私と音MADと鈴と

この記事は「音MAD Advent Carendar 2023」に参加させていただいております。

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おうおいっす!

早よ寝よね夜は(はよねよねよは)と申します。
初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは。

先日開催されました、『音MADスタートダッシュ』という企画に参加させていただいておりました。生放送を見てくれた方もそうでない方もありがとうございます。
そしてなによりこのようなイベントを企画してくださった運営の皆さま、気持ちよく作れるような場を整えてくださったアドバイザーの皆さま、本当にありがとうございました。この1ヶ月間、最高に楽しかったです。

この記事が公開される頃には生放送のタイムシフトの期限は切れてしまっていますが、ニコニコ動画内にて「 #音MADスタートダッシュ 」というタグで検索をかけていただければそれぞれのアカウントから放送された作品の単品が上がっていると思います。興味があればぜひご覧ください。(私の単品はsm43109645 です。こちらもよろしくお願いします。)

(ガッツリ宣伝)

さて、ここから本題に入っていきたいところなのですが、この記事は完全に『私個人に関わること』のみで形成されています。
言ってしまえば完全な自己満足なので、音MADに役立つような知識の共有などは私ができる程度のものしかありませんし、読んだところであなたの人生がより豊かになるかというとそんなことは決してありません!

そして、なにより書きたかったことを全部詰め込んで書いているためおそらく

皆さんが想像している編集後記よりも恐ろしく長い

です。それでもいいという方のみ読むことを勧めます。時間を無駄にするという覚悟を持って読んでください。
読みたい項目の部分だけ読みたい!という方は以下に目次を作成しておきますので、書かれている場所まで飛んで閲覧してみてください。


(目次の量だけで見る気が失せて絶句しているドナルド)

・「早よ寝よね夜は」アカウント 誕生秘話

先に言っておくと秘話でもなんでもないので正直読み飛ばしちゃって大丈夫です。
アカウントを作ったきっかけは今年の9月頃に遡ります。その頃の私は色々と血迷っていたので、discordやTwitterなどの自分のアカウントを全部消したタイミングでした。現実が上手くいっておらず、インターネットに居座っていても解決の糸口がなさそうに感じたので一回ネット断ちをして自分一人で頑張ってみようみたいな理由です。(…というのは誠実な人間に見せかけるための建前で、正直に話すと単純に周りと比べて創作が上手くいっていなかったのであんまり視界に上手くいっている他人の情報を入れたくなくて消しました。)

当然昔からずっとネットに依存して生きていたので、アカウントを消した当時は死んだように生きていました。
見せる相手がいない絵も、一緒に遊ぶ友達がいないゲームも、共有する相手がいない動画を見るのも、なにもかも楽しく感じなくて、本当に虚無の中ただ惰性で生き永らえていると言った感じでした。

そんなある日、忘れもしない9/18(日)のことです。夕食を食べ終わってPCの前に座り、いつものように適当にニコニコで動画を漁って1日を終えようと思っていたとき、ふと『音MDM天』という文字が私の目に飛び込んできました。

↑決まってるね!(実は名前しか知らない)

この時点では、なんとなーくTwitterや動画サイトで見かけたことがある催しという程度の認識で、正直「へー、音MAD関係でなんかやるのかー。」くらいにしか捉えていませんでした。(本当に音MAD好きって言えたんかコイツ)
それでもその日も特にやることがあるわけでもなかった私は、本当に軽い気持ちで生放送の視聴を始めました。

あとはもう、皆さんが見たときに感じたものと同じものをそのままダイレクトにぶつけられたという感じです。この記事を読んでいるような人で見ていない人はいないと思いますので、語るに及ばず。

音MADを見ていたら絶対に一度は見かけたことのある作者さんたちから繰り出される、熱いバトルもの、怒涛の素材量で飽きさせないもの、最高にバカタレなもの、予想を裏切ってくるもの、自分たちがやりたいことをやり切ってくるもの、作品の世界観を短い時間で綺麗に描いているものなど、一日に摂取していい量ではない情報が全て脳に流れ込んできました。本当に今考えてもとんでもないですねこのイベント。

普段はコメントで「泣いた」「感動した」とか適当に打つこともあった自分ですが(カス)、このときばかりは本気で感動して泣きました。
音MAD自体はずっと好きで見ていた身ではありましたが、ここまで人の心を揺さぶることができるものなんだなと改めて思いました。
今年に入ってから一切褒められた行動をしていなかった私ですが、唯一褒めるならこのときに生放送を見る選択をしたのは英断だったなと振り返ってみても思います。
もしこのときに夕食を食べ終わる時間がズレてたりYouTubeで動画を見る日にしてしまっていたら(ニコニコだけでなくYouTube見て時間を潰すこともあったので)、今こうして記事を書いている私は存在していません。言ってみればこれが第一の分岐点です。


そうして生放送の熱に充てられた私は、音MDM天の中でも一番衝撃を受けた作品である『女の子がかわいい合作(変わるかもしれません)(sm42784298』に登場する『Aquariusの女の子(通称Aqu子)』のFAを(へなちょこ画力なため丸一日空いてしまいましたが)完成させ、Twitterアカウントを作成し投稿するに至りました。

↑本当にかわいい 結婚したい


見ていただいたらなんとなくわかると思いますが、私のイラストは特に目を引くというわけでもなく、投稿頻度もそれほどでもないため、タグをつけたものの最初の1日は0いいねだったような覚えがあります。それでも、日付が経つにつれて少しずつ確実に見ていただけるようになって、拡散してくださる方も増え、じわじわと『なんか音界隈周辺で絵を描いている人』という感じで認識していただけるようになりました。

正直、誰にも見てもらえていなかったら恥ずかしさから多分またアカウントごと消していたと思うので、ここも第二の分岐点です。(最初期に見つけてくださった方々、皆さんのおかげで今こうして活動できています。本当にありがとう。)

・音MADスタートダッシュ お誘い編


そうしてこの辺りの界隈に馴染もうと頑張りつつ、なんとなーく生きていたときでした。Twitterで例のアンケートを見かけました。

(今考えたらなんだこのハートマークは)

これを見かけたとき、私は最初(うーーーん、これ別に私が答えても答えなくてもなんも変わらないよな〜…)みたいに考えていました。単純にめんどくさかったというのもありますが、基本的にアンケートなんて慈善事業というかやりたい人がやるものというような思考があって、無理して書き出すほどならやらなくてもいいか…という感情と、なんならまだ期間あるしなぁという思いが大きかったというのが事実です。(←めんどくさがって選挙の投票とかも行かない自分の意思が欠如している人)


そうして日付が経ち、たまたまどなたかの引用RTで「こちらの回答本日が最終日です!」という文言とともに再度そのアンケートが回ってきました。
最終日と聞くと焦りがちなのは割とあるあるだと思うんですけど、せっかくだしギリギリだろうと一応見る専ではあるし答えておいた方がいいかなという気持ちが突然湧いてきました。そうして好きな作者や好きな作品を羅列し、アンケートに回答するに至ったというわけです。なんでもないようなことに見えてここが第三の分岐点ですね。

アンケートに答えて間もなく、主催であるピンクの象さんから「先日回答いただいたアンケートの件で伝えることがあるため、DMの解放をよろしくお願いします。」というような内容の怖すぎ文章が送られてきました。正直、もしかして何かしてしまったのかなと思い当時は本気でヒヤヒヤしていました。(好きな音作者の名前ミスったかな〜というのは流石にネタだとして、本気でなんか記入漏れとかやらかしたかなと疑いました。)

もちろん実際には怒られたわけではなく、内容は「音MADスタートダッシュ」のお誘いでした。

参加者の皆さんの中にはかなりすんなり受け入れてすぐに参加を表明した方もいたらしいのですが、私に限った話で言えば
音MAD制作に時間が割けるか予定が不明瞭(正直これに関しては言い訳の理由の一つで、実際は予想していたよりも充分に時間を取ることができました。)
というのと、
私自身が陰キャすぎてこういった催しに参加して何かを楽しむというのにあまり積極的ではないタイプ(変に物事を厭世的に見る腰が重いひねくれ野郎というだけで、参加したらしたでなんだかんだ楽しむ人間ではある)
というのが前提としてあったので、最初は参加を見送ろうかなと考えていましたし、この時点でどう断ろうかというのまで考えていました。

せっかくいい機会なのに参加しないのか

私のアンケートの回答が遅かったせいで応募の猶予があまりなかったというのもあって悩んでいた時間自体はそこまで長くないのですが、本当に結構ギリギリまでどうしようか悩みました。(音MADスタートダッシュの生放送にて私の作品が流れるのが最後の方だったのはこれに起因していると思っています。)

ですが、音MDMきっかけで見るようになった「音MADラジオ」にて音MADスタートダッシュの詳しい内容が次々と公表され、アドバイザーの面々の豪華さを見て比喩抜きで驚きの声が出ました。そしてこの放送に後押しをされる形で、(もしここでこのチャンスを逃したら私が音MADを作る機会が来ることは未来永劫ない。音MDM天に続いて、これは天が私に音MADを作れと言っているのかもしれない。)という勝手な解釈と独りよがりな思いを胸に、参加を表明するにいたりました。
言わば運命を変えてくれた人というわけですから、今では誘ってくださったピン象さんのことは大好きです。機会をくださって本当にありがとうございました。
正直すぐに参加表明しなかった理由の中にDMがピンクの象さんからで、しかも普段見かける姿とは違ってめちゃくちゃ丁寧な定型文だったから普通にちょっと怖かったというのがあったということは伏せておきます。

・音MADスタートダッシュ 参加期間編

・素材決め、曲決め

曲と素材を決めてからじゃないと
事が始まらない        

正直参加すると表明したのはいいものの、勢いだけで参加してしまったため素材や曲を何にするかは全く決めていませんでした。何か好きなものを音MADにしようにも、人より精通している趣味が本当に音MADを見るくらいで(それすらちゃんと見ている人には及ばないので本当に浅い)、これを素材にしたい!みたいなものが特にありませんでした。
それならいっそニコニコオールスターみたいなのにしようかなとも一瞬考えましたが、おそらく素材集めだけで期間が終わりそうなのと、初心者には扱い切れないと感じたのでやめました。

どうしよ〜なんも決まんね〜と思いながら、マイリストを眺めていたときでした。私が最初に作ったマイリストの一番下、自分が初めて見た音MADである『初代ポケモン図鑑 で マトリョシカ(sm14449500)』が目に止まりました。

あっ高齢しかいない!
(例の宗教動画)
(手元に画像がなかったため柴田理恵さんで代用)

かくして、素材は『初代ポケモン図鑑』で決まりました。ポケモン図鑑改訂シリーズ自体大好きで昔からよく見ていましたし、シリーズの構成に則るならそこまで難しい編集が要求されるものでもなさそうだったので、最初に選んだ素材としては個人的にかなり100点に近かったと思っています。

素材が決まったので次は曲です。
実はこれに関しては割とすんなり決まりました。『CƟNCᒧUSIƟN CƟNNE✕IƟN 〖音MDM〗 (sm33769302)』(以下『コンコネ』と略す。)です。この曲を選んだのは、単純に自分が大好きで何周もしている(なんなら月1でコンコネで検索かけて上がっている派生作品まで全部見ている)作品というのが一つ目の理由。おまけにインスト版が存在してくれているおかげでめちゃくちゃ音作りがしやすいというのも後押しでした。
そしてなんと言っても完成度が高すぎるため、フォーマットとして選ぶには文句のつけようがない作品です。(「フォーマット」の使い方が正しいか不安ですが、要するにかなりわかりやすく形式が決まってくれている作品だということを言いたい。)
それならば、あとは見よう見まねでも形式さえある程度なんとかできれば、多少技術が粗くても作品としての見栄えはなんとかなるように感じたから、というのが二つ目の理由です。(この決断のせいでのちに痛い目を見ることになりますがそちらは後述します。)

そんなこんなで、私が最初に取り掛かったのはサビ前のノーゲームノーライフの主人公である空が「クーロン力が消滅し〜」と語るパートです。このときに本当にReaperに初めて触り、ただ名前を並べただけなのに先人たちのポケモン図鑑改訂シリーズのようになって、おお〜と1人で感動したりしました。(ここは進捗として提出した時点でもかなり好評で嬉しかったです。)

そして特に苦労もなく1パート分が完成して次のパートの音声に取り掛かっていたときでした。気づいてしまったのです。

果たしてこれは全編ポケモン図鑑で作って面白いのか? ということに。

(コンコネを初代ポケモン図鑑のみで作り切って欲しいと思っている内なる人格)


たしかに、ポケモン図鑑改訂シリーズの作風を考えたら全編ポケモン図鑑でもさして違和感のある作品にはならないでしょう。
しかし、あのコンコネを曲として選んだのですから、単一素材で作るよりも私的オールスターというか、何か素材を多めに使ったものの方が楽しくなるんじゃないかと思い始めました。そして、その結論はすぐに出ました。

「ポケモン」という括りの私的で作ればいいんだ!

↑おお   いいね
おお  まじか  おお
いいね   かっこいい おお


「ポケモン図鑑」に限定してしまうと好きだという人はそこまで多くないかもしれませんが、「ポケモン」という大きな括りで考えれば誰もが一度は通ってきた道だと思いますし、好きな人も多いはずです。(かくいう自分も珍しくシリーズを欠かさず買っているタイトルでもありましたし、言わずもがな大好きなコンテンツです。)

そしてなにより、私の中の一つの指標として
生放送で流れるからにはなるべく多くの方に楽しんでもらうために、できるだけ幅広い層に刺さる作品にしたい
という思いが大きかったというのもあります。
これは使いたい曲にコンコネを選んだときもかなり似たような感じで
初投稿の作品集をわざわざ生放送まで見に来てくれるくらい音MADを熱心に見ている層なら、絶対にコンコネ好きだからみんな喜んでくれるだろう
という視聴者の皆さんの思想を逆手に取ったような、ちょっとズルい思考も含まれていました。なんていっても自分だってつい最近まで完全な見る専だったわけですから、そういうところに対してもフォーカスを当てていました。セコ

でもだからと言って、私が視聴者の皆さんに完全に媚びに媚びた作品を作ったかというとそうではなく、ちゃんと大好きな曲を大好きな素材で自分がやりたいと思ったことをかなり意識して作っています。(そうじゃなきゃ多分完成していない。)
そして言ってしまえば私にはその度胸がなくできなかったからこそ、音MADではあまりメジャーではない曲や素材で作品を作りあげている一部のスタートダッシュ同期の皆さんは本当にカッコいいと思っているし、尊敬しています。

少し話が逸れてしまいました、本題に戻ります。

こうして、「ポケモン」という括りで作ろうと考えるようになってからはかなりスムーズに作品の完成を想像できるようになりました。
ここからは、作成したパートごとに音声や映像にかけたこだわり、生放送のコメントを見て感じたことなどを全てまとめて解説していきたいと思います。


・作品解説

《冒頭-SEパート》

【音声】
原作通り、SEのみで構成されたパートです。
3世代のものが多いのは(なんなら前半に至っては全て3世代のSEなのですが)、単純に探し始めた時点で最初に簡単に見つかったからです。もちろん、やりこんでいた世代でイメージしやすかったというのも理由のひとつにあります。
一応前半は手前にいるのがトレーナーなのでフィールド上で聞くような音やバトルのSEがメイン、後半はピカチュウなのでポケモンの技のSEや追加効果のSEがメイン、と言った感じで軽く分かれています。(色合いをうっすら変えているのは原作準拠。)
入れ替わる部分にあたる場所でオーキド博士に図鑑を見せたときの音と初代はかいこうせんの音を重ねることで、グラデーション式に繋ぐことをほんの少し意識しています。

実は3世代以外のSEは動画から切り取って使おうと考えていたため、最初はかなり苦労しました。途中でアドバイザーさんから7世代以前のSEが揃っているサイトがあるということを教えていただき、その後のSE選びはかなりスムーズになりました。本当にありがたかったです。(よく考えたらこれを教えてもらっていなかったら締め切りに間に合っていないと思われるのでめちゃくちゃ助けられています。これに関しては本当に感謝してもしきれない。)

【映像】
コイツがギリギリで提出することになった1番の原因であり戦犯です。まず素材集めの段階で下手な1パートを完成させるよりも時間がかかっています。探す時間がそこまで取れなかったため、基本的にRTAやポケモン技エフェクト集など、装飾があまりされていなくて切り抜きやすい動画を多く使っています。(よく見るとポケモンや主人公の名前が「あ」みたいな適当な名前だったり、バトルで使用されているポケモンが被っていたりするのはそれが理由。)
動画の構成上、複数の動画を同時進行で並べることになるためプレビューが重くなりがちで、コマ合わせにすらかなり苦戦を強いられました。映像もだいたい50種類の動画を切り取って使っているため、どれがどれだよ!となり発狂しかけましたが最終的に「一度50種類の動画を流したものを1枚の映像として出力し、それを背景として使う。」という脳筋戦法で攻略しました。シーンというのがあったらしいのですが私には使いこなせませんでした泣

ただ構成を真似するだけでいいなら映像経験なくてもなんとかなるだろ〜と軽く考えていた頃の自分をぶん殴りたいですね。皆さんは映像を舐めないようにしましょう。

手前を走るトレーナーは3世代FRLGのエンディングのものを使用しています。運良く1ループ分草原を走るシーンがありセルフGBのようになってくれていたので、切り抜きはそこまで困りませんでした。切り抜いた際にドットが残ってしまって違和感があったところはマスクを使ってうまいこと削っています。
ピカチュウのドットアニメーションに関してはネットで拾ったものを許可も取らずにそのまま使っているので、多分訴えられたら問答無用で負けます。作成者の方には、勝手に使ってすみませんでしたとこの場を借りて謝罪しておきます。

いっぱい使って怒られたんだよ…

【その他】
進捗の時点で、アドバイザーさんから「聞いてて気持ち良くてつかみがバッチリ」と言ってもらえたのが何より嬉しかったです。実際、生放送でも「!?」「もうやばい」「神」みたいなコメントが見受けられて、序盤からかなり引き込まれてくれた方が多かったのかなと思います。苦労した甲斐があって大成功で良かったです。

気づいた方がいるか不明ですが、実は「オーキド博士に図鑑を見せたときの音」は映像とは合致していないものになっています。
映像はだいたい70匹以上埋まっている図鑑以上を見せた時のセリフ、音声は0〜50匹程度埋まっている図鑑を見せたときの音です。(図鑑の完成度によって図鑑を見せたときの音が変わってしまう仕様のため。)これに関しては動画サイトを奔走しましたが、〜50匹埋まっている図鑑を見せたときのものが一切見つからなかったので諦めて映像のみ別のものにすることで妥協しました。
本筋とは一切関係ないですが、偶然にも図鑑用の動画を探していた日にとあるVtuberが3世代であるFRLGの図鑑埋めをする、というタイムリーすぎる生放送をしていたので私に天使が舞い降りた!とばかりにオーキド博士に図鑑を見せるシーンを1から再生して血眼で探す、なんてこともありました。結果はお察しの通りです。おのれ伊藤ライフ
それと最地味変更点として、見にくさ軽減のためピカチュウの影の透明度が単品では下がっています。


《冒頭2-SVランクマポケモン解説パート》

【音声】
タイトルの時点でポケモン図鑑というかなり古めのネタ。そして一つ前のパートが3世代のSEがメインだったと言うのもあり、あまりに過去世代の素材で固まってしまっていると感じたので(さらに以降のパートも過去世代のもので固まると予想されたので)、思い切って最新作のSVのポケモンたちを全面に出す方向になりました。(DLCもそろそろくるのでまだ買っていない皆さんはSV買いましょう。)

名前を2単語(2単語というか2文節?)で縛っているのはポケモン図鑑の読み上げ素材自体は大量にあり、組み合わせ次第でほぼ全部作れてしまって面白くないかなと思ったからで、他に深い理由はないです。ポケモン図鑑改訂シリーズは「いやその読み上げは無理があるだろ」というのが面白さの一つだったりするので、読み上げを完璧にしすぎない。というのがこのパートを作る上でかなり重要視していたところだったりもします。

【映像】
ここの映像は正真正銘最後に埋まったパートです。文章を考えるのが苦手なため(このnoteを読んでくださっている方は既に薄々気づいていると思いますが)、考えて文字を打ち込むだけなのに一晩中やっても終わりませんでした。本音を言えばもっと凝ったパートにできたと思っていますし、当初はそれぞれのポケモンがテラスタルするシーンにしようかなという案もありました。(これまた素材となるシーンを集める時間が足りず断念。)
一応文章は全て自分で考えました。初代に関わるポケモンに言及が多いのは初代ポケモン図鑑だからというのを少し意識して作っています。(音声の方と併せた話になりますが、「赤いストライク」「ウーラオスツー」など初代に絡めた表現をしているのもこの意識から。)
しかし、そもそも読ませる気がない量の文章を一度に羅列してしまっている上に切り替えも早いので、よく考えなくても見ただけでかなり不親切だなと伝わってしまうパート。見返すとかなり粗を感じますね。

【その他】
正直ここに関しては単品の投稿に際して丸々変えるつもりでもありましたが、1パート分を完全に入れ替えた動画を作るほどは時間が取れなさそうなのと、初投稿で作ったものはどれだけ拙くてもやっぱりそのまま使おうという思いで据え置きになりました。ちなみに私のポケモンSVのランクマ成績はマスターを何回か踏んだことがある程度の完全なるなんちゃってポケモントレーナーなので、文章について間違ったことは書いていないとは思いますがあまり参考にするのはおすすめしていません。(自動対戦構築が流行る前からスカーフコノヨザルの「いのちがけ」で奇襲して喜んでるようなバカタレだったので。)


《繋ぎ-しりとりパート前》

【音声】
これはかなりわかりやすいと思いますが、大好きな作品の一つである「ヒカキンにCƟNCᒧUSIƟN CƟNNE✕IƟNを無理やり言わせまくってみた 【合作単品】sm34040202)」をリスペクト、というかほとんど構成丸パクリしています。ピンピ〜ン。おふざけしつつ先人の力を借りることができるパートなので割と気楽に作れました。大好きな「ウッソー(ゴースの逆再生)」も入れることができたので大満足。
次のパートに移る直前のパソコン起動音は、ボックスから色んなポケモンを集めてくるようにここからポケモンオールスターが始まるぞ!という狼煙(かっこよく言い過ぎ)の役割も兼ねています。

【映像】
映像も先述の通り完全にリスペクト。フォントも特にこだわっていないです。音だけだと寂しく感じるので、パソコン起動音に合わせてロトム図鑑をうっすら映すというのは結構ギリギリで入れた案でした。

【その他】
生放送後から単品投稿に至るまでこれが一番大きかったことなのですが、作った時点では「なんだー?」は単純に先述のHikakin_maniaの「なんだ?」というセリフに寄せつつ、「サンダー」の音声が使いやすいかったのでそれをそっくりそのまま使ったというだけの理由でした。
しかし、生放送で「なんだ〜?(ひろし)」「ひろしじゃん」「山本隊員だ」などのコメントを見て、そういえばひろしの持ちネタに「なんだー?」ってやつあるじゃん!!!と言われて初めて気がつきました。本当に目から鱗でした。(ロバートちゃんと見とけよ)
そういった理由で単品の方にはロバートの顔写真が追加されています。これは皆さんがこのパートを完成させてくれた、と言っても過言ではありません。本当にありがとうございます。

Wikipediaからダウンロードしたら画像サイズが謎に4000×3000とかあってビビったひろし


《序盤-しりとりパート》

【音声】
ここは一番時間を使いました。ポケモンに関するオールスターでしりとり…って考えたときにポケモンに関していて流行ったものを片っ端から書き出して、上手く繋がるようにひたすら並べていく作業でしたが、これはかなり面白くもあったので苦痛には感じずできたのは良かったかなと思います。
クーリアンセをそのまま使うというのと、最後を「ン」の音で終わるスピリットバーンにして爆破させて〆というのは比較的初期に決まったため、間を埋めていく作業がメインになっていました。

しりとりで繋ぎ切るという構成上、単語と単語同士は上手く繋がってもそれ以降の繋がりが途絶えてしまったり長さの都合上使えなかったりして、没にしてしまったものも結構あります。
(没にした繋がりの一例
・さざめけ…→ケンホロウに決めました→タイプ相性をご存知でない!?
・お前ら人間じゃねえ!→エレキネット!→トゥートゥー→ウケるんですけど〜      
・キングラーお前いい加減にしろよ→欲張り侍
など)
最終的に「レジギガガガガガガ→カビゴンである必要性がない」の繋ぎで濁点を取ってしまったのと、素材として好きすぎるあまり入れた韓国のレジロック(「韓国のレジロック」という言葉を発しているわけではないので厳密にはレギュレーション違反。キンガーク…みたいな感じで発している声の方の終わりの音を「ク」にして、一応クーリアンセに繋がるように寄せたのでギリセーフだと思っている。)のゴリ押し感だけが少し心残りです。悔しい。

【映像】
その発音があったシーンを切り取ったのち、並べる作業がメインでした。フォントが『きんいろサンセリフ』であるということは早々に特定できた(というか原作の音MADのコメント欄の時点で言及されている)ため、下の字幕の再現はかなり良くできたかなと思います。(「何やこの厨パァ!」がひらがななのは、「厨」の字がこのフォントに対応していなかったからです。)
それと、浦和高校の映像が「ダークライ」と答える前のものではなく「らき☆すた」と答える前のものを使用しているのは音声と映像を合わせるためだったりします。(「ダークライ」の前のシーンだと実況の人が「浦和高校」ではなく「浦和来い!」みたいに言うためセリフと映像が合わなくなる。)

頼むウケてくれ〜と思って入れたものがちゃんと言及されまくっていて嬉しかったネタ↓

これをインドぞうと言い張る勇気
(許可してくれたピン象さんもありがとう)


【その他】
元々本家ほどわかりやすい繋ぎでは無かったのである程度覚悟はしていましたが、生放送で「しりとりじゃないのかよ」と言われたのをきっかけにIt'sピカチュウウウウウウ!!とファアアアアア!!は一つの字幕として帯に収めることになりました。(生放送時点では分けていたため、ここでしりとりが途切れていると感じたのかもと思った。)
コメントしてくれた本人は特にそんなことを考えていなかったかもしれませんが、結果的にブラッシュアップに貢献していただいたのでかなり感謝しています。
その他で言うと、単品には「精子って臭いの?(カメックスHSI空耳パート)」の直前にうっすらフェードインしてくる「驚愕の笑顔の〜」という部分の音を足しています。本家のセックス!の前のセセセセセ…の部分のような刻みのように演出できたかなと個人的には思います。あとは一応色調もほんの少し変えていますが正直誤差の範囲。


《中盤サビ前-語りパート》


【音声】
先述した通り、ここはかなり初期構想のままです。ポケモン図鑑改訂シリーズの良さをそのまま詰め込んだようなパートになっています。サビに繋ぐためにポケモン図鑑にこの後POKELOIDにバトンタッチをするということを示唆する発言をさせるというのは独自のアイディアでしたが、思ったより上手くハマって良かったです。

【映像】
コマ送りでポケモンの名前を並べただけなのでそこまで労力はかかっていない…ように見えて映像を舐めていたせいでめちゃくちゃ苦戦したパートです。文字ごとに大きさが違って何個もオブジェクトが並ぶのが鬱陶しくなったため、最終的にスマホアプリのibisで外出先などの隙間時間で文字を並べ、それをpng透過保存したものを一枚の画像として使っています。(よく見るとかなりガタガタなのでぼかしで誤魔化している。)探している時間がなかったのでフォントも適当です。(改めて文章にしてみたら酷すぎパートかも)
サイドンのシーンの◇のエフェクトっぽいのはマスクを時間経過でいい感じに、ファイヤーオニドリルのシーンの線がクロスしているようなエフェクトは単純に線を4つ作って時間経過で移動させています。これも見よう見まね。

【その他】
このパートに関してはコメントは目立つものは特に見受けられなかったかも。(前のパートがバカタレ寄りのオールスターパートだったということもあってそっちのネタに言及しているコメントが多かった。)それでもここは繋ぎのパートとして、一瞬の箸休めのような役割を担ってくれていたと思います。

一休み、一休み…


《サビ-POKELOIDパート》


【音声】
これはもうポケモンの鳴き声で作ろうというのはポケモンオールスターで作ろうと決めたその日のうちに決まりました。(というか、POKELOIDとコンコネのサビの相性そのものが既に良すぎる。)
こだわりとしては、このパートに登場するポケモンの鳴き声のピッチと速度は一切いじっていません。長さに関しても、そのポケモンの鳴き声の良さを失わない程度に切って調節しています。逆にあまり音声を弄らなくて済んだため、枠組み自体は比較的早めに完成したパートでもあります。

あと、今まで作ったこともないくせにPOKELOIDには何故か自論があって、
『極論をいえば音階ごとのポケモン(ド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ、の12音が出せるポケモン)の鳴き声を揃えてしまえばそれで事足りるようになってメンツの変わり映えがしなくなるので、音程や音階をピッタリ合わせるということよりもリズムがハマっているか、を意識して色々なポケモンを選ぶ。』
という謎の縛りがありました。(初作品で既に勝手なプロ意識みたいなのあるの本当になに)

どうでもいいですが、一番最初に決まった鳴き声はリスペクト元のコンコネにも存在しているピカチュウと、つれないな〜(c#)を担当してくれたダルマッカです。


【映像】
ここはコマ送りしながら動きを確認して、極力原作に忠実に作りました。わかる方にはわかるかもしれませんが、『TAぼかし登場』という動き始めの登場シーンにだけブラーがかかったような演出をしてくれるスクリプトにはめちゃくちゃお世話になっています。間隔やぼかし具合など、細かな調整も効いて何より直感でわかりやすいのでおすすめです、個人的なMVP。

背景に関しては適当に置いてしまったため白の画面占有率が高く、イラストも静止画なため最初は少し味気ない感じになってしまうかなと心配でした。途中、動くドットのアニメーションを使うのはどうかといってくれたアドバイザーさんの方もいて自分もいいなと思ったのですが、ドットアニメーションのサイズ自体が小さく他のイラストのサイズと合うように引き伸ばしたらかなり違和感が出てしまったのと、全体で統一感を持たせたかったので最終的には公式イラストでの統一となりました。
中心と比べて縁だけボケているのでぼかしマスクをつけよう、途中から色調が黄色っぽく変わっているのでトライトーンで調整しよう、と言ってくれたのもアドバイザーさんなのでここの演出に関してはアドバイザーさんにかなり助けていただいています。

【その他】
「ポケモンで世代がわかる所も好感が持てる」というのがありましたが、これは本当におっしゃる通りで、脳内でここの鳴き声どのポケモンにしよう…というときに脳内再生できて引っ張り出せる位置にあったのが当時めちゃくちゃハマっていて聞き馴染みのあった3〜5世代のポケモンだったということです。(なんとなく年代バレてそうなので少し恥ずかしい。)
あとは「○○(ポケモン名)が完璧」「○○(ポケモン名)よすぎ」などのコメントもとても嬉しかったです。皆さんがこの鳴き声ハマっているなーと感じてくれるところが一つでもあったら嬉しいです。個人的に最ハマりしていると思っている鳴き声は原作でいうとSwitchのロゴのカチッ…!という音の所にあたるダンゴロです。音の響き方含めて完璧すぎ。
あと見直してみて、単純にむしタイプとみずタイプの鳴き声使用率がかなり高いな〜と思いました。(みずタイプは元々母数が多いので妥当ではあるのですが、むしタイプが多いのは完全に個人の好み出てますね。)

《終盤〆パート+語り》


【音声】
ここにオーキド博士の語りを入れるという発想は、『MAZƟCᒧUSIƟN MAZƟ✕IƟNsm39400167)』のリスペクトです。こちらもめちゃくちゃ好きな作品の一つ。
語り自体は映画のとあるパートから持ってきたものなのですが、共に生き〜のあとに挟まる「たまには喧嘩をしたりして」という文章と冒頭にあたる「この星には 不思議な不思議な生き物がいる。空に、海に、森に、街に。世界中の至る所に、その姿を見ることができる。」という文章をパートの長さの都合上丸々削っています。(本当は全部入れたかったがとんでもなく早口になってしまったため断念。)
全然関係ないですけど、石塚運昇さんの声っていつ聞いてもいいなあと作っている時に改めて思いました。わっしが行くよぉ〜。


【映像】
先述した通り、冒頭のパートを作るのがかなり遅れてしまった影響でパートとして完成したのも細かい調整を除けばかなり最後の方でした。こだわりに関しては冒頭パートの方で解説したので割愛。

【その他】
自信を持っていたリスペクトだったので何人かに「ここの語り最高」みたいに言われていたのが嬉しかったです。地味に生放送では入れられなかったセピア風のノイズが単品作品の方には入っています。(間を調整するためにオーキドのセリフの位置も生放送と単品で若干変わっているが、ここに関しては普通に変えなくて良かったかもしれないと少し後悔。)

余計なことしたんです


《番外編-サムネ+タイトル》


サムネは本当に最後の最後にギリギリで作ったためポケモン図鑑、とGoogleで調べて出てきたものを切り取ってほぼそのまま貼り付けています。
一番デカく写ってるのが初代ポケモン図鑑。後ろにちらっと見えるのは左からロトム図鑑、4世代ポケモン図鑑、3世代ポケモン図鑑です。(今見直したら本編には一切出てきていない図鑑を使っているのであんまりサムネ感がありませんね。)
フォント選びも結構適当で、文字は「きんいろサンセリフ」というフォントをリサイズして使っています。このフォント好きすぎだろ。
タイトルはTwitterでも言いましたが、特に考えていなかったのに「CƟNNE"✕"IƟN」と「Pokéde"x"(ポケモン図鑑の英名)」
の部分が奇跡の噛み合いを見せ、本当にこの組み合わせにして良かったとかなり感動しました。

あと、生放送で私の名前とサムネ、タイトルが流れたときに「知ってる人きた」「絵描いてる人だ」「マジで期待」みたいに言ってもらえたのも、それまで緊張していたというのもあって温かく好意的なコメントに感じてかなり嬉しかったです。(でも恥ずかしいので絵描きとしてはあんまり認識しないでほしい自分もいる。)←めんど

・音MADスタートダッシュにおける人との交流

ここに関しましてはほとんど書くことがありません!!!何故なら陰キャすぎて人との関わりを持とうとしてこなかったため、スタダの期間中に会話した人間が脅威の とそちか(@tosochika)さんのみ で、挙句の果てに 全然関係ない昔の動画で盛り上がってスタダに関する話をほとんどしていません! なんなら通話自体も向こう様から誘っていただいています。(流石に生放送後には少し参加者の方々と話したりもしました。)

動画へのアドバイス自体は進捗を上げるたびにブラッシュアップの提案、エフェクトの再現方法などを提示してくださる方がたくさんいらっしゃいました。個々人間で交流があったわけではありませんが、何かと助けていただくことが多く、個人的に一番お世話になったのはエロう丸イクイクイクイクイクイク(@pic65233129さんです。ここで素直に褒めたら本人のキャラが崩れるとかそういうのは知ったこっちゃないので書かせていただきますが、技術面やメンタル面含めて色々なことを手厚くサポートしていただきました。本当にありがとうございました。

私がとそちかさんから通話に誘われたときにパワハラ通話警察として飛んできたクソデカ文章(メンション付き)(こっちのが怖い)(心配しているんじゃなくて絶対面白がってるだけだろこの人)


・締め

語りたいことは以上で全てになります。
いかがだったでしょうか?見直してみて思いましたがアカウントが生まれた経緯から書くのはいくらなんでも風呂敷を広げすぎてしまいました。本当に申し訳ありません。ここまで読んでくださった方は本当にありがとうございます。途中まで読んでくださった方や最後だけ読んでいる方(そんな人はいない)もありがとうございます。

久々に駄文を書き殴ったので、言いたいことや伝えたいことがとっ散らかってしまいましたが、私としては書きたいことを全部書くことができて本当に満足です。これら文章に何か少しでもいいなと思ってくれるものがあったり、私のこめた思いを少しでも感じてくれたりしたら、それ以上に嬉しいことはありません。
この企画を通じて、私は音MADがさらに好きになりましたし、参加者のみなさんやアドバイザーの皆さんと交流する機会もいただけました。これからも、そういった色んな人との繋がりを大切にしていけたらなと思います。

それでは、この記事をもって私の音MADスタートダッシュは一区切りということにさせていただきます。これからも、イラストや作品で大好きな音MADに貢献していきたいと思いますので、ご声援のほどどうかよろしくお願いします!
ここまでのお相手は早よ寝よね夜は(はよねよねよは)がお送りさせて頂きました。

またね!


おまけ-私のスタダを象徴したイラスト

絵描いてたせいで公開遅れてるの本末転倒すぎだろ
うるせえ!



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