教育心理学 2019/09/25

1.学級集団の特徴
学級集団とは、人為的に編成された教育目標達成の場として制度的に定められた公式集団(フォーマルグループ)対比 非公式集団
また、制度的に組織化された公式集団の中に自然発生的な非公式集団が含まれる二重構造を持っている集団

活動を続ける中で子供同士の交流が活発化すると、仲良しグループのような形で心理的な結びつきによる下位集団ができる。

*同調行動に対する影響力は公式集団よりも非公式集団の方が大きい。

学級集団
・がっきゅうの構成メンバー
(児童・生徒)+(教師)
教師の児童や生徒への関わり方や彼らに対する姿勢が学級のあり方に大きな影響を持つ。

学級集団の特徴
集団の発達を通したそれぞれの子供達の成長
↑教師の指導のもと、集団で共に学び共に作業する。→1人ひとりの子供達の変化・人格形成・知識発達を促すこと。

学級集団の継続時間
1年ないしは2年といった比較的短い期間で学級が解散し形成されることを繰り返す。
→それぞれ子供に異なったタイプの教師や多くの仲間と交流させることで質的な教育機会の均等を図る。

*様々な人との出会いを通して精神的な成長を促す

2.学級集団の機能
(1)学習の促進
・教師による一斉指導が主流
・子供同士の学び合い:子供同士で協力して課題を解決する、競争もする→個人学習では得られない動機付けや知識の幅の広がりなどの教育効果が生じる。

他社の存在によってパフォーマンスが向上する現象:社会的促進
低下する現象:社会的抑制
一般に 十分慣れ親しんだ課題の実行→社会的促進が生じやすい
一般に 困難な課題や学習が不十分の時→社会的抑制が生じやすい

(2)社会化の促進
教師や同年代の子供と共に活動することで社会的規範や人間関係の技術などを学ぶ。そこで社会化の過程を進める。つまり、自分の所属する社会の価値基準やルールを体得していく。
*教師や仲間との相互作用で育まれる。

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