星の軌跡が消える日に~茅原実里サマーチャンピオン2020の思い出


あ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

終わっちゃう!!!! サマチャン2020が終わっちゃう!!!!

あと12時間でアーカイブの公開が終了しちゃう!!!!!!

行かないでみのりん!!!! 終わらないでサマチャン!!!!

どうしよう!!!! 泣きそう!!!!

8/1に行われた茅原実里ちゃんの河口湖無観客配信ライブですが、最初は「見終わったらレビュー書こう~夏の思い出をありがとう~!」みたいな軽めのノリだったんですけど、あまりにも良すぎて、感動しすぎて、文章がうまくまとまらなくて、でも早くしないとアーカイブの公開期間が終わっちゃうから、アーカイブの公開が終わるまでが今年のサマチャンだから、それまでに書かないと絶対絶対後悔するから…!! と、自分史上最大の焦燥感を持ってこの記事を書いています。なお書いたけど気に入らなくて記事を3本ボツにしています。どんだけ。

でもね、いやほんと、直前まで、9daysだ!やったー!いつでも見れるぞ!! って騒いでたじゃないですか、私。視聴後後悔しました。彼女が歌っているこの瞬間に、離れた場所だけど同じ空の下で見守ることがどれだけ意義のあることだったのか、と。

遅すぎる前言撤回ですがこのライブは時間の合う限りリアルタイムで見た方が良かったです。サマチャン2020は流れ星のようで、アーカイブはその尾の残光です。その残光が消えるのは9日の23時59分。今ならまだ観測できます。

無観客配信ライブは楽しさと寂しさの二律背反

無観客配信ライブ、楽しいと寂しいが同時に押し寄せてきてめちゃくちゃつらい。

実里ちゃんの、歌うのが楽しくて仕方がないという笑顔、はしゃぎぶり。本当にライブが嬉しそうなのに、カメラが映す舞台の客席はからっぽで。

ライブが配信で見れて嬉しいのに、嬉しければ嬉しいほど、現地に行けない悲しみが募って。

アーカイブを何回も見れば見るほどそれは強くなっていって。歌の投球コントロールがファウル気味でずっこけそうになったり(数か月ぶりのライブでしかも普段と環境が違うからしょうがないとは思いました、それでも中盤のインスト後はいつもの調子が少しずつ戻ってきたので逆に「調整してきたすげえ」と思ったりしました)曲間のMCがめちゃくちゃ長かったり(河口湖ライブでのめちゃくちゃなMCが全世界に配信されてるのか……と胸が熱いですね。歌を歌わない茅原実里はただの面白い姉ちゃんですからね)走塁のようにステラシアターを爆走しながら歌ったり(茅原実里は走塁しながら歌える)カメラがドアップになって化粧崩れからの毛穴を見つけたり(茅原実里にも毛穴はある)発見はたくさんあるんですが、どうしても「寂しい」。みのりんはたびたび「寂しい、皆に会いたい!」と言ってくれて、マジそれ~~~! って。

OP映像。ED映像。すごく嬉しかった。OPは楽しくてかっこよくて、これだけでも永年で有料配信とかFC会員はDLできるとかしてくれないでしょうか。あんなん見たら超行きたいっちゅうねん。何ならライブ無くても行きたいし春も夏も秋も冬もあの駅に降り立ちたいし富士山観に行きたいっちゅうねん。楽しい反面、夏の河口湖駅にあんなに人がいないなんて信じられない! 富士山への登山客や観光客でごった返してるあの改札前がですよ! 今すぐ行きたいよ~~~~~!!
EDも富士河口湖町の人々からのビデオレターで、ステラシアターの近くのファミマ、カフェ、居酒屋、ほうとう屋さん達そして副町長降臨で沸きました。あのメッセージを聞くと、あの観光地でこの方々が今どんな生活しているんだろうと胸が詰まって、もう今すぐ行けるのならTカード作るしカフェでパン大人食いするしピッチャーでビール飲むし~~~~!! って悶える~~~!!!!

齊藤Pが音頭を取ってネット上で集結したサマチャン制作宣伝部! スタッフとファンで会えない寂しさを乗り越える絆、なんて心強いんだろう。でも終わると途方もなく切ないし寂しいし、制作宣伝部として浸った11日間+サマチャン当日1日+アーカイブ期間8日間が終わってしまったらこれ以降はどうやって過ごしたらいいのでしょう!

ちなみにツイッターでアンケートを軽く取ったら「来年の宿を取る」がトップでした。行動力の化身~!

ステラシアターに宇宙を下ろした茅原実里と記憶の光

心に刺さって今後忘れられないだろう光景を一つだけ。

この写真。

無観客だからこそできる舞台構成。どうなっているかというと、階段状の客席にLEDライトを置き、アリーナで歌っているんです。真っ暗な闇の中で白い光が灯り、地上に顕現した星空のよう。まるで、宇宙でひとりぼっちの実里ちゃんが歌ってるように見えて、涙がダーダー出てきてもうダメ。

なんという孤独を背負っているんだろう。ひとりで戦っているんだろう。葛藤、後悔、寂しさ、喪失感。そんなもの達を背負いながら歌うのは現レーベルでのデビュー曲の『純白サンクチュアリィ』。

羽の色 白い言葉 純粋へと戻る
願いましょう 幸せになれ

視線の先には明るいステージとバンドメンバーがいます。彼女の胸に何が去来しているのか。切なくて切なくて、言葉では言い表せない。

ところで、みのりんの曲にはが出てくる曲がかなりあります。

Cynthiaとは月の女神Dianaのこと。

もっともっとあるよね。

そしてなんといってもこれ。

閃光のように眩しい、最新曲の『We are stars!』。

「私達は星」なんだと。

座席に置かれた白いライトが星のように見えたとして、その光は普段座席に座っている私達なんです。
あの瞬間の『星』は私達だったんです。きっと。

きっと。

『純白サンクチュアリィ』からの、いつも皆で合唱する『purest note』でそれは確信になりました。私達はこれまで確かにあの客席にいたし、今年は誰もあの客席に行けなくても、”星の光”としてあそこに確かに存在しました。その光は過去の記憶、思い出を宿している光。手を叩き、フラッグを振って、サイリウムを振った記憶が、河口湖ステラシアターを埋め尽くしていました。

来年以降、また観客を呼んでライブできるようになったらこんな画は見れないです。でもきっと私は、今年のこの光景を忘れることはありません。野外劇場に宇宙を下ろし星の中でひとりぼっちで唄う茅原実里。身を切るような孤独と、でも無数の光と共に「幸せになれ」と願う姿。これまでの思い出が重なって、胸を打ちました。

画像1

そしてその瞬間に立ち会えて良かった。遠く離れていても、空は繋がっているから。

空を巡る彗星のようにキラキラしたライブ。毎年必ず山梨へやってきて、そして来年の約束をして去っていって。
今年もまたやって来てくれた。それも、現地に行けない私達の記憶を星にして、約束のあの場所へ呼んでくれた。

素晴らしい演出でした。

『星の劇場』に再び行くために

"Stellar theater"の名のとおり、この野外ホールは空がとてもきれいに見えます。歌を聴きながら夜空を見上げると、月がくっきり映え、星がたくさんきらめいている劇場です。

本来なら現地に行けた人しか享受できない一晩限りの夜。でも今年は配信ライブとして、アーカイブとして8月9日の23時59分まで見れます。今この記事を書いてるのが9日の12時なのでもうすぐ見れなくなってしまう。

9日間も見せてもらえたのに、今はもう寂しくて寂しくて。この一夜の光輝く記録が永遠に観れるものではなくて過ぎ去ってしまうものということが寂しくて寂しくてたまりません。

きっと来年も開催される。きっと来年こそは現地に行けると今は信じることしかできない。そのために、来年のために毎日頑張っていこう。

なんか配信ページの下部にリンク張られてるんだけどアニメイトが開催記念ページを作ってくれててアルバムの『SPIRAL』の初回限定版に確か2018年のサマチャンのメイキング映像が入ってるんですよね。とりあえず私はアーカイブ公開終了したらそれを見ようと思います。よし、解決。これを機に持ってないソフトとか買っておこうかな。ていうかライブ音源CDってどれだろう。どれ? ここには無い? これ? あっヤバい、宇宙刑事みのりんポリス…

ヤバいやつだ……

ブラウザ閉じとこ……

これが私の2020年の夏の思い出

寂しい寂しい連呼してましたが、こんなに寂しい気持ちになるのは、本当に楽しかったからです。

超楽しかったです! ライブだけじゃない、#サマチャン制作宣伝部 の活動もとても楽しかったです! ワクワクしました! すべて今年の思い出です。

「皆に会いたい!」と強く言ってくれたみのりん。

私もだよ! こっちこそみのりんに会いたいよ! ていうか、逆に私の方がみのりんに約束を取りつけるよ!

来年もブログ書くよ! そして来年もみのりんのライブを楽しみにして、生きるよ!!


最後に。

サマチャン制作宣伝部。

ネットの片隅の、2019年のあのブログ記事を見つけて下さりありがとうございました。

前のブログ記事で話したとおり宇宙戦艦ヤマト2199のセレステラから私は茅原実里ちゃんを知りファンになり今に至ります。アニメも漫画も好きだけど基本的に一人のキャラに猛烈に入れ込むタイプではない私にとってセレステラは超異色の大好きなキャラで、つらい時も救ってもらえ……たことは特に無いな……(無いんかい)でもセレステラのおかげで実里ちゃんを知れたし2199面白かったしそういう意味では人生を豊かにしてくれたキャラクターなんです。ヤマトの他の作品には出ないしキャラソンも無い子ですが、私にとって運命的な子。そんなセレステラは劇中での肩書が「独裁国家の宣伝相」でして、私は今回茅原実里ちゃんを宣伝することで図らずも間接的にセレステラに恩返しできたのかもしれない。

なんちゃって。

宇宙戦艦ヤマト2199面白いし実里ちゃんがツンツン~~でキッツ~~い敵側の女幹部してて超カワイイので、あまり無い役柄だったと思うので未視聴の方はぜひ見てください。ネトフリとかアマプラとかで配信されてると思うので。

そしてヤマトファンはあの非業の魔女セレステラの中の人の”今”を、ぜひ見てください。そして一緒に河口湖ステラシアターへ行きましょう!

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