ドラマみたいで面白い。とにかく渋い格好いい。セリフ回しもすごく良い。特に車の中でのシーン。「我々はどこから来てどこへ向かおうとしているのだろうな……」という言葉はゴーギャンの絵のタイトルを思い出します。「我々は何者なのか」という問いが通奏低音となっています。

第13話『異次元の狼』。
ガミラスが色んな意味で本気を出してきた。あんなの好きになるに決まってるじゃん! ドメル軍団が石原軍団ならフラーケン軍団はたけし軍団だからな!? ヤマトの中では艦長が倒れて大ピンチ。佐渡先生がちゃんとお医者さんやっている。2199の佐渡先生大好きです。「艦長を殺す気か!」って士官達を叱り飛ばせる唯一のポジションが佐渡先生。もちろん艦長も佐渡先生に叱られる。多分ヤマト内最強なのが佐渡先生。

ここで結構気になってくるのが比喩表現の使い分け。ずっと聞いてたら見事に使い分けされているんですが、ヤマトにとって宇宙は『海』として表現されてるけどガミラスにとって宇宙は『森』なんです。ガミラスのキャラ達の二つ名も、フラーケンは『猟犬』でドメルは『狼』、セレステラは『魔女』でしょ。全員『海』に住む者じゃないんですよね。対してヤマト側は「凪いだ海」とか「宇宙の灯台」とか言うんですよね。

ヤマトとガミラスで全く共通している部分も出てきます。お墓の形と死者の弔い方です。ガミラスも土に死者を葬り、花を供えている。人間の還る場所は、ヤマトもガミラスも土、ひいては星なんですよね……。

第14話『魔女はささやく』。
実相寺演出オマージュだよ! 怖ェー! 庵野……(眼球ドアップ)とかウテナ……(影絵の多用)とかざわざわしてたけど私は今敏監督を思い出しました。こういう現実と夢(妄想)の境が溶けてしまったり、劇中劇とか映画館を舞台にするのとかはやっぱり今監督を思い出してしまう。

ヤマト艦内で暗躍しているのはセレステラの部下のミレーネル。ヤマトの諸君の夢の中に入り込む。怖ェーーーー! 首が曲がりすぎてるとかそっくりな人形があちこちにあるとか怖ェーーーー! そして一番怖いのはヤマトの諸君の反撃の仕方です。「中絶」とか「精神戻りません」とかどういうことなの……あの装置は何だったの……どうなったらどうなってあの装置が血の海になってしまうの……

ギャー----!!

この精神的な攻撃のせいでヤマトの中にいる何者かが覚醒して百合亜の身体を乗っ取ってしまう。時折鳴る鈴の音が不気味。

5.ヤマトぴんち

第15話『帰還限界点』。

開幕速攻セレステラがめちゃくちゃカワイイかわかわカワイイ超カワイイ。前話での件をデスラー総統に報告するセレステラの可愛さプライスレスめっちゃ美しい。これまでのセレステラはキツめの声だったのですが総統と二人きりの時の甘ったるい声色は別人のようです。ただし総統はそんなセレステラへ一瞥もくれません。ペットの鳥のお相手をしていらっしゃる。大きな鏡には彼女の真剣な顔が映りこんでいます。デスラー総統をまっすぐ見つめるセレステラの顔は、鏡越しに、鳥籠の中に囚われているように映ります。

さあ病んでるガミラスの閣僚会議。おお大変、会議は踊る。踊るさ中にデスラー総統が暗殺されたという報が。きゃー! 私達の美しい総統がー!

かたやヤマト。ドメルの詰み将棋にハマる。負けた! ヤマトここでもうほぼ負けた! 総統がこのタイミングで暗殺されてドメルに総統暗殺疑惑が浮上してガミラス本国から召還命令がなかったら沈んでた! 宇宙戦艦ヤマト2199・完!!! バッドエンド!!! を、ギリギリ回避!!!

おもしれーなこのアニメ。でも1話30分でこの密度のアニメ最近見てない。1話見終わるたびにお腹いっぱいになる。ただ、もうそろそり地球に帰りたい。

第16話『未来への選択』。
ガミラスでクーデターが起きている時、ヤマトでもクーデターが起きています。

地球によく似た星で補給をするため立ち寄ったところ艦内でクーデターが起きる。伊東と新見、そして星名の正体が明らかに。

ヤマト計画の前身イズモ計画。本来、ヤマトの航海はイスカンダルへ行く旅ではなくて人類が居住可能の星──新しい地球を探す旅だった。出雲神話の国譲りの物語を踏まえてのイズモ計画というネーミングだったのかもしれません。「イスカンダルに行って帰る旅」という物語のルールをここで曲げようとした。艦長の一喝によりクーデターは失敗してヤマトはこれまでどおりイスカンダルへ向かうことになるのですが。ヤマトはどこへ行こうとしているのか……。

第17話『記憶の森から』。
航海日程から35日オーバーしているらしい。ヤバない!? でも、大昔の異星人のシステム衛星が見つかった。うまく作動できたら何万光年かショートカットできるかもしれない。やったね!

真田志郎回です! 真田&新見&古代守の過去話。これまで食堂でずっと文庫本読んでた真田志郎の謎が明らかに。「汚れちまった悲しみに…」の詩に乗せて語られる後悔。そしてここから始まる古代くんと真田志郎の物語。

「詩と数式だな、俺達は! 道は違ってもこの世界を守りたい、その気持ちは同じってことさ」

古代守のあまりにも印象的な言葉。

音楽や詩、絵画等を大切なシーンの演出に使っている2199。旧作ヤマトシリーズだけにとどまらず、文芸というものへの深い造詣を感じます。それらを積んでヤマトは進む。地球──私達の世界を救うために。

第18話『昏き光を越えて』。
色黒ロングヘアー軽薄イケメン篠原君がめちゃくちゃ株を上げる。篠原ァー! おもろいぞ篠原ァー!

観艦式するためにバラン星にいーっぱいフネを招待してる総統暗殺犯人の若本規夫ことゼーリック元帥。今から決起集会してガミラスを乗っ取るぞ! そんな中突然ぴゅーーーーんと乱入してくるのはヤマト! めっちゃ速い! 砲弾ボコボコ撃ちながら一直線にぴゅーーーーんと飛んでいく! ガミラス艦が皆「わあ!」ってなってる! ちょっとかわいい! ヤマトめっちゃ速い! アホみたいに速い! ガミラス艦がヤマトを狙って撃てない! なぜならぎゅうぎゅうに密集してるから! ここで総統再登場だ! 死んだのは影武者だったって! なんだこの茶番! 突然始まるデスラー総統の若本規夫モノマネ! なんだこの茶番!! さすが山寺宏一、「デスラー総統がモノマネする若本規夫」というネタのクオリティの高さ!! なんだこの茶番!!!!

あっヤマトが飛んでってるのが見える! ヤマト後ろ向きに飛んでいく! ヤマト波動砲を撃った! ヤマトひどい! ヤマトのせいで星が崩壊した! ひどい! ひどすぎる! ガミラス艦が一目散に逃げていく! かわいそう! ヤマト逃げる、ヤマト逃げる、ヤマト逃げきったーーーー!

6.ヤマトあとちょっと

第19話『彼らは来た』。
遠いところまで来た……。ここまで来たらどうにもならない。見終わらないと落ち着かない。

デスラー総統の意味深な一言「この星にしがみついて何になる」。ガミラス星へひとり投げかける。若本の……ゼーリックを葬って国内に復帰した総統閣下は囚われていたドメルを解放して即効ヤマト討伐へ向かわせます。ただしガミラスの戦力は前回ヤマトがやらかしたため大幅に削がれており、ドメルが連れて行けるのはおんぼろの艦と老兵・子供兵ばかり。でもフラーケン組も合流し、知恵と工夫で打倒ヤマトを誓います。もうこれドメルに与えられてる試練が主人公のそれなのよ!

決戦の舞台は7つの星で構成される難所・七色星団。ヤマト側が「荒れた海」、ガミラス側も「迷いの森」と表現する場所。ヤマトVSドメルの最終戦が始まりました。

第20話『七色の陽のもとに』。
ただただ戦闘回。作画の物量がすごい。艦も沈むし人も死んでいく。たくさん仕掛けてくるドメル・フラーケンに翻弄されるヤマト。ヤマトのお口にドリル突っ込んでくるのもうヤバすぎる。怖い! 痛い! あがががが! その間忍び込んでくるスパイ達。雪を誘拐してしまう!

この七色星団、なんて美しい場所でこの人達は戦っているのだろう……と思わざるを得ない、すさまじい美しさ。イオン乱流が雲のように沸いていて、ここは宇宙なのだけれどまるで明け方の空のような美しさが広がります。遠い銀河で突然襲われる郷愁。この人達はどうして戦争しているんだろう……。「戦場には絶対は無い!」と、同じことを部下に言い合う両者のボス達。敵と味方でなければ本当に良い友人になれたに違いない。

宇宙戦艦ヤマト2199・ドメル編、完! 最高でした。最期のドメルの笑顔に泣いちゃう。

第21話『第十七収容所惑星』。
イスカンダルのお姫様と勘違いされて攫われた雪は丁重に扱われます。イスカンダルのドレスを着せられ護衛をつけられ、ガミラス人達とのつかの間の交流が行われていく。イスカンダルのお姫様のふりをしてやり過ごす雪とボディーガードの青年将校ノラン。ロマンスが始まる。かたやドレスの着つけを手伝ったドメル夫人。雪がイスカンダル人で無いことを勘づいているんじゃないかしら。ヤマト側とガミラス側で分かれていた人間ドラマが撹拌されていきます。

一方、雪が攫われたことでこれまでとは別人のように発狂してる古代くん。彼の横には雪と瓜二つのイスカンダルのユリーシャが。長い眠りから目覚めたお姫様は愛する片割れを助けるために古代くんにくっついてくるところを営巣で生き延びていた伊東と薮がまたくっついてきてややこしい!

伊東とユリーシャは一瞬だけ『ローマの休日』みたいで良かったです。そして薮は異世界立身出世フラグが立ってしまった。

第22話『向かうべき星』。
イスカンダルとガミラスは双子星。希望の地と敵の中枢が同じ場所にある事実。とりあえず最終ステージ突入前に英気を養いたいところです。私ももうだいぶ疲れました。もうそろそろおそ松とかポプテピピックとか観たくなってきました。いや観るよ。地球救うまで観るよ意地で。

ずっと艦内のノリについていけてなかった薮はここでそっとヤマトを降りる。地球から遠く離れた異星でよく決断できるな……えらいよ薮……ガミラスで頑張って生きていってくれ……

そしておかえりメルダ! 2回目のヤマトの乗艦ですが楽しそうです。
・私も飛行機に乗りたい
・マゼランパフェ
・飛行機を赤く塗ってほしい
馴染んでやがる……迷シーンだらけだ……。山本さんとユリーシャと3人でキャーキャー言ってるの微笑ましい。

かたや『魔女』セレステラが『偽りの姫』雪の正体を暴こうとする恐怖のお茶会。ヤマトの諸君がお茶会を開く頃ガミラスの皆さんも以下略。ここのシーンは茅原実里の独壇場。会話の主導を握り揺さぶる。でも逆に一本取られてしまう。セレステラというキャラクターの核心に迫るシーンです。雪に「愛しているの?」と訊かれた時の、いやらしい笑い方をした上での、

「ごめんなさい、イスカンダルの姫君にしては随分下世話な物言いなので。愛してる、だなんて……。これ、メランの極上品よ。冷めないうちにどうぞ」

の一連が素晴らしいですよね。動揺しつつ牽制しつつ「愛してる」の響きを嚙みしめて、最後は話題を流す。

なお、前話ではユリーシャが古代くんに「(雪を)愛しているの?」と訊いて古代くんが面食らっていました(イスカンダルの姫君、下世話な物言いをしている……)。意外なんですがここに来て古代くんと対称性を持つキャラクターがセレステラになっているんです。もう物語は終盤ですが、セレステラが少しずつ物語の前線に駒を進めてきました。

艦長の具合は確実に悪くなってきている。佐渡先生達医療班の喋り方や仕草でそういうのが見えてきててつら……

7.ヤマト着いたそして帰る

第23話『たった一人の戦争』。
髪を撫でてくる超イケメンデスラー総統に正気でいられる雪はすごい。アベルト・デスラーは最高なんですよね。見え隠れしていたスターシャとのただならぬ関係が明らかになってしまう。

たったひとりで戦争をしているアベルト。故郷の星のために、生きながらえるためにここまで来たヤマトに対し、アベルトにとって故郷の星は「こんな星にしがみついて…」という認識で、国民へのスピーチは臣下(セレステラ!)の作った原稿。政治は腐敗し、命も狙われていて。そんな彼自身はいつも薄笑いを浮かべて恋しい女のいる隣の星を高い塔から見上げてる。

孤独な王様アベルト。

2199の続編の2202以降ではこのデスラー像が軌道修正され、国を憂う指導者として描かれているのですが、私はこの2199の寂しそうなアベルトがたまらなく愛おしくて好き。彼なりに色々やってるのはスターシャのためなんですよね。ヤマトを意地でも落としてやろうと思ってるのも、スターシャが星の救済などという余計なことをしようとしているから。アベルトとしては「君がやりたいことは知っているし自分が手を汚してでも力づくで代わりにやってあげる」という愛情表現。ただしそれをスターシャが望んでいるかどうかは考えていないというエゴイスティックさ。
また、その愛情の裏にはスターシャの恩寵を受け取ったヤマトへの嫉妬がある。自分に喧嘩を売ってきた敵を好きな女が自分に隠れて手助けしているだなんて最高にムカつくシチュエーションじゃないですか。そりゃあ好きな女の目の前で派手に潰してやろうってなりますよね! なるなる!

アベルトのことを語りすぎた。

一番のハイライトはヤマトの諸君がめっちゃ高速で走ってたら敵に狙われにくいとかなんとか言って全速力で大爆走してガミラス星中枢の総統府に刺さるところですね。そして刺さった反動でぶっ倒れてるガミラスの偉い人達。小学生みたいな理論を真顔でぶちかます沖田艦長本当に好きだし猛ダッシュするヤマトが速すぎて画面から一瞬見切れるところとか超好き。ひっくり返ったガミラスの皆さん立ち上がってあわあわしてるのどんくさくて最高。セレステラがキレてるのだいぶ面白くて好きだし「落ち着け」ってツッコまれてるところ好きだし落ち着けなくて「どいてよッ!」って人を押しのけて走り出すのも好きだし押しのける時に逆に自分が跳ね返されてるところも細かくて好き。最終的に絹を裂くような声で叫ぶ。うるさい。

胎児のように丸まって宇宙に漂う森雪。雪はこれまで地球で意識不明の重体から蘇り、ここでまた死と生のメタファーを纏う。古代くんに見つけてもらうことで雪は目覚める。儀式のよう。

第24話『遥かなる約束の地』。
イスカンダルに到着です。長かった……疲れた……嬉しい……遠くに来た感覚がとても強い……。

真のラスボス・女王スターシャ。ヤマトの諸君から『女神様』とあだ名されガミラスからも崇拝の対象とされているスターシャは、正に女神的なキャラクターで、厳しく気まぐれ。なんとなく私はメソポタミア神話のイナンナやイシュタル系譜の大地母神像を連想しました。そしてそういう女神達には決まって愛人がいる。スターシャにとってそれは、死んだはずの古代守でした。「この世界を守る道」を「詩」と表現した古代守。武力で屈服させようとするアベルトではない。孤独な王様がどれだけ女神に懸想をし自分の手柄を誇示していても、その頃女神は流れ着いた詩人と愛し合っていた……えぐい……あまりにも美しい……好き……。

そしてヤマトの諸君。約束どおり来たのにお宝を出し渋ってさらには引きこもる女神様相手にやったことは、海で遊ぶこと! 海パンで宇宙戦艦乗っちゃう~! 釣りする加藤サブちゃんと徳川さんが良いし篠原ァー!

艦長はもう車椅子。佐渡先生がずっと側にいる。艦長……。

水着で遊び狂ってたら女神様は宝物をやっと渡してくれました。天岩戸開く! コスモリバースシステム受領! ヤマトがコスモリバースシステムに進化した! さあさっさと帰るぞ地球!

第25話『終わりなき戦い』。
復路。VSガミラス最終戦。ガミラスの皆さんにとっての最終回です。たけし軍団のニューカマーについて話したいけど今回は実質セレステラ主役回なので控えます。

招かれざる客、魔女セレステラ。物語中に出てきた災厄を背負ってヤマトに乗りこんできます。「あんな星に帰る意味は無い」と言う。彼女にとって「デスラー総統がいない星に帰る意味は無い」と。じわじわと「星を救う意味」に揺さぶりがかけられてきます。ヤマト内でのクーデターで「地球を救うんじゃなくて別の星を用意したらいいんじゃない?」。デスラー総統の「こんな星にしがみついて何になる」。そしてセレステラの発言と行動。どうして星を救わなければいけないんだろう。だってそういう物語の筋書きじゃん、って? その筋書きを、キャラクター達が捻じ曲げようとしている!

「あの人には私が必要なの!」の切実な叫び。PVにも使われている名台詞。雪の前では自分のことをよく喋るし感情を露わにするセレステラ。その後、雪の部屋に隔離されると、雪は自室の壁にヤマトの乗組員達との写真をたくさん貼っていて、古代くんとの写真もあって……。セレステラがそれを切ない顔で見つめてるところが泣ける。ああ、彼女はヤマトを羨ましがっている! そして総統の気配を感知し部屋から走り出す。牢獄に監禁されていた自分を救ってくれた彼に再会するために、今度は自分から走り出す……。

アベルトはセレステラの気持ちに気づいてないわけがないと思う。子供の頃に助けた異民族の娘が自分にどんな感情を持ってしまっているのか、ちゃんと分かっていたと思う。でも見ないふりをしていたんでしょうね。気づかないふりをするしかなかった。セレステラを利用するだけして捨てようとした。出来れば自分の目の入らないところで死んでほしかった。だからガミラスに置いていった。でもそれを裏返したら、彼は彼女をどれだけ可愛がっていたんだろう? 誤射した瞬間の表情が全てを物語っている。

そして、セレステラはね、嬉しかったんだと思うの。雪に「愛しているの?」って訊かれて。そして最後に雪が自分のために泣いてくれて。かばってもらえて。最後に総統に発砲し(セレステラが撃ってくるなんて想定していなかったんでしょうね、丸腰のまま当たってるアベルト……)笑みを浮かべながら自分の額に銃口を当てるセレステラは美しかった。

ま~~~~とにかく「もうすぐ地球だ!わーい!」というヤマトにすさまじい呪いを撒き散らして退場していったんですよあのおデコ。忌み嫌われる民族の元に生まれイスカンダルにも見放され、やがて魔女として恐れられた女。それまでの居場所を捨て、自分の国も無く、帰る場所も無く、愛した人には銃を向けられ、ヒロインも道連れにしてむごたらしく殺される。もうここで私は「すごいキャラを観た、すごい展開を観た」って初見で固まった記憶。
「ヤマトに乗って一緒に地球へ行こうよ」とはならない。ガミラスから「帰っておいでセレステラ」とも呼ばれない。そんな優しい展開にはならず、あくまでも彼女は自分の孤独を自分ひとりで抱えて好きな人だけを追いかけて救われないまま死ぬ。セレステラはもしかしたら「私を簡単に救えると思わないで」とでも言うかもしれない。あるいは、自分の心を見破った雪にだけは、心を打ち明けられると思ったかもしれない。でもセレステラは物語の舞台から去ってしまった。ああ、あの9話の絵本のとおり、彼女の心がこのようにあるのかどうかは彼女だけの秘密なのだから!

ちなみに、主人公達の船に乗り込む魔女って言ったら、ギリシャ神話のアルゴナウタイの物語の魔女メデイア。そして海外版『宇宙戦艦ヤマト』は艦名がアルゴと呼ばれている。だとしたら、セレステラはどこに行ってしまったんだろう。あなたがアルゴ号に乗り込んだ恋する魔女の役割を担うのだとしたら、あなたはその後どこへ飛んでいくんだろう……。

に、してもよ! こんなえぐみの強いキャラの独特の存在感、そして演技から滲み出る孤独さ暗さ幸の薄さって何なんだろうと思ったんですよね。で、セレステラの声優さんのアルバム『NEO FANTASIA』を1曲目から聴くと底抜けに明るい歌声で仕事によって使い分けてるんだすごいなー! とただただ感心していたらアルバム中盤でですね。


本人……。


えええ……楽しいテーマパークがコンセプトのアルバムで……本人が作った曲が……ガラスケースに入れられた赤い目の人形が青い目の男の子に恋をしてるけど自分はここから出られなくて見つめるだけ、そして男の子は可愛い女の子に連れられて行ってしまう……っていう4分44秒の短調……本人作詞作曲……。



いや、声優……。


この声優の中に確実にセレステラいるわ………。


セレステラここにいたわ……。



その後自作曲全部こんなんちゃうやろなと動揺してこの時点でのリリースCDをたくさん聴いたしライブ円盤も見たし実際にライブ観に行ったんですけどけっしてそんなことはなく、ていうか普段は明るくてサービス精神旺盛の楽しいお姉さんなんだろうけどやっぱり時々特異点のように重くて暗い曲を歌うんですよね。


この怨念じみた……孤独感や嫉妬……束縛……依存……。

アニメのキャラクターを形づくる上で声優の領分って非常に大きいと思っています。声を演じる上での解釈とか。それを踏まえるとセレステラはみのりんの暗い部分をめちゃくちゃ反映したキャラクターなんだと思います。そしてそれがめちゃくちゃ良い。普段は見えないように隠してる感情を露悪的なほど剥き出しにしてくるところ。それが自覚的なのか無自覚なのかはわからないけど。

こんなん気になるに決まってる。どんな歌を歌うのか、どんな人物をどんな風に演じるのか。なのでみのりんもっとこういう役ガンガンやってくださいめっちゃ良いから。ほんとこういう役良いから。

はいそしてセレステラの出番はここでおしまいです。お疲れさまでした! ですが彼女がやらかしたことがあまりにも大きすぎるので最終話も観ようと思います。

最終話『青い星の記憶』。
沖田艦長の容体はもうかなり悪い。もう艦橋には降りず、ずっとベッドに横になってる。

コスモリバースシステムの正体。導き出される答えは「地球の記憶を持つ生命を核に組み込まないといけない」ということ。世界を救済するためにフネと一体化した──犠牲になった人間とは。そして、イスカンダルからこっち、やたら目撃されてる若い男の幽霊……。

雪の死で古代くんは、古代くんこそが、「君のいない地球に意味はあるのか」と泣きじゃくる。セレステラのリプレイです。ここで古代くんはもう地球を救うことに意味が見出だせなくなってしまった。大切な人がいてこそ守るべき世界、でも大切な人がいなくなってしまったら、世界はどうする? これ最終回! そして古代くんは主人公! あと15分くらいで終わるのにでこんな大切な問答が始まってしまった! おいどうするんだ主人公が開いてはならない扉を開きかけてるぞ!

いいやこのままではダメなんだ! 進、生きて、兄さんの代わりに青い地球を瞳に焼きつけてくれ!

ピカーーーーーーン!

兄さんがーー!
お前にやってやれるのはーー!
これくらいだ進ーー!

コスモリバースが地球を救わず古代くんと雪を救ってどっか行ったーーーー!!

力技にも程がある展開! やばすぎる!!(褒めてる)「フネをお返しします沖田さん!」じゃねえ! でもつまりは守じゃないんですよ地球を救うコスモリバースの適任者は! 彼は弟を救うこと>地球を救うことだったから!

もう地球が目視で見える距離! 地球が、世界が、このままでは救済できない! 中也の詩集を手に持ってヤマトに向かって絶叫する真田、天を仰ぐ新見、そんな中艦長は自室で静かに赤い地球を見つめ、涙を流しながら、静かに息を引き取り………

ゴゴゴゴゴゴゴ………

ピカーーーーーーン!

コスモリバースが再起動したーーーーーー!!!!

めちゃくちゃだ! 馬鹿じゃないの!!??(褒め殺しです) 艦長ーーーーーーー! ここですべてを投げ打って地球を救う一助となれるのは艦長しかいないーーーー! 「何もかも懐かしい」から始まる救済の技法! 膠着する事態を打破する絶対的な力! これぞデウス・エクス・マキナ!

かくしてヤマトには再びコスモリバースの灯がともり、赤い地球へと吸い込まれていきます。旅の記録と人々の記憶を力に、地球は無事青くなりました……

お し ま い !

帰還おめでとうございます

あー救った救った。地球救った。地球救ったし私も救われた。いやー面白い作品を集中して観たら、入り込んじゃうね、作品に! だんだんキャラクターに感情移入してきちゃう。一緒に旅してる気持ちになるし善き友を得た気がする。そして旅に疲れたのでもうしばらく宇宙行きません。もうクタクタ。ワイはシャバを満喫するんや。

でもまだシリーズがあるんよねリメイクヤマトシリーズ……

これ帰路の物語ね。ドメル軍団になぜ跡部様がいたのかのアンサーです。「宇宙人とだってトモダチになれる」のテーマをここで完結させたのである意味真の最終回がコレ。最後のお別れのシーンがね、そんな悲愴な雰囲気でもないんだけどね、「きっとこの友人達と出会えたのは奇跡で、もう生涯会えないんだろうなあ」って思っちゃって切なくなった。ステキなお話です。

続編。地球で穏やかに暮らすヤマトの諸君にパイプオルガンうるさい緑の連中が喧嘩を売ってきた。しかも今度のボスは笑い上戸。めっちゃ爆笑してくる。何がおもろいねん。何がおもろくてそんな笑えんねん。かたや古代くんの病んでいく様がやたらリアル。なかなかアクが強い作品です。2202には茅原実里ちゃんは出演してないけどTV放映時にCMであの赤いライダースーツで「孤ッ独な〜SPIRAL!」をやってたと聞きました。物語の外から積極的に煽っていくの良いと思います。

更に続編。いや〜〜〜〜もうしばらくは宇宙行かんでええって! 侵略とか戦争とかしんどいって! ええやんもうぷよぷよとかストⅡとか桃鉄大会で銀河の覇権を争えば! 新しい母星とか、どうぶつの森でええやん! どうぶつの森しよ総統! な!

余力がある人は、そして愛すべきヤマトの諸君達とまた旅をしたいならぜひこれらの作品も観てみてください。

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次は何を見ましょうか

もうしばらく地球から出たくありません。

『世紀末オカルト学院』行こかな! これはきっと地球やろ舞台が! もしくは日常系なやつ! 『みなみけ』? 『らきすた』?

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